ラブミー東京アイドルズ since16.01.04

主にアイドルちゃんについて書いています

11/30(月)ゴーゴーカムカム!STEP2(渋谷CLUB CRAWL 19~)

2015年11月30日 | アイドル

Qam主催の対バン企画。
この会場へは、LinQの上原総長が現役だった頃のトークライブで行って以来。

OAはQamのメンバー高瀬さんのDJタイム。
90年代メガヒット曲のカバーバージョンをメインにした構成。
杉良太郎の「江戸の黒豹」がなぜか混じっていた(笑)。

トップバッターは、つばさFlyの妹分の4人組・DINOSAUR BRAIN(ダイナソーブレイン)。
全2曲。
つばフラの9月ワンマンでのお披露目以来、まださほど場数は踏んでいないはずだが、
ソロシンガーとしてのキャリアを持つメンバーがいたりすることもあり、
新人特有のおどおどした感じがまったくない。
かといってスレているのでもなく、キャッキャウフフ感も多々残っている。
大卒・社会人ルーキーがプロ野球でごく自然に活躍しているような印象。
つばフラはエモロックだがこちらはEDM。ダンスのダイナミックさが際立っていた。

次は工藤ちゃん(こういう名前)。
ソロのギター弾き語りシンガーソングライター。初見。
SNSに上げるという条件で、彼女の出演部分は撮影OK。
オリジナルと、大森靖子のカバーなど全8曲。基本的に淡々としたステージ。
なんともいえない独特の雰囲気。ポジかネガでいえばネガなほうに属するのだが、
いわゆる世間のメンへラ系とも異なり、サーモグラフィで撮影したら、表面温度は
低いのにコア部分に一か所熱いところがある感じ。
フロアにいた、他のアイドル目当てのヲタの心にも響いていたようで、
全編終了後の物販列がけっこう長かった。
チェキが300円と破格の安さだからというのも確実にある(笑)。

夢幻レジーナ。
先日のファーストワンマンからの勢いのままに登場。
血まみれセーラー服。
全5曲。
死神→恋と革命→麗しき凶暴な世界→さよならもう戻らない日々→愛しかあげない
新体制移行へのちょっとしたゴタゴタを経て、来年2/28のセカンドワンマンへ向け
覚悟を決めて突っ走っているのが伝わってくる。
ゲストというポジションだったからかも知れないが、ワンマン時よりも妖気が強かった。
今の彼女たちは、情念・猟奇系のステージが好きな人には確実に訴求するので、
もしタイミングが合うならぜひ一度足を運んでほしい。

Qam。
主催かつトリ。ボクはその時知らなかったが、これが発表された直後のステージ。
知らずに見ていたものの、1曲目の時点で(そういう曲調ではないにも関わらず)
メンバーの表情は険しくて悲壮感が漂っており、しかしパフォーマンスとしては素晴らしく、
とにかく尋常ではない危機感・絶望に抗う感じがあった。
たぶん全7曲。
5曲目が終わったあとだったか、日向さんの離脱と、来年2月のグループの活動休止についてのMC。
ここでようやく「尋常ではないもの」の答えが得られたのだが、
日向さんの語りが途中から完全に出身地の宮崎弁になっていたことからも、事の重さが感じられた。
フロアは何とも言えない雰囲気に包まれて静まり返り、一人のQamヲタから今回の件への怒声も上がった。
いたたまれなかったが、無理やりに「いい着地点」へもっていこうとするよりは誠実だと思う。
9月に最後に見て以来、詳細に追っていたわけではないが、Qamには以前から「良質の作品・ステージを
提供しているのに、それがストレートに広まらない」イメージがあり、活動休止の遠因も
おそらくそういうことだろう。
勝手な想像だが、なんらかのもどかしさを抱きながらずっとやってきたように思える。
いったん活動休止すると、そのままフェイドアウトしてしまうケースが圧倒的に多いけれど、
沸き至上主義のアイドルシーンにあって、ひたすら良質の曲を届けようとする彼女たちの存在は貴重だ。
色々(つまるところは経済的に)厳しいとは思うが、戻ってきてくれるのをやんわり期待する。

物販への参加も終えて帰るとき、出口下の階段前にいたダイブレメンバー二人(杉原さんと
望那さん)からチラシをもらい、ちょこっと話をした。
赤髪&金髪なので、彼女たちを知らなかったらちょっと怖かったかも知れない(笑)。

11/29(日)-2 CANDY GO!GO!「大切なお知らせ」予約イベント・タワレコ川崎店(20~)

