ラブミー東京アイドルズ since16.01.04

主にアイドルちゃんについて書いています

predia町田タワーレコード(16~)

2014年05月31日 | アイドル
8月にリリースされるメジャーデビューシングル「壊れた愛の果てに」の予約ツアー。
今日、町田に来る前には横浜ビブレのタワレコでイベント、
町田のあとは六本木の神ライブに移動するという多忙っぷり。
ちなみに日曜日は吉祥寺ヨドバシにてイベント。

今日注目していたのは、大所帯のprediaを、どうやってタワレコ内の
さほど広くないイベントスペースに収めるのか。
これまでの店内レイアウトだと無理な気がしたのだが、
さすがノウハウを蓄積した町田スタッフ。
これまでイベントスペースとして使っていた場所(柱の前)ではなく、
エスカレーターを隔てる壁際を利用。確かにここだと広い空間を取れる。
さらに、ここだと周囲からも「何かやってるぞ」と見えやすい。
素晴らしい。

おそらく機材のセッティングなどで時間がかかって16時開始の予定が遅れ、
ミニライブ&トークがスタートしたのは16:40頃。
前説などは、同じ日本クラウンの愛乙女★DOLLのイベントも手がける名物スタッフが担当。
そういうふうに求められたのか自主的になのかはわからないが、
イベントスペースに近い位置のファンは終始着座で観覧。
おかげで、後方の人もprediaのステージ全景をごく近い距離で見られた。
これはありがたかった。

待つことでかえって高まった場内に、紫の衣装をまとったprediaが登場。
大げさではなく、その瞬間に場内の空気が一気に変わった。華やいだ。
prediaの魅力は、まさしくこれなのだな。

全3曲
壊れた愛の果てに
Mid9t Luv
Hey Now!!

曲数は少なめだったものの、楽しげな雰囲気に満ちていて
物足りなさはまったくなかった。
町田スタッフが創意工夫で構築したスペースで、
prediaは広いステージと遜色ないダンスを披露できた。
これがいい前例となり、この店でのアイドルイベントが進化するのが楽しみ。

その後、全員握手会→個別握手会という流れ。
特典会に参加するのは久しぶりだったが、全員握手会が比較的スロー。
「新三郷でイベントをやっていた頃のぱすぽ☆」のそれを思い出させた。
新メンバー前田ゆうさんは加入後まだ2か月で、生で目にするのは
初めて。まったく違和感なく完全になじんでいた。

prediaは、横浜から町田へは余裕を持って到着したようで、
空き時間に街を散策したとのこと。
町田在住歴のある(!)湊あかねさんが他のメンバーを案内し、
割と有名な小龍包を食べてきたそうな(仲見世通りのアレだと思われる)。

でんぱ組のえいたそやねむきゅんも、かつては町田に近いエリアに住み、
よく遊びに来ていたらしいし、
「アイドルが育つ場所としての町田」、トキワ荘的な概念を提唱したい(笑)。

今日、prediaをまったく知らずたまたま見た、という人たちが
後でテレビなどで見て、
「ああ、この人たち前に町田タワレコに来てた!きれいだった」と
なるようだと嬉しい。

吉川友 町田タワレコ2部(16~)

2014年05月26日 | アイドル
ここ数か月で、すっかりアイドルイベントのメッカとして存在感を出している、
タワーレコード町田店(町田の駅前のmodi6F)。
ライブアイドル勢が多いが、その中にあってメジャーゆえの異彩を放つ吉川友(以下、きっか)。
14時、16時と2部構成だったイベントのうち、2部を観覧。

全4曲
いいじゃん
LOVE YOU FOREVER
こんな私でよかったら
URAHARAテンプテーション

「こんな私で~」は、タワレコ町田店の店長のツイートを見たきっかが、
リクエストにこたえる形でセットリストに加えたもの。
……人たらしだ(笑)。

タワレコ町田店は、イベントをこなすうちに店内の動線をできるだけ遮らない
スペースの確保に熟練。
そこがすっかり埋まるくらいに集まっていた。
きっかも、普段はステージの高さからヲタを「見下す」形で歌うことが多いが、
同じ視線の高さで歌うのは新鮮だと語る。

