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ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

第6回・たかつ笑い亭

2012-10-21 22:42:08 | 笑福亭鶴二
今年は、華やかはめもの特集、でも「阿弥陀池」はどこで鳴物が・・・。
鶴二さんの「親子茶屋」は初めて、楽しみでおますな・・・。

たかつ亭、来年も二、三回、開催されると。

席を取ってから、外観の写真を撮りに外へ出ると、ネタを繰っていた鶴二さんに・・・そこで、パチリ。

大阪府教育会館たかつガーデンの外観

200人を超える大入り満員、料金は安く、内容は充実、お値打ちの落語会。

一、林家染吉・・・・・・・・・・「兵庫船」

喜六、清八の旅ネタ、西の旅。
しっかりとした、落ち着きある口調が染吉さんの味になっている。
喜六のアホさ加減も、あんばいよく、言葉のおかしさだけで、十分楽しませてくれる。
フカに身入りされる前の、なぞかけの部分で終わりが、充実の落語でおました。


二、桂出丸・・・・・・・・・・・・「稲荷俥」

稲荷俥という落語を演りますが、稲荷さんのお使いが「狐」で、
大黒さんは「ねずみ」、恵比寿さんが「鯛」、毘沙門天が「ムカデ」、弁財天は・・・・「白ヘビ」、
みんな、神さんのお使い、でも進物品のことをお使い物というのは・・
やはり感謝の気持ちを伝える、繋ぐものだからですかな・・・。

高津さんの前から、産湯稲荷の前まで、その道中の不気味さ、
サスペンス風のしんしんとした闇の世界がキモ。

出丸さんのキャラが妙に、点々と灯りがあるような、微妙な明るさが逆に気になる。
正直者の俥屋が、神さんからの福を授かった、散財するところで、下座から鳴物が。
愉しく、長屋の奥から、明るい陽気な音が聞こえてくる。

まあ、仁鶴さんの「生活笑百科」ではこの場合どうなるのか。
本来拾得物物は届けないといけないのに、神からの福と信じてしまった俥屋
だました客は、全額お金をとりかえすことはできるのか、上沼相談員いかが・・。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・・「親子茶屋」


春團治師匠に最初に教えて頂いた「お玉牛」の稽古の様子をマクラに。
今日の「親子茶屋」ももちろん三代目につけて頂いた噺。

この噺、最初の親旦那が若旦那に説教する場面での、
「秤にも天秤にも・・・」、若旦那の言い分がよろしいなぁ。

色町に入ってからの、下座からの鳴物、唄もよろしいな。
「釣ろよ。釣ろよ。」・・・狐釣り、粋な遊び。

三代目の十八番だけに、遠慮して演る人も少ない演目。
鶴二さん、今後は度々かけて欲しいネタでおますな。


四、桂文也・・・・・・・・・・・・「宿屋仇」

最初、チラシには「阿弥陀池」、どこに鳴物と思っていたら、「宿屋仇」に変更。
でも、文也さんの「宿屋仇」よろしおましたで・・・。

すべて、本寸法、本格的で、硬さと柔らかさが見事に中和され、
落語の世界に引きこんでくれて、噺自身のおもしろさが、滲みでてくる。

この前の「親子酒」といい、たかつ亭のファンというより、文也さんの噺を聴きたくて
次の、たかつ笑い亭は必ずいきまっせ。
(アンケート書いたので、次から落語会のご連絡来るんでしょうか)

低料金ながら、充実の落語に、大満足。

夕方の「咲くやこの花芸術祭」へ、急いで淀屋橋へ・・・。



第6回・たかつ笑い亭
2012年10月21日(日)午後2:00開演
大阪府教育会館たかつガーデン

一、林家染吉・・・・・・・・・・「兵庫船」
二、桂出丸・・・・・・・・・・・・「稲荷俥」
仲入り
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・「親子茶屋」
 四、桂文也・・・・・・・・・・・・「宿屋仇」
・・・・・・・三味線・・・・はやしや香穂

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