2015年11月29日 | アイドル
池袋でバンもんを見終え、新宿回りで帰ろうと駅に行くと、
最初に来た電車が湘南新宿ライン。
このまま乗ってればあっち方面に行けるのを思い立ち、川崎へ。



タワレコの新宿店や渋谷店だとそうでもないのだろうが、川崎店で20時スタートだと、
すっかり夜も更けました…とナレーションしたくなる雰囲気がある。
店に着いた時点ではメンバーがリハをしていたがそれらしき人があまりおらず、
ちょっと不安がよぎったものの、開始時間の頃には地下ライブ会場然とした客入りにはなっていた。
リハの際のやり取りに、場数を踏んできた者特有のカッコ良さがあった。
CANDY GO!GO!の曲は昔ながらのストレートで温かみのあるハードロックなので、
安心して身を任せられる。
全然関係ないが、店内にある川崎純情小町とFantaRhymeの巨大ボードは圧巻だった。

ミニライブの出演メンバーはなぎさ菜月佐伯関根高城羽鳥宍戸五十嵐、の8名。
他の仕事があった磯野さんは特典会には間に合い、そこだけ参加。
移動も谷間ばっちりのあの衣装だったそうだ(もちろん上着を着用)。

全3曲
over drive
ヴァイオレット
<overdorive→オバドラ、をテーマにしたメンバーそれぞれの大喜利
 例・おれの
   ばっとは
   どこまでも
   らんぼうさ(作者不詳) みたいなやつ>を挟み、
大切なお知らせ(←曲名です)

大喜利コーナーはもっと練りこみ、司会は司会だけのツッコミに徹して
テキパキやると面白くなると思うが、できればそこにもう1曲入れてほしいと感じた。
ただし、黒い衣装のスタイルいいメンツがこれだけステージ上に揃うとそれだけで迫力があり、
横の仲間だけを見てしまっておどおどするようなところも皆無で、ロック系アイドルでは随一の貫禄。
ここは彼女たちのストロングポイントとしてその都度強調してゆきたい。

終演後は特典会に参加。
磯野さんが間に合うかわからない状態で見切り発車したため、当初の順序をとっさに変え、
チェキ会から開始。
磯野さんが無事駆けつけてチェキは進み、その後に全員握手会。
全握なので思わず認知厨っぷりを発揮してしまった(笑)。
初めて生で話をした菜月アイルさんが、バディものの「アニキ」な感じだった(笑)。

11/29(日)-1 バンドじゃないもん!「NaMiDa」リリースイベント最終日・池袋ニコニコ本社2部(17~)

2015年11月29日 | アイドル

月曜日に行ったときは、そこまでの盛況ではなかった(たぶん郊外の屋外だから)のだが、
今回はイベントの最終決戦色が濃く、池袋P'PARCOのB2のイベントスペースは人でびっしり。
ボクはバンもんに関しては、
「他目当てで見に行った対バンライブに複数回出ていた人たち」という階層から上がったばかりで、
イベントの場にいて見聞きするもの、例えばバンもんMIXなどのいちいちが新鮮である。

このイベントのテーマは、メンバー間で衣装を交換すること。
つまり、色で個人識別をしているレベルの自分にとってはけっこうシビアである(笑)。
(左がその色のメンバーで、右は着た他の色の衣装。その衣装の曲はバラバラ)
緑→青
水色→黄色
青→赤 
黄色→水色
桃色→かつて所属していた相棒の衣装
赤→緑

…だったと思う。
小さい人が大きい人のを着るぶんにはともかく、逆だと物理的にキツそう。
全4曲(3+1)
NaMiDa
White Youth
UP↑ぷらいむ
(アンコール)
NaMiDa

人が多くてステージ上はあまり見えなかったのだが、
「ステージ部分が平たい状態で人気のある出演者が来たときの新宿タワレコイベント」よりは
ストレスを感じなかった。ニコニコ本社だけあって方々にモニターが設置され、
そこで内容をフォロー。
怒涛のリリースイベント最終日に感極まるメンバーもいる中、無事終了。
特典会は2ショットチェキからスタート。
階段につくった待機列がまさに「長蛇」であった。アナコンダ級。

望月みゆさんの本来のカラーが緑色なので合わせたが、平日ダイヤと休日ダイヤを間違えた感ある筆者。
ららぽーと横浜=プロレスでいえばシリーズ中盤の地方興行、のときはチェキ列も牧歌的だったのだけれど、
大会場での最終戦にあたるここはものすごい流れ作業。
そこまでぞんざいにはされず一言二言話はできるが、何台も用意されたチェキを、一人撮るごとに
ローテーションし、台上に置いてフィルムが出てきたのを参加者がセルフで受け取っていくシステム
(わかりにくいが、複数用意された火縄銃をスタッフ一人で三段撃ちする感じ)は見事だった(笑)。
この手のテクニックは他から・他にも伝わり、物販文化は進化していくのだなと実感。

でんぱも妄キャリもそうだが、現場に自分くらいの世代は希少種&女性ファンが多いのが
印象に残っている。
今回現場で感じた熱気は、ぱすぽ☆「少女飛行」のUDXシアターでのリリースイベント最終日のそれに
近いものがあった。居合わせていて楽しいやつ。

皆さまおつかれさまでした!








