ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」

2017-04-24 01:26:49 | ラジ関寄席

「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」


ブログを書くのを、うかっと忘れておりました。
今から書きますが、さてどれだけ覚えていますか、
記憶力と高座のインアパクト、感動の差でおますな。

一、桂治門・・・・・・・・・・・「真田小僧」

今回も仕事が終わってから駆けつけたので、既に治門、さんの高座はスタート
いつものごとく入口付近で待ちぼうけ・・・・・私だけではなく4、5人が。

そうっと、二階席にでも案内してくれたら良いのに・・・・


黒幕からほのかに聞こえてくる噺は、「真田小僧」、
子供が父親に小遣いねだるところ・・・。

この、こましゃくれた子供、さて年齢は何歳なんでしょう、
色事も多少わかっているようだし、父親のヤキモキする気持ちを利用するなんて
なんとこましゃくれた、ガキなんでしょう・・・治門さんの「真田小僧」の良さは、
なんとなく、騙されるおやっさんの可愛さなんでしょうか・・・。

この「真田小僧」は、治門さんのテッパンですな。

二、笑福亭喬若・・・・・・・「粗忽長屋」

なんとも、捻った、難しい噺を、喬若さん、挑戦。

そそかしい松ちゃん、行き倒れを見て友達の芳公だと、
本人に引取りにここへ連れてきますと、
粗忽、あわてもん、と言うより、どういう頭の構造になっているのか、
その矛盾に気が付かせないほど、勢いではなしが進まなければ。。

松ちゃんが狂気であるだけ、こちらはそのギャップに笑えるのだが・・。

それにしても、シュールで難しい噺でおますな。

三、笑福亭純瓶・・・・・・・「平の陰」

これも、一人芝居のごとく、難しい噺。
今一番は鶴志さんで、どうしても比べてしまう。

あの、ドスの効いた声、最後のつっけんどんな一声。
どれをとっても、押しの効いた科白に、笑いが沸いてくる。

上品さが残る純瓶さん、損してますな。

四、桂福矢・・・・・・・・・・・「阿弥陀ヶ池」

私、福矢さんの落語、結構好きでおます。

一方通行の投げやりな台詞、聞いている内に、それが癖になってくる。
落語って、やはりリズムなんですな・・・福矢さんには、独特のリズムが。

何事も、嵌ると怖いですな・・・・・。

五、笑福亭三喬・・・・・・・「てれすこ」

「てれすこ」、不思議なオハナシ。

長崎で珍しい魚がとれて名前がわからないと、代官所からは、
「魚の名のわかった者には、金十両の褒美をとらす」と、
そこで名乗ってきた者が言うには、その魚の名は「てれすこ」、
干したものを再びおふれをだすと、今度は「すてれんきょう」と・・・・。

最後は「この子が、大きくなっても、決してイカの干したのをするめと
言わせるな」・・・この機転に満ちた言葉で、無罪放免になるのですが、

「ちりとてちん」といい、この「てれすこ」といい、
当時、長崎は異国で、奇異なバテレンのコトバが溢れていたんですな。

でも、間、あいだで入る、三喬さんの説明解説というか、
うんちくに満ちたアンコは楽しいものですな・・・・。

今年の秋には、松竹座で松喬襲名披露、切符がとれるのか今から心配でおます。


「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」
2017年4月24日(月)午後6:30開演
道頓堀・角座

一、桂治門・・・・・・・・・・・「真田小僧」
二、笑福亭喬若・・・・・・・「粗忽長屋」
三、笑福亭純瓶・・・・・・・「平の陰」
仲入り
四、桂福矢・・・・・・・・・・・「阿弥陀ヶ池」
五、笑福亭三喬・・・・・・・「てれすこ」
三味線・・・・・はやしや律子



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