彼女主演の映画+ミニライブのイベントを観に行ったり、彼女がPASSPO☆勢や早見あかり、
ポッシボー勢などと共演した映画のイベントを観に行ったりしたことはあるが、
普通のリリースイベント(今回は6/25発売のCDの予約イベント)へはおそらく初参加。
安定したボーカルと独特のトークを満喫したのでありました。
来場したファンに町田の名物を聞いたり、やはり人たらし度が高い(笑)。

巨大な母体出身者が時折見せてしまう、「そこだけで自己完結する巨大な独自世界」
だけを相手にしてしまう印象がなく、たまたま店内に居合わせた人も、
前々からのファンもオールウェルカムな空気。
ボクは後ろのほうだったので、彼女の姿はあまり見えなかったが、
彼女はそういう位置の客にも見えるように配慮して移動していたので、
ストレスはなかった。
聞きやすい音域の安定したボーカルと、思わず笑ってしまうトーク。
……昔々銀座山野楽器で見た、遠野舞子のイベントの後味もこうだったと思い返している。

自分はそういう精神状態ではなかったけれど、
たぶん、寂しかったり、悲しかったり、荒んでいたりするときに見ると、
ものすごくホッとできるイベント空間なのではないかと感じた。
きっかがPASSPO☆と手が合うのもわかる気がする。
きっかのことを嫌う人は、そうめったやたらにはいないだろうなぁ。

とにかく、後味の良いイベントなのでありました。



でんぱ組.inc日本武道館(17~)

2014年05月06日 | アイドル

今年1月、Zeppダイバーシティ公演二日目で開催が発表された武道館。
あっという間にこの日が来た。
チケットも売れ、ボクがどうにか取れたのは「見切れ席」。
要は、通常の公演ではお客を入れないエリア(ステージが見づらい位置)にまで
客を入れて見させるのだ。立ち見席もあった。
*追記 ちなみに「見切れ席」は、正面ではないため音がフルには伝わらないのが残念なくらいで、
直線距離でいえばどの座席区分よりもメンバーに近く、ステージの構造もよく見えた。
不満はまったくない。

武道館内は、見渡す限りのほとんどのスペースが、観客でまんべんなく埋まっていた。
ここまで埋まっている・埋めている状態を目にするのは初めてだ。
6年前の結成当初は、当事者たちにも具体的な夢ですらなかったはずの「武道館」。
メンバーチェンジや状況の変化の末、でんぱ組はようやくたどり着いた。

参考記事

開場後の場内にはDJブースが設けられ、アリーナ席はオールスタンディング。
つまりライブハウスやクラブイベント的な見た目。アニソンやアイドルソングが次々流れ、
曲によっては客が合唱したり決めゼリフを叫んだりヲタ芸を打つなど。
アイドルの開演前って、緊張感より弛緩した空気が満ちていることが多く、
上の席のヲタと下の席のヲタの大声でのやり取りとか、やたら歩き回っている奴が
目に付くことが多かったので、こういうふうに事前に空気をあたため、
さらに客を退屈させないやり方はうまいと感じた。
武道館つながり…ではないのだろうが、'92年に瀬能あづさ脱退公演をしたCoCoの
「EQUALロマンス」が流れたときは高まった(そのときもボクは見ている)。
*追記 Priereのバージョンだと判明、ちょっとガッカリ(笑)

アリーナでは、でんぱ組のルーツであるディアステージのメンバー
(妄想キャリブレーションはど)が、サイリウムを客に手売りして回り、
これも雰囲気を上げるのにひと役買っていた。