11/28(土)町田シバヒロクリスマスフェスティバルxoxo、Stella☆Beats

2015年11月28日 | アイドル


芝生の広場=シバヒロ。
地元住民以外にはたどり着きにくい場所なのがネックだが、
近場に住む自分にとっては行きやすくてありがたい会場。
町田の晴れた広い空のもと、会場には終始のんびり・まったりした空気が流れていた。
そんな会場に特設されたテントの中でおこなわれた多ジャンルの出演者によるライブのうち、
14:10からのxoxo(キスアンドハグ、通称キスハグ)、15:50からのステラビーツを見る。
全出演者に30分の枠が与えられており、皆やりがいがあったのではないだろうか。

*XOXO
初見の4人組。ただしボクはツイッターで彼女たちに親しんでいるせいか、
あまり「初めて」という感じがしないw
全5曲。ステージがつるつる滑るらしくとまどっていたようだが、
少数精鋭のヲタを前に、「マイペース」を絵に描いたようなライブを展開。
プログレッシブ(・ロックをやる)アイドルを標榜しているだけあり、曲を耳にしたとき
「今自分がいるここはどこで、聞いているこれは何なのか」と微妙に混乱してくる気分は、
アイドルイベントでは珍しい感覚。
要はこういう曲をやっているのだ。
パフォーマンスについては問題ないのだが、MCが若干閉じがちなので(*これは地下アイドル全般に
言える)、そこらは一考の余地ありだと感じた。

終演後は、グループの要であり下ネタ番長としても知られる凪原さんとの2ショットチェキ会に参加。
たいへん気さくでオープンな人で、相手が話しやすい雰囲気を作る天才だと思う。

*Stella☆Beats
メンバーが次々卒業し、現在のトリオ編成になってからは初見。
メンバーが減ってどうなってしまうか不安もあったが、いざステージが始まったら
そんなのは杞憂でしかなかった。
3人で成立するようにステラビーツの世界が再編されていた。
新メンバー米満さんは、七瀬さん・星野さんの在来メンに比べキャリアは少ないが、
そういった面をまったく感じさせない。
今のステラビの印象は、表情が大きく華がある星野さんが、
ライブという一話完結のストーリーのきっかけを作る→
他の2人がそれを受け、拾い、展開させる感じ。3人しかいないのだが、ポテンシャルを
存分に引き出されているのか、まったく少なさを感じさせない。
バンドでいうなら、スリーピースなのに音が厚いイメージ。
皆鍛えられているのがひしひしと伝わってくるステージで、外に向けて開かれた姿勢で
パフォーマンスしているのが何より素晴らしく、ライブのあいだ目頭がずっと熱かった。
すごさを強調していないのにすごい。にじみ出てくるようにすごかった。
「普通にちゃんとする」ことの大切さを感じた。
ステラビには、他のアイドルちゃんから見ても勉強になる箇所がたくさんあるのではないだろうか。

セットリストにもあった星空シンフォニー
終演後は全員握手会に参加。
土曜に関しては、シバヒロにあるイルミネーションの前でのチェキがあったそうで、
そちらをやっておくべきだったかと若干の後悔(笑)。
 
まったく違うタイプである、キスハグの凪原さんとステラビの星野さんが古い友人だと知ったのが
本日最大の驚きであった。

11/27(金)F.A.D presents “Charmpoint vol.1″(18~)

2015年11月27日 | アイドル


関内駅・石川町駅・中華街にほど近いライブハウス、FAD Yokohamaにて始まった、
対バンライブ企画の初回に行く。

横浜駅近くのメイドカフェHoneyHoneyのメイドによる同名グループ(今回は5人が出演)、
元BiSのコショージメグミさんを擁する4人組Maison book girl、
メンバーごとの担当カラーの新衣装をまとったつばさFly、
マスクが新しくなった部長のデスラビッツの順。各グループ25分と長めの持ち時間。

