ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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第833回・田辺寄席~桂雀三郎の段

2019-01-20 22:22:22 | 田辺寄席
田辺寄席

「田辺寄席・会員」が一月で切れるので、更新のために桃ヶ池に。
そういえば、昨年は更新しただけで、お伺いできずに一年が・・・・。
今年は、少し多めに参加したいですな・・・・。


か~るくたっぷりの会・桂雀三郎の段

久しぶりの、田辺寄