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主にアイドルちゃんについて書いています

12/28(金)プラチナムBIG4第二章・ぱすぽ☆渋谷公会堂(18:30~)*長文

2012年12月31日 | アイドル
第一章からの続きです。

夜の冷たい雨の中、会場前に並んで待つ。
3月の中野サンプラザでもそうだったけれど、
「ホールのコンサートなのに整理番号順入場で全席自由」というアナーキー設定。
あの日は雨+春の嵐で、今日より肉体的にしんどかった(笑)。
ボクはBグループ。より早く入場したAは1200名前後いたらしい。
ソールドアウトだからこれくらいにはなるのか。
2階の中央あたりの席につく。最後までまったく視界が遮られなかった。
ボクの周囲にいた人たちが皆まともで良かった(安堵)。
ステージ全景と、びっしり埋まった客席が同時に目に入る素晴らしさ。

今年最後がこれだからというのを抜きにしても、
ぱすぽ☆、そしてそれ以外にも2012年に観たライブ、コンサートの中で最高の出来だった!

予定時間を14分ほど過ぎてフライト開始。
大きな会場・満員・年内最後など好条件が重なったせいか、「最終決戦」感がものすごい。
1曲めに「LA LA LOVEトレイン」がいきなり来て、おそらくパッセン自身でも
驚くくらい場内のヒートアップ。バックドラフトの炎の如くである。
ステージ上には、遠くからでもパフォーマンスがわかるように映し出される
大きなスクリーンがあるくらいで、それ以外のセット・舞台装置の類はなし。
MCも最低限で、ひたすら骨太にストロングスタイルがたたみかけられる。

8曲目「Withxxxx」でのなおみんソロパートでグッときたり、
9曲目「Pretty Lie」では「待ってました」感に満ちた客席があんにゃコールで大爆発したり、
12曲目「君色のサンバ」初披露は、体幹部を使い込むサンバなダンスと、
いわむら・あんにゃのボーカルというレアなものが聞けるお得感。
ここでいったんクルーは袖に消える。

フライト前半はこれまでのおさらい構成だった。「少女飛行」のエバーグリーン感!
メジャーデビュー後のこれ以降のシングルには、当時は正直ピンとこなかった曲もあるが、
違うタイプの楽曲が増えた今改めてふれると、心にじんわりと味がしみ出てくる。

スクリーンには、飛行機発進時におなじみ「緊急時対応の仕方」をパロったクルー出演の映像が流れる。
入場時に配られたキットの中には、酸素マスク(*ふつうの使い捨てマスクに、クルーが「O2」と
サインを入れたもの)が入っていた。ネタを演じるぱすぽ☆のサービス精神は、
今回はこの部分だけにとどめられていた。

スクリーンには乱気流に巻き込まれたことを示す注意、そしてステージ上には
不気味なスモークが立ち込める。ペンアラ機長のナレーションが流れる。
そして現場にいた誰もが驚いたであろう大音量の爆発音が響き渡り、
ペンアラ機長をはじめとする4人編成のバンド(g×2、b、Dr)が登場。
ベースは日本のメタルの大御所の1人・UNITEDの横山氏、ギターの1人とドラマーは
元SEX MACHINGUNSのPANTHER氏、ヒマワリ氏。もう1人のギターはもちろんペンアラ機長。
オサレ感皆無のゴリゴリ編成だ!
適当に名づけるとすれば、「セックスマシンガンズ’ユナイテッド・ゼロ」である。
「これで世界のロック路線をちょっとやってまた通常フライトに戻るんだろう」
と思っていたがさにあらず。
後半はカラオケ音源だった1曲以外ずっとこれなのでありました(笑)。
単純に音量が大きいだけでなく、生演奏ゆえの音圧・パワーが強力だったので、
アクセントとしての生バンド程度を期待していた人には、肉体的にキツかったかも知れない。

でもボクがぱすぽ☆に求める要素の一つはまぎれもなく、
「ぱすぽ☆が提示する音・パフォーマンスの力に圧倒され、でもそれを真正面から受けているうちに
脳内麻薬が分泌されて気持ち良くなってくるイメージ」
だったりする。こちらから「沸く」「騒ぐ」のではなく、自然に気持ちに引っ張られる感覚。
それゆえ、まさにそれが実現するのをリアルタイムで感じた。

