ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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「角座月夜はなしの会~大爆笑・ラジ関寄席」

2017-07-10 20:02:54 | ラジ関寄席





一、笑福亭縁・・・・・「桃太郎」

いつも、途中で入れず、ずっと聞き逃していた、縁さんの高座。
今日は初めから、じっくりと聞かしてもらいましたで・・・。

二年前に聞いた時よりは(確か「動物園」でした)、
安心感があり、そのぶんこちらも余裕で笑いが、

二年間のキャリアって凄いですな。

でも、女流噺家さんが増えてきただけに、女落語家というだけではなく
あとひと味、何かで違いをださなければなりませんな。

流行と同じで広がれば広がるだけ、競争も激しくなりますな・・・。


二、笑福亭生寿・・・・「さんま芝居」

良かったでっせ・・・生寿さんの「さんま芝居」。

ネタ選びといい、質感といい、さすが生喬さんの弟子。
(この前の師匠の「重ね扇」といい、良い一門ですな)
単に、宝塚ファンというだけでは、ありまへんな・・・。

この前の10年目の落語会には都合で行けなかったですが、
これからの、5年、10年、伸び盛りの生寿さん、楽しみですな。


三、笑福亭銀瓶・・・・「お忘れもの承り所」

9年程前に銀瓶さんの「お忘れ物承り所」聞いたことがあるんですが、
10年ほど前の噺、虫干しのごとく出してこられるんですね。

三枝さんの作では、銀瓶さんの「宿題」が好き、あの理屈っぽいのが
銀瓶さんにピッタリ、最近大ネタを聞く機会が多いのですが、
どんな噺でも完璧にこなされる力は凄いですな。


四、笑福亭風喬・・・・「住吉駕籠」

良かったですな・・・・風喬さんの「住吉駕籠」。
20分でどう処理するのかと思いきや、じっくりと、
酔っ払いが気が済んで別れる処までをじっくり、こってり、と。

師匠松喬の素朴感もだしながら、淡々とすすんでいく。

ぼちぼち、大ネタの風喬さんの高座、聴いてみたいですな。


五、桂梅團治・・・・・「皿屋敷」

トリは梅團治さん、師匠の十八番「皿屋敷」。
お菊さんの妖艶さは師匠にはなかなか及びませんが、
噺もどっしり、太めで、違った面でおもしろい。

でも、梅團治さんの「高尾」はどんな風になるんでしょうか。
失礼ながら、こわいもの見たさの心境でございます。

中トリ、大トリは言いに及ばず、モタレとかシバリとか言うんですかな
間の生寿さんと風喬さんの良さが、一連の流れの質を高め、
落語会全体の満足感を導きだすんですな・・・・。

こんな、落語会、大好き、・・・満足の一言。


「角座月夜はなしの会~大爆笑ラジ関寄席」
2017年7月10日(月)午後6時30分開演
道頓堀・角座

一、笑福亭縁・・・・・「桃太郎」
二、笑福亭生寿・・・・「さんま芝居」
三、笑福亭銀瓶・・・・「お忘れもの承り所」
仲入り
四、笑福亭風喬・・・・「住吉駕籠」
五、桂梅團治・・・・・「皿屋敷」



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