平日の比較的早めの時間スタートで会場が横浜となると、多くの人にとっては都内より
来場へのハードルが高いのだが、時間が経つにつれ客は増え出した。
出演順もこれで正解だったと思う。

「出せるところは全部出しました!」的な大型・長時間対バンライブが多い中、
コンパクトな対バンライブは企画力が勝負になってくる。
この先もきっとあまりなさそうな組み合わせで音楽性もそれぞれ異なり、
演者どうしも交流できる規模の出演者数だと感じた。

*HoneyHoney
全4曲。意識してちゃんと見るのは初めて。
以前、横浜カワイイパークのステージ企画で目にしたことはあった(気がする)。
自分が出かけた5年前にはすでに店があり、今もまだ続いている。
メイド系のグループはどうしても「クールジャパン=ヲタ=アニメ」的な側面が強くなり、
どこも作り声で…となりがちだが、ここはその辺が希薄で好感が持てた。
おそらく全部オリジナル。それだけでも評価できる。店でライブをするわけでもないが、
久々に行ってみるか。

*Maison book girl
初見。全5曲。最後にあいさつをした以外は、ノンストップで曲をくり出した。
基本的に非・沸きな曲調のグループ。なんとなく実験的な要素もあった。
聞いた印象はさわやかで泥臭さがなく、音楽性は違うものの、
Hauptharmonieを聞いたときに心をよぎるものと共通する何かが心をよぎった。

*つばさFly
全6曲。スパンコールのような質感の6色パーカーをまといながら。
最後にやったLIBが、まとめ曲として最強なので、そこに至るまでを
いかに速度を落とさず疾走するか、といった印象。
当初メンバーのボーカルがくぐもって聞こえ心配したが、
歌が進むにつれそれはクリアされた。
以前よりハモリ部分が洗練されてきた気がする。
Loneliness
Nevermind
Sing a song
Take My Hand
THE ENDLESS SUMMER
Life is Beautiful

*デスラビッツ
予定調和・茶番としての引退騒動を経て、部長のヘルメット&マスクが新しくなってからは初めて見る。
ヘルメット部分に縦2列の赤い部分が入り、そこが発光する。
全4曲。
MCでの機転を利かせる役目は成人男性である部長が担い、女子トリオは基本的に定型部分を担当。
ギャグテイストを持つグループは、その風味を「きっちりしていないことの逃げ」に
使いがちだが、デスラビッツについてはまったくそんなことがない。
パフォーマンス部分の本格加減には、カッコよくしようとしていないゆえのカッコよさがある。
今回はそこを強く感じた。

終演後は全出演者一斉にフロアで物販。4組だとこれができる。
この規模の物販・特典会だと、ふだん行ったことがなかったところに行きやすい。
これまで行くタイミングを逸していたデスラビッツのそれにも参加してみた。
よく、「デスラビはビギナーにも手厚い」と聞いていたが、本当にその通りだった(笑)。
丁寧に説明してくれて、こちらからの問いにもきちんと答えてくれるのだから
安心感がある。
部長と2ショットチェキを撮った。気さくかつ物腰が穏やかで面白い人だった。
以前のヘル&マスクは「赤い眼鏡」のそれだったが現在は完全オリジナル、
これは要するに権利のなんちゃらだそうだ。

ファンが増えない→私たちの力不足→パフォーマンス力を上げなくちゃ
という結論に陥りがちなアイドルちゃんは、歌やダンスと直接には関係ないが、
こういう「居心地のいい環境づくり」「ホスピタリティ」の部分にも考えを及ぼすと、
いいのではないだろうか。爆発的に増えるものでもないけれど、意外に効いてくる。
例えば、一応色分けがあるが強調してこなかったつばさFlyが導入した色分け衣装が、
物販時などでの個人指名の際、「あの○色の子」として役立つようなのも含む
(*つばフラ宮沢さんに聞いた)。
わからないなら聞けばいいのだが、「じゃあいいや」となってしまう人も多いのだ。

今回から始まったこの対バン企画、都内のライブとは明らかに違う空気感が新鮮だった。
次回以降にも期待する。

11/23(月)バンドじゃないもん!ららぽーと横浜1&2部

2015年11月23日 | アイドル


対バンライブで何度か見ているグループ。
各地でアイドルイベントが催されている連休中かつ横浜の郊外の屋外、
つまり新宿渋谷池袋などでのイベントよりは見やすそうなので出かけた。
曇っていて寒く、傘をささなくてもいい程度の雨が降ったりとイベント日和ではなかったが、
まだ詳しくなっていない対象が、乾いた砂に水がしみこんでいく面白さを感じた。