開演予定より30分ほど遅れてスタート。
主観カメラ映像が流れ、その主が秋葉原のディアステージ
初めて入ってみる… というところから。

曲順(以下、先ほどの参考記事サイトのをコピー&一部追記↓)
1.Dear☆Stageへようこそ♡
2.1st ALBUMメドレー(Kiss+kissでおわらない/Mirror Magic?/ピコッピクッピカッて恋してよ
/わっほい?お祭り.inc/BEAM my BEAM/)
3.W.W.D
4.でんぱれーどJAPAN
5.VANDALISM
6.ファンシーほっぺ♡ウ・フ・フ
7.なんてったってシャングリラ
8.ナゾカラ
9.ノットボッチ…夏
10ときめき☆すちゃらかテキサス(成瀬瑛美ソロ)
11.あのね...実はわたし、夢眠ねむなんだ...♡(夢眠ねむソロ)
12.ニューロマンティック(最上もがソロ)
13.Promise of the World ~我コソ世界ノ救世主~(相沢梨紗ソロ)
14. P and A(藤咲彩音ソロ)
15.ソーリー、ロンリー。(古川未鈴ソロ)
16.IDOL
17.W.W.D Ⅱ
18.くちづけキボンヌ
19.キラキラチューン
20.強い気持ち・強い愛
21.Future Diver
22.でんでんぱっしょん
23.ちゅるりちゅるりら
(アンコール)
24.ORANGE RIUM
25.イツカ、ハルカカナタ
(Wアンコール)
26.サクラあっぱれーしょん

1曲目は武道館公演を記念してリリースされた新曲。
それとファーストアルバム曲のメドレーで、おそらく初期からのファンは涙腺崩壊。
ボクは、
「それまでにも対バンなどで見たことはあったが、ここ1年で急に
気になるようになった」ファンなので、そこらへんは想像するしかない。
とにかくこの日の選曲は、古参も新規も、今日初めて見る人でも心を打たれるような、
「偏ったところのない」見事な構成だった。

3曲目「W.W.D」はメンバーの内面を吐露する好き嫌いが分かれそうな歌詞で、
でもでんぱヲタではなかった層にも訴えかけるパワーを持った曲。
ボクの場合この曲から彼女たちへの視線が変わったのを覚えている。
今日のライブでは、間奏部で上のステージから下のメインステージに移動、
少し過去から、より現在へ現れたような演出。

ソロコーナーは各自ワンコーラス程度にまとめていて、コンサートの流れを
止めてしまわなかったのは正解。
みりんちゃんが、肩に吊ってはいるが全然さわらない赤いギターを、最後の最後に
「じゃらーん!」と鳴らしたときには場内がどよめいた(笑)。

ソロコーナー明けは力で揺さぶり、そしてスムーズに流れに乗せていく。
この場で聞く「W.W.DⅡ」。
特に終盤の「あーよっしゃいくぞー」以降にはカタルシスがあふれていた。
カップヌードルCMソング「ちゅるりちゅるりら」での連続パイロの炎演出は
すごかった。空気が(比喩ではなく)一瞬にしてあたたまった。

でんぱ組武道館公演は、1曲1曲がどうというよりもコンサート全体が
ひとつのかたまりとして完成されていた。
でんぱ組はスキルやスペックの類で勝負するアイドルではないが、
長く孤独を感じていたという彼女たちだからこそなのだろう、
観客とステージ上とのパッケージ力、総合力が素晴らしいのだ。

彼女たちは、カワイイジャパンの象徴、海外でも人気、オサレでポップで~
といったイメージで紹介されることが多いが、コンサートにはそのイメージは
さほどない(客席に女の子比率が高いのはあるし、音響や映像の演出は上手だ)。
どちらかというと、「いまどきのアイドルにしてはヲタが純粋、無邪気」な印象。
見た感じ客層は明らかに若いのに、ピンチケ感がない。
もちろんコアなヲタもそれなりにいるのだが、全体の印象としては
とにかく「屈託がない」のだ。
'90年代初頭くらいまでのアイドルのコンサートに近い雰囲気。

もちろんそれはいいことばかりではなくて、例えばメンバーが思いを語る場面。
メンバーそれぞれが自分の言葉で伝えようとするのだが、こみ上げるもので
言葉が出なくなったりする。若干の間が生じる。
そういう場合、ボクはその「間」には何も加えず見守るべきだと思うのだが、
屈託のないヲタはおそらく純粋な善意で、「がんばれー」と言って埋めてしまう。
誰かが言うと次々とかぶせてしまう。そして、せっかくメンバーが語っている
フレーズがかき消されてしまう。
武道館公演では、ここが唯一にして最大の残念なところだった。
「そういうことになっている世界」にボクが割り込んだだけなのかも知れない。
けれども、静寂は静寂として味わおうよ。