後半のスタート13曲目「WING」~「ウハエ!」~「Next Flight」でボクの男子感涙回路が振り切れた。
16曲目は2013年2/13に発売される新曲「サクラ小町」。
タイトルからしてセンチメンタルorハートウォーミング系卒業ソングかなーと予想したら、
バンドゆえの今回限りか何なのか、その手の要素すらゴリゴリに仕上げてきていて、
「この路線はオレ得だけど、こういう音楽に免疫のない多くの人には全然売れ線じゃないぞ、
大丈夫か」と心配になったのは確かだ(笑)。
20曲目「バスタブ」では音圧で夢うつつになりながら、キラキラと作りこまれたゴージャス感を満喫。
これから切り札的になりそうな21曲目「Love Diary」では、M&Mのホイッスルが聞こえなかったのが
アレだけどもフォーメーションの美しさを味わい、「Break Out!!」~「夏空HANABI」で
もうわけわかんなくなり、本編最後はまさに必殺技ソング24曲目「マテリアルGirl」。
12/28、ボクはおっさんとしてさらに年齢を重ねつつ、まさにこの曲のサビのような気持ちになった。

この時点ですでに2時間を過ぎていたと思う。間延びしていないのでタフな2時間である。

ぱすぽ☆はアンコール要求が微妙なことが多いが(笑)、今回は「ちゃんとしたアンコール」
になっていた。
クルー再登場の前、あいぽんのナレーションで「本日でぱすぽ☆終了」が告知された。
「え、でもさっき新曲出るって言ってたじゃん? ひょっとして末尾に『Z』がつくの?」
式の当惑が客席に満ちるのが手に取るようにわかったが、これはご存じ表記変更のこと。
ロック方面(*しかも当たれば大きいロキノン系から程遠い)の色合いを強めるコメントが
クルーからもあり、さっきも言ったがこれはすごくオレ得。
でも、「勝ちに行く」場合このチョイスはすごくリスキーと思えるので心配です(笑)。
とにかく、ボクとしてはこういう不器用・無骨路線を支持し、見守る以外にありません。

アンコール1曲目は「サクラ小町」のカップリング?曲「No.1 Boy」。
後半ではこの曲のみがカラオケ。ゴリゴリ感がなく、野球の投打のアクションを取り入れたダンス。
野球=映画「メジャーリーグ」=その劇中で使われる「ワイルドシング」のリフと
似たリフも使われていた。
ひょっとすると野球関連(WBC?)の何かとのタイアップがあるのかも。
2曲目の「WANTED!!」では、メタルの様式美小道具のひとつ・銅鑼を導入。
最後の最後、アンコール3曲目は、これからの方向性を示すように「Dear My Friends」。
「Let It Go!!」でないあたりは、ぱすぽ☆→PASSPO☆へのブリッジなのだろうと解釈。

アイドルヲタ趣味を持ちしょっちゅうライブを見ていると、自発的に好きでやっていることなのに、
どこか「こなす」感覚に陥ることがある。
そういったぬるい気持ちを払拭しリセットしてくれた、2012年をしめくくるにふさわしい
すばらしいフライト。少しずつおさまってはいるけれど、いまだに余熱が残っているくらいだ。
今回ボクの周囲にいた人の多くは、明らかに最近パッセンになったとおぼしき印象だった。
これまでフライトに行ったことがなく興味はある人は、PASSPO☆になったタイミングにかこつけて、
ぜひ遊びに行くといい。

曲順:
LA LA LOVE TRAIN ~恋の片道切符~
少女飛行
ViVi夏
Hello
Street Fighter
キス=スキ
ピンクのパラシュート
With xxxx
Pretty Lie
Go On A Highway
じゃあね...
君色のサンバ
WING
ウハエ!
Next Flight
サクラ小町
Tap My Toe
ダムダムフリーダム
2DAYS
バスタブ
Love Diary
BREAK OUT!!
夏空HANABI
マテリアルGirl
<アンコール>
No.1 Boy
WANTED!!
Dear My Friends