12:30からの1部は
望月みゆ(緑)「手渡しの距離」
天照大桃子(青)「baby my love」
恋汐りんご(赤)「りんごいろの約束」

15:30からの2部は
鈴姫みさこ(ピンク)「スピードリオン」
甘夏ゆず(黄)「ひ・ま・わ・り」
七星ぐみ(水色)「 水色のブルー」

の3人が、それぞれこの順で新曲の個人盤収録ソロ曲を歌っての全3曲ずつ。
個人的には、ラストに3人ずつバージョンで新曲「NaMiDa」を歌って終わる…
などだとさらに良かったな。天照大桃子(←口に出して言いたい名前)さんが
のどを痛めていて気の毒だったが、ステージ中は一時的にアドレナリンを
分泌させ対応していた(笑)。
ソロ曲は、七星ぐみさんのそれがBiS的曲調で特に好み。
他の人の曲はアイドルギターポップ・ロック、EDMなど。

すでにできあがって長い世界にどうこう言うのもアレだし、
たとえそうしても通行人がCDを手に取るわけでもないのだが、
なんつーかこう、こういう場でのMCは、
「彼女たちを全然・あまり知らない人」に向けてくれると嬉しい。

1部の全員握手会に参加して初接触。
思っていたよりスローペースで、会話のやり取りができた。
知識があまりなくてもどうにかなるものだ。

屋外のイベントだと、ステージからエネルギーが拡散される形になるが、
このグループはライブハウスなど、客側からステージに向けエネルギーが集中する形で
見たほうが楽しいと思う。







11/22(日)夢幻レジーナファーストリサイタル「IN PROGRESS」四谷LOTUS(10:30~)

2015年11月22日 | アイドル

集客と所属事務所内の人事異動をめぐってグループ周辺が揺れた数日。
メンバーの手売りなどの成果もあり、チケットはソールドアウトして当日を迎えた。
個人的には「夜」に見たい公演だったけれど、今日は曇っていて暗かったし、
会場に入ってしまえばもう関係なかった。
場内は狭かったが窮屈ではなく、ステージを撮影するカメラのモニターを
見られる位置だったので時に見えにくい部分も補えたし、終始快適だった。
ホールとバーカウンターが別室で、ドリンク引き換えも快適。
こういうの実はかなり重要。

トータルで1時間20分ほどながら物足りなさは皆無で、
2時間ぶんくらいのボリュームはあった。

現在の編成は3人だが、2年前のグループ結成から加入・脱退が繰り返され
状況が安定しないジレンマがある。安定しないと磨きをかけにくい。
それを題材にしたセルフパロディ色の濃いナレーションからステージは始まった。

全11曲
少女は来たりて
暗い太陽
麗しき凶暴な世界
死神(*動画は原曲)
星の試練
恋と革命
桜狂い、咲くは迷いし
さよならもう戻らない日々
地獄より

(アンコール)
夏げっちゅ♡
愛しかあげない

最近お披露目された「死神」を含め、いわば「これまでの集大成」といったイメージ。
ファン歴の浅い自分は、動画でのみ知っていた曲もいくつか。
たとえ暫定的だとしても、メンバー3人には安堵によるパワーが充溢しているように見えた。
世界観は独特でおどろおどろしいのにアットホームで楽しげ。
この感覚が味わえただけでもこのライブに来た意義があった。
メンバーそれぞれの、素直な嬉しさと照れがないまぜになった感じも良かった。
今日改めて思ったけれど、ゲッターロボ的というかアクマイザー3的というか、
メンバーの個性が一見してここまで違うグループも珍しいんじゃなかろうか。

全編終了後、これまでプロデュースを担当してきた若原麻希さんからの3つのメッセージ。
想像にすぎないが、3つということはメンバーが1人1つずつ読み上げる予定だったような気がするw
(その大半を鈴木あやめさんが読んだ)

1.若原さんはプロデュースからマネージャーへ。プロデュースは事務所全体で行う
(*今日含め若原さんは普通に現場にいたので、客の目に入る状態はこれまでと変わらないと思う)

2.楽曲は広く外部から募る

3.次回のワンマンは2016年2/28 新宿LOFTにて。四谷LOTUSがキャパ最大150人くらいだそうで、
次は500~550人のキャパの会場(そんなにあったのか…)。
今日見に来た人・前売り券を持ちつつ来られなかった人は無料。
今日見に来た人に関しては入場時に缶バッジがもらえたので、それがチケットになる。
「こんな方法で埋めたとしてもどうなのよ」という声もありそうだが、
新たに足を運んでくれる人がいなければいけないことに変わりはなく、全然イージーではない。
ここがポイントだ。