メンバーみな説得力のある言葉を残したが、
特にりさちーの「でんぱ組を見つけてくれてありがとう」、
ここしばらく喉を傷め、ようやく完全復活したねむきゅんの、
「みなさん一人ひとりが、私たちを武道館に連れてきてくれた自覚はありますか?」
そしてみりんちゃんの、「私たちがやってきたことは間違っていなかった」
というのはずしっと響いた。

でんぱのメンバーはしばしば
「ファンからしたら、でんぱは遠くへ行ってしまった気持ちがあるかもしれないが、
そんなことはない、ファンがブログへのコメントやツイッターのリプ(ファンレターも)で
伝えようとしている声は届いている」という意味のことを言っている。
そして、今回えいたそが言った、
「みんなも夢を大なり小なり持っていると思う。その(ための)力に
(でんぱ組が)なれたら嬉しいし、私たちもアイドルを続けていきたい。
これからも応援してほしい」(概略)
ということに象徴されるように、演者とファンが、手応えある形で力を
与え合っている印象がある。
こういった屈託のなさは大切にしてほしい。

奇をてらったこともなく、肩に力を入れ過ぎることもない。
できることを最大限にやってみる印象の、アイドルのコンサートの到達点の
1つだと思える素晴らしい時間だった。
17:35頃から20:20過ぎくらいまでの時間を、ゲストや無理な演出に頼らず、
退屈させることもなくやり切った。

来年は全国ホールツアーやアリーナでの公演も予定されているという。
チケット獲得が難しくなるだろうが、楽しみは続く。

終了後、九段下駅方面への路上では、BiSスタッフによるチラシ配り、
つばさFlyメンバーによるサンプルCD配布などを目撃。
他にもアイドルちゃんは宣伝活動のために集結していたと思う。
そういった人たちに遭遇した方はいるだろうか?







PopLip→LOVE SNAKE町田タワレコ(15~、16:30~)

2014年05月05日 | アイドル
タワーレコードアリオ橋本店と町田店がタッグを組んで行われている
シリーズ。
そのこどもの日バージョン。
合計6組が出演するそれなりの規模のイベントのうち、途中の二組を見る。

まずPopLip(15~)。
昨日もヨコハマカワイイパークの野外ステージで見たばかりで、会場の雰囲気の違いを
実感しながらの観覧。こちらはいわゆるマナーモード(ヲタの大声の類禁止)指定。
昨日は森本亜美さんもいたが、今回は山内志織さんと池田夏織さんの二人編成。
カフェ店員衣装。

全6曲
恋する乙女応援歌
wanna be
言えなかった「ありがとう。」
Fly High! HAYABUSAⅡ
そっとぎゅっとやさしく
regret

まったりした野外で見るのもよし、こういう狭いインストアイベント特有の
雰囲気を楽しむのもよし、な感じがPopLip。
品が良いグループなので、どこで見ても安心感がある。
これまで思わなくて今日突然思ったのだが、HAYABUSAⅡの曲をやる前ふりとして、
「なぜ相模原のアイドルグループがHAYABUSAの曲をやるの?→相模原にJAXAの施設があるから」
というのを用意したほうがいいんじゃないだろうかと。
ひょっとして権利問題やら何やらで、この辺のフレーズを使えないのかもしれないけれど。


続いてLOVE SNAKE(16:30~)
先日のアリオ橋本ではタイミングが合わず見逃し、今回が初めての観覧。
ただし以前からメンバーをツイッターでフォローしており、やり取りをしたメンバー
(お互い日頃から「よくツイッターで見るなあ」と思っている関係w)もいたので、
パフォーマンスを見るのが一番最後に来て、それがなんだか不思議な感じ。
紫のグループのグッズTシャツに色違い(個人カラー)のスカート。
本来は7人だがパフォーマンスに参加したのは6人。
他のメンバーはみな下の名前でコールされるのに、重鎮っぽい割に
MCを仕切るわけでもない内田さんは、終始「内田」であった(後で聞くと、
「最初は他の呼び方があったが、いつの間にか内田になった」とのこと。
生で見たら有安に似ていた。よく言われるらしい!)。

全4曲
キスイミ
promise
V.I.P~very important place~
Rewrite!

