ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。~角田光代

2015-10-24 04:32:10 | 本の少し
恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。 (ブルームブックス)
クリエーター情報なし
ソニーマガジンズ

☆☆☆

角田光代さんと言えば、「八日目の蝉ぐらいしか浮かばないので、

このエッセイを読んで、その思っていたギャップに驚きながら、
失礼ながら、日常のその駄目っぷりにすぐに共感。

ダラダラと生きたいながら、売れっ子作家になった現在。
その、本質を変えずに、それなりの生活を装おう生活ぶりが羨ましい。



でも、時として真面目に考え、自問自答している。

例えば、

私が思うに、宗教ってのはこの世のシステムを理解しようとする姿勢だ。
自分の力の及ばない、すべての理不尽を納得したいという希求だ。
私の言う縁(人知の及ばないもの)が宗教を生み出し。その宗教が結婚を
作り出したと考えるならば、そのふたつが結びつかないのは当然、
ということになる。死そのものが。死亡届とも葬式ともなんの関係ないのと同じ。

結婚は縁とは関係がないし、恋愛とも関係ない。
むしろ、一組の男女の意志の相性、意思の相似性に基づく何かではないのか。
・・・・こんなふうに、理解しようとつとめればつとめるほど。
結婚シたくなるのはなぜ。

といいながら、現在、二度目の結婚のはず・・・・・・・・・。


なぜか、世間に馴染めないながら、克服しようではなく、
あえて避けて暮らそうという作者、良きパートナー、見つけられたんですな。


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