セットリストも載っているナタリーの記事はこちら
3月には「サクラ小町」発売記念の全国イベントツアーがあります。

プラチナムBIG4渋谷公会堂第一章 predia・palet・Doppelganger (長文)

2012年12月28日 | アイドル
*ぱすぽ☆は「第二章」として記事を分けます。

昔からのアイドルヲタには聖地・聖域といえる渋谷公会堂。
ぱすぽ☆の2012年最後のフライトはこの会場。
都内にキャパの大きなライブハウスがいくつもあるが、
結局ずっと立つとはいえ、スペースが保証されたホールコンサートのほうが
圧倒的に落ち着く。今日は会場に見合うすばらしい一日が過ごせた。

ア○ウェイのそびえる坂を上り、渋谷公会堂に13:45頃到着。
その頃になると物販も並ばずに済んだ。ぽ☆握手会参加のためグッズを購入。
会場前には14時開始のpalet、15時半開始のprediaのそれぞれ無料ライブを
観るための列ができていた。

まずpalet無料ライブ。
こんな日のこんな時間なのにそれなりに埋まっていた。
<曲目>
勝利のシール
胸のボタン
滲色ホライズン
マイファーストラヴァー
Fly Away
Celebration~トキメキGoodTime~
参考にした記事

今年の夏のTIFのスカイステージで見て以来、だと思う。
あれから場数を踏み、それぞれのイメージカラー衣装をまとった7人の
躍動感がひたすらすごい。
「若さがはじける」という言葉がそのまま具体化した感じ。
どれも聞きやすい王道アイドルポップスで、1990年代前半に引き戻される気がした。
「勝利のシール」は口火を切る曲としてベストですね。
ヲタも若さがはじけていたが、paletに関して正直に言えば、
「(比率の高いアレな)客がいなけりゃ素晴らしい」印象だ。
ショッピングモールなどオープンスペースでイベントがあったら遊びに行きたい。

paletと入れ替わるように、5人組エアバンドDoppelgänger(ドッペルゲンガー) 登場。これももちろん無料。
1人が病欠で今回は4人。赤、青、紫、緑のセーラー服。
セーラーマーズ、マーキュリー、サターン、ジュピターな感じです。
出ると知ったときは「おちゃらけ路線だったらゴールデンボンバーと同じだぞ大丈夫か」と
思ったものの、予想に反して曲調がデジタルロックっぽくてカッコ良かった。
1曲やって自己紹介してサッと退場。ヒットマン時代の阿修羅・原みたい。
正直どう反応したらいいのかよくわからないが、親しみが出てくると面白くなるタイプだ。
prediaのあとにも登場。
終わって外に出るとき、ロビーで赤の小田あさ美さんからチラシをもらった。

この後は15時から2階のロビーでぱすぽ☆個別握手会。
なおみんとあいぽんの列に参加。
ボクは12/28が誕生日なので、年齢がわからないように加工したIDカードを見せ、
「きょうはクルーがボクの生誕祭をやってくれている設定で楽しむ」と告げた(笑)。
11月の個別握手会で、なおみんに町田ご当地アイドル・ミラクルマーチ(*メンバーに
安斉奈緒美ファンがいる)のCDを渡してあった。
時間切れで感想は不明ながら、とりあえず聞いてくれたとのこと。
そして改めてあいぽんはこちらの心に入るのがすごく自然でうまい! スキンシップ万歳。

1階に下り、再びホールに入って今度はprediaの無料パーティーを観る。
出る予定だったゆったんこと林弓束さんは体調不良でお休み。残念。
久しぶりに観たのが良かったのかあちらがパワーアップしたのか、
凄み・重厚感のある素晴らしいステージだった。たぶんどちらも正しい。

prediaは、ライブハウスで前のめりになりながら観るよりも、
空間に余裕のある広いホールで気持ちにもゆとりを持ちながら、
ゴージャスな空間を演出する要素として見聞きしているうち、
気付くとその世界に引き込まれている… といった愉しみ方が自分にはベストだ。
そして今回はまさにこの雰囲気を味わえた。
「いい匂い」を視覚化したようなステージでありました。
<曲目>
Re:start game
Going to Ride
please please
Sunburnd Heart
you slipped away
Dream of Love
ふたり記念日

参考にした記事

第二章ぱすぽ☆へ続きます。