自分には「キスイミ」が出色。
皮膚の表面温度が低い感じの曲調がたまらん、と言うのが、自分の気に入り方を
表現するのに一番近い感覚。
ファンともどもザ・地下アイドル系なので、そこらへんで好みは分かれそう。
いわゆる典型的沸き曲以外のアプローチ(「キスイミ」はそれだと思う)を、これからも
やってくれたらありがたい。せっかくヘビモチーフなのだから変温動物な感じで。





ヨコハマカワイイパーク二日目(でんぱ組、PASSPO☆、KOBerrieS♪、PopLip、ミラクルマーチ他)

2014年05月05日 | アイドル

青が5/3、赤が5/4の主なタイムテーブル。

せっかく早めに海に近い横浜に来たので、少し足を延ばし
港の見える丘公園のバラ苑、展望台などを散策。
その後山下公園の石のステージ前へ。
でんぱ組の出番になったらグッと人が増えはしたが、よく晴れた空の下だし、
ステージには程よく高く、後ろからでも出演者の表情がよく見えるし、
閉塞感や圧迫感を感じずに終始楽しめた。
アイドル系ライブにはとてもフィットした会場だと思う。
周囲に露店がたくさん出ており、プチフェスの様相も呈していた。

見た順番に記す。
一組め。妄想キャリブレーション(14:20~)全5曲。
ディアステ系だけありでんぱの流れを汲んでいるが、エッジはそこまではない。
もうちょいアイドル然とした感じ。
曲のタイトルが長くて覚えにくい(笑)。
去年の秋、赤レンガ倉庫でのゆるキャライベントで見て以来だ。
そのときよりはキャラが固まってきた・洗練されてきた印象。
今回はフルメンバーではなく4人だったそうな。



二組め。でんぱ組(14:50~)全5曲。

でんでんぱっしょん
VANDALISM
でんぱれーどJAPAN
ファンシーほっぺ♡ウ・フ・フ
さくらあっぱれーしょん

ゴールドの模様が入るセーラー服衣装。
このイベントのこのステージには去年に続いての登場。
そのときは終演後に特典会があったり、売れかけとる感はあったが、
まだ化け切ってまではいなかった。
1年でここまで状況が変わるのがアイドルの世界である。
圧縮とまではいかないものの前のめりなヲタが多く、時折辟易するのが
でんぱだが、今日も若干その風味。前行ってもいいから、そういうときは
バッグを体の前に抱えて移動しろな。
自分のすぐそばを通ったのでいえば、他の人たちの体にトートを
ひっかけまくりだったぞあなた。

あさって(5/6)の日本武道館公演のために、こういう場でライブをやることが
実践演習になる面もあるのだろう。
メンバーの表情が輝いていたのが印象に残っている。



20分ほどの休憩時間を挟んで三組め。PopLip(15:40~)全4曲。
wanna be
Fly High! HAYABUSAⅡ
そっとぎゅっとやさしく
regret

今回はフルメンバー(3人編成)。新メンのかおりんも、
キャリア豊富な もっさんもまったく問題のないパフォーマンス。
最も感じたのは、リーダー山内志織さんに貫録が出てきていること。
彼女たちもこのステージは二年連続だが、連続で出ているのはこのうち
山内さんだけ。それなりコンスタントながらも、この活動を続けるのは
おそらくこちらが思う以上にたいへんで、でも着実に場数を踏み、
この領域に到達したのだろう。経験は嘘をつかない。
6月に久しぶりの新譜が出るとのこと。楽しみ。