夢幻レジーナに関しては、ボクとしてはチャート・集客数的浮世部分のストーリーには
あまりまみれず前に出しすぎずいてほしいので、そこらは水面下で頑張りつつ、
クリアしてくれるように祈っている。もちろん行くつもりでありまする。







11/16(月)本格音楽女子祭 其の十壱(O-EAST 18~)

2015年11月17日 | アイドル


OAのClap!Clap!からトリのCANDY GO!GO!まで。
入場時、ロビーで告知活動をしていたCANDY GO!GO!とAnge☆Reveメンからチラシをもらうなど。

全出演者を見たかったが、寺嶋ゆっふぃーとREADY TO KISSは
妄キャリなどの物販に行っていたため見られず。
こぶしファクトリーが出たからか、今回は早い時間からすでに集客が多かった気がする。
初見のグループも複数あった。
ざっくりと感想。

*Clap!Clap!
初見。4人。全3曲。
ピンク、青、黄色、緑の衣装を着用。グループ名だけは知っていて、
その語感からもうちょいアイドルアイドルしたものを想像していたら、
1曲目がハードでたいへんカッコよく、意表を突かれた。
全体的にはなんとなくコミカルな曲調。とにかく動きが速かった。

*Malcom Mask Mclaren
初見。3人。全3曲。
このグループ名なので「アナーキー・イン・ザ・UK」で登場。
例えばBiSに影響された新グループが後世できたとして、
「ワタナベジュンノスケベースボールキャップ」と命名する感じか。
メンバーは終始マスク(いわゆる風邪予防のアレ)を着用しているため
顔はよくわからない。曲はストレートでシンプルなパンク寄りのロック。
ギミック先行の印象は否めないけれども曲はたいへん聞きやすく、メンバーも一生懸命なのは伝わった。
マスクをしながらのステージは長丁場はキツかろう。

*こぶしファクトリー
彼女たちが前にこのイベントに出たのを見て以来。全5曲。8人。
そのときの率直な感想
今回もドスコイやラーメン大好きの曲をやったので、前回のそれが改めて上書きされつつも、
Berryz工房の「恋の呪縛」や、オリジナル「念には念」はたいへんカッコ良かった。
今日の出演者では最もボーカルの声に迫力があり(がなる箇所が多いというのもある)、
古いタイプのロック基調の曲調とマッチしていた。サウンドは好みなのだサウンドは。

*sora tob sakana
5月に「女子力見せつけ音楽隊」というライブで見て以来。4人。全3曲。
そのときはもうちょい若々しい印象のほうが強かったが、今回は曲調もあってか
力強い感じがした。思いのほか激しかった。
ただ、ハードロックやメタルのそれではなく、空間系轟音というか、特にベースがうなり、
ギターはエコーが強くてアルペジオ…みたいなやつ。さわやか。
直前のこぶしファクトリーと比べると明らかに声のトーンが高い。

*虹のコンキスタドール
小田原城や代々木公園で見て以来。たぶん3度目。7人。全3曲。
こぶしファクトリーのためなのか、この時点でまだ18時台だったのにフロアには人が多め。
前に見たときは気付かなかったのだが、メンバーのルックスの平均値が高い。
曲は好みかそうでないかとは別に、きっちりと作ってあって好感が持てる。
ソラトブサカナ同様、ギターよりベースが活躍するサウンド。
シンセのブラスとのコンビネーションが心地良かった。

*Ange☆Reve
前にこのイベントで見たときは、確か澤田さんがお休みだったが今回はフルメンバーの5人。
全4曲。
AJのアイドルはパッと見の印象とは違い、ステージはむやみな激しさを
秘めていることが多いが、彼女たちも例に漏れず。
セットリストがそう変わったわけでもないのに、以前に見たときより圧倒的にパワフルだった。
あんじゅれは歌詞が「完全ピュアファンタジーとしての少女漫画」っぽいと思う。
そんな中に入っていた「堕天使の心モヨヲ」がカッコようござんした。

*放課後プリンセス
全4曲。
消えて、白雪姫
Smile x3 ~笑顔ずっと咲いたままで~
バカだね
ジュリエット ~君を好きな100の理由~

メインボーカルの歌唱力が高く、いかにそこに持っていくかという曲構成が多い。
メンバーはMC時はいわゆる「お母さんが電話に出るとき」的な作り声で話すが、
ボーカル時の声のほうがナチュラルで良いと思う。
歌詞が、「ティーンのスクールデイズにおける甘酸っぱさ」より、ひと回り上の
ビターさをともなった感覚なのはなかなか良い。

*STARMARIE
全4曲。本格音楽女子祭の主催側なので、このイベントに来れば毎回見られる。
ボクがこのイベントを見る楽しみのひとつは、確実にスターマリーにある。
スターマリーと○○(目当て、注目しているアイドル)という組み合わせには
異種格闘技、異種交配の趣がある。
前回はSEなしのノンストップ構成だったが、今回はさらにマイナーチェンジし、
1曲めをいきなりやってスタート。その後改めてSEを流してリスタート。
番組冒頭からいきなり戦闘シーンといった感じ。
彼女たちはそこまでアクが強くはないので、一度だけだとそうでもないかも知れないけれど、
何度か見ているうちにヒ素のように効いてくる。

*妄想キャリブレーション
全4曲。
悲しみキャリブレーション
いつだって世界にファイティングポーズ
魔法のジュース
Youをちぇっくします!

今回は全編age系で統一した沸きセットリスト。
胡桃沢まひるさんの髪のアレンジが、遠目には「コントのオチの爆発」っぽく見えてしまったw
今、ワンマンツアーの最中ということもあり疲れも出る頃だろうけれど
仕上がりの安定感は見事。
桜野羽咲さんの、少し苦しげだけれど無理をしているふうでもない、声を張った切ないボーカルの
魅力を本日も堪能。

(この後妄キャリ、スタマリを追って物販→特典会の渦へ身を投じたため、
 寺嶋ゆっふぃーとレディキスはまったく見られず。
 妄キャリの今回のチェキは、1人1枚限定&いつものチェキ券がなく、
 お金を直接スタッフに渡す方式だった。
 ファンタジーチケット2枚を買って初めて接触したスタマリ全握は時間が長く、
 色々話すことができた。)

心が熱く高まった状態でフロアへ戻る。

*CANDY GO!GO!
「絶対加速少女C」から「神様のイジ悪」、「大切なお知らせ」までの3曲を見る。
こちらに出演したのは、なぎさ関根菜月磯野佐伯の5名の皆さん。
気持ちが熱を帯びていたせいか、あまりやらない気がするが一番好きな曲・
「絶対加速~」をやってくれたせいか、目にした瞬間から世界に浸ることができた。
ロック系を標榜するアイドルちゃんの中で、野性味に関しては随一だと思う。

終演後はCANDY GO!GO!のブースで新曲を予約し、特典会に参加。
個人情報を記入せずにすむ予約方式(予約すると引換券がもらえ、それと
現物を交換する)なのは良い。
1分間トーク券というのがもらえたので、それを駆使して佐伯かなさんと初めて会話。
楽しゅうございました。

場内の告知ビジョンによれば、年内最後の本格音楽女子祭は12/16。GEMなどが出るとのこと。
今回は12/30に大阪でも開催される。そちらには吉川友、愛乙女★DOLLなどが出演。














11/15(日)夢幻レジーナ新宿タワレコ15~

2015年11月15日 | Weblog


アルバム「女王失格」リリースイベント最終日。
最初のイベントもこの会場だったので、「帰ってきた」形になる。
動画以外のステージの撮影はOKという状況。
現メンバー3人はロリータ衣装。
メンバーごとに、このアルバムや状況についての思いを吐露したりしつつ。

全3曲(*ただし「地獄より」は10分超の大作)

暗い太陽
桜狂い、咲くは迷いし
地獄より

彼女たちのライブを見るのは久しぶりだったのだけれど、
明るく健全な雰囲気のインストアイベントでも、独特の猟奇的な世界は伝わってきた。
久しぶりだったからなのかも知れないけれど、
「ライブは生きもので毎回別の貌を持っていて、彼女たちにその面は特に色濃くて、
それゆえに彼女たちはライブで見てこそ」なのだとも思った。
鈴木さんが魔の世界(彼女たちには人外設定はないが、ステージの上に築く世界は
まぎれもなく魔をはらんでいる)と現実をつなぐ役割をしているように見え、
グループの象徴ともいえるたたずまいを持つ春野さんが、ライブハウスで見たときは
あまり感じなかったが実は予想外に小柄だと気付いた。

終演後、その場にいた人対象に全員握手会→特典チケットを持つ人対象の特典会
という流れ。
ボクは、グループにおける「女王蜂」(横溝正史文脈)的なポジションのまあこさんの1ショットチェキ
(あらかじめ撮影してあるチェキを一枚もらえる)をチョイス。


短い時間ながら楽しかった。
ちなみに当日のタワレコ新宿はこの後、アンジュルムや寺嶋由芙さんなどのイベントがびっしり詰まっていた。

11/3中野流アイドルフェスティバル2日目(中野サンプラザ前広場)

2015年11月03日 | アイドル
途中のFeamから最後のアプガまで見る。
15時45分頃から19時頃まで。
当日のツイートを編集する形で。

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*中野流アイドルフェスティバル2日目。
到着後まず、Feamの「悲しげだね」or「ポーリュシカ・ポーレ」みたいな曲から
ラストの「オリジナル・スマイル」みたいな曲まで見る。
続いてCANDY GO!GO!。5曲。なぎさりんさんのMC面白いw 
仮面女子。4曲。ラスト「元気種」でボート芸。

*サンプラザ前の広場は完全に暗くなり、人も増えてPASSPO☆。
5曲

マテリアルGirl
くちゃLOVE
HONEY DISH
WANTED!!
Pretty Lie

これはなかなか気合いの入った曲の並べ方である。
終演後はいわむらさんの自撮り盛りトークなど。

*で、ブロードウェイで時間をつぶしてから広場に戻ると、
ちょうどイベントそのもののトリ・アプガの開始時刻。4曲。
1年半前にサンプラザで行った単独公演の振り返りなどのトーク。
3曲目「アッパーレー」でリフトされたヲタが、
警備員にもんのすごい速さで連れ出されていた。

*中野で見たアイドルちゃんたちでは、他がどうというのではないが
明らかにPASSPO☆とアプガには格上感があった。リーグの上位チームな雰囲気。
ひいき目に見ているのを抜きにしても、やっぱりオケの力強さ・「圧」の違いが
大きいのではないか。

*単純に考えて、「人数が減って一人当たりにかかるものが大きくなった」のだが、
それ以上にPASSPO☆のクルーの役割・個性が際立ってきた気がする。
なおみんの中心人物感・グイグイというのではないけれどグループを引っ張っている感じは嬉しい。

*今ロックサウンドを標榜するアイドルちゃんは多いけど、その場合の「ロック」って、
シューゲイザーだのスクリーモだの分類がやたら細かくなって以降の印象がある(ボクはもうわからない)。
CANDY GO!GO!のロックサウンドは、もっとざっくりしているのでありがたい。


↑以上は自分のツイートより。

名前はよく見かけるがきっちりと見たことがなかった3人組・Feam。
9周年ということで、文字列としては本当によく見かけたが、
まとまった時間のパフォーマンスを見たのはたぶん初めてだ。
4曲聞いた。

CANDY GO!GO!。
一年365日、しかも一日複数回ライブをやっていると表現しても
決して大げさではない(*そこまではやっていないが、印象としては
まさにこうである)彼女たち。
本数をたくさんやっていると、「次またやるだろ」心理が働いてしまい、
かえってあまり見たことがない…となりがちなのだが、自分にとって
まさにそうだったりする(笑)。
ライブハウス出演が圧倒的に多く、ショッピングモールなどでの
フリーイベントが少ないというのもある。
女性アイドルグループは、スパルタンでもどこかにやわらかさを残していることが多いけれど、
彼女たちはイヌ科の動物の群れのようにワイルドで、そこが異色だ。

仮面女子。
スチームガールズによる編成。5人だとちょっと寂しい(笑)。
11/23にさいたまスーパーアリーナでのライブを控えての出演。
ここのヲタはなんとなく「昔ながらのアイドルファン」っぽさを残している。
彼女たちのいで立ちが初めて見た人に与えるインパクトは大きいので、
なんとなく全体にある「囲い込んで・囲い込まれている」感よりも
オープンな雰囲気を出すと、もっととっつきやすいんじゃないだろうか。

PASSPO☆のときに急に人が増えた実感があった。
たまたま居合わせた場所がそうだっただけかもしれないが、
周囲の人口密度が一気に上がった。
そして、短い時間ながらそれに見合ったステージだった。
マテリアルGirlは通常中盤以降のクライマックスに用いる曲なので、
それをトップに持ってきたあたりに意図が見えた。

アップアップガールズ(仮)。
EDMという音楽そのものは特に好きでも嫌いでもないのだが、
彼女たちには合っている。
ハロプロ系は純粋培養種としての気高さはあるが、
自己完結と護送船団ゆえのモロさも感じているところに、
そこからドロップアウトせざるを得なかった彼女たちは、いわば「野生のアイドル」として
新たなる視界・新たなる自我を持っていて、そこが強みなのだと思う。