四組め。ミラクルマーチ(16:00~)全5曲。
恋のディスタンス
ミラクルマーチOh!Oh!Oh!
想い風船
ひとつだけ
恋の乗車券
青と黄色の、彼女たちのルーツともいうべき衣装。
確か去年のここでのステージのときもこの衣装。つまり勝負衣装。
パワーやスキルが増しているのは確かで、これは望ましい半面、
ライブアイドルとして最大公約数化してきている面も感じられ、
これはある程度仕方ないのだろうが、個人的には少し惜しい気がしている。
とはいえ、今日も登場テーマからラストまで、濃密なひとときを魅せてくれた。
やっぱりあのテーマ曲も大切な持ち歌の一つである。


五組め。KOBerrieS♪(コウベリーズ、16:20~)全5曲。
(↓よく知らないくせにyoutubeで探り探り確認してみたので、
間違っていたらご指摘ください)
Love never dies!!!
流星トランジスタ
ポートタワー
うみのみえるまち
未来少年少女

今日の最大の目頭ヒートアップポイントがここ。初観覧。
清涼感と力強さが同居し、しかも熱い。
曲はみんな陽性。サウンドはロック。ただしメタル色は弱く、
青春パンクをアイドル寄りにキラキラさせた印象もある。
あまり歪ませていないギター、そしてシンセが強め。
曲調もダンスもボーカルも奇をてらわない真っ向勝負、
といったらわかりやすいだろうか。
横浜と同じ港町神戸から来た彼女たちは、よく晴れた空の下、
ひたすらひたすらさわやかなライブを見せてくれた。クーッ!
予想以上に高まり、あるかわからないがとりあえず物販!とばかり、
KOBerrieS♪カラーの緑のTシャツの人たちを追ってみると、
とてもわかりにくいところで物販開始。
CDあったら買おうと思ったのだが、残念ながらカレンダー、タオルほか
グッズ類ばかり。これがかえすがえすも惜しい。
たぶんCDがあったらそれこそ飛ぶように売れたと思う。
それほどの衝撃を受けたのはボクだけではないはずだ。
今度はぜひCD持参で!!ぜひ!!


六組め。アキシブプロジェクト(17:00~の枠の最初)全2曲。
ネットで噂だけ見知っており、それによる先入観で、もっとアレなグループかと
ばかり思っていたのだが、イメージよりはアイドルなグループ。
ツイッターのフォロワー数が10000人にいかないと、ワンマンライブで
ソロを1曲しかやらせてもらえない、という条件はすごく微妙だ(笑)。

このパートでは、他に「踊ってみた」系のカリスマデュオだという、みうめ&217、
てんちむ(橋本甜歌)、アローディア(フィリピン人の有名コスプレイヤー)などが出演。



七組め。PASSPO☆(17:00~の枠の最後、カワイイパークのイベントの大トリ)全6曲。
少女飛行
夏空HANABI
truly
Perfect Sky
マテリアルGirl
LA LA LOVEトレイン

前日の5/3、渋谷公会堂での2部構成の超濃密なフライトを終えての出演。
17:40過ぎに登場したのだがセッティングに時間を要し、
司会の浅井企画芸人・横浜ヨコハマが懸命につなぐ中、ステージ周辺の空気が揮発性を
帯びていくのを肌で感じる。
このパートでボクの後ろにいた女子中学生か高校生の二人組が、
「PASSPO☆で時間取りすぎ!(*たぶん踊ってみた系のファンだと思われる)」みたいな
ことを言っていたのだが、「いやいやPASSPO☆もすごいのよ、いいから観て行きなよ」
と心で応じた。彼女たちが結局その後どうしたのかはわからないが。

フライトに居合わせた印象では、さすがに昨日のダメージがまだあるのか
比較的おとなしめなセットリスト。
しかし、メジャーデビュー3周年にあたる日だということで、
最初にメジャーデビュー曲少女飛行、最後に初期の沸き曲ラブトレを持ってきたあたり、
ニヤリとさせられた。KOBerrieS♪の余韻がまだあって、コウベリのギターサウンドが、
自分の中でPASSPO☆にうまいことリレーされた感じだった。
大トリはPASSPO☆で正解だった。


春の日差しのもと、ちょっとしたフェス感も味わえたこのライブイベント。
一番混んだ時間帯でも、居合わせた人は十分にライブが見えたはず。
この、まったりと楽しめる開放感の中でアイドルを楽しめる喜びは、
何物にも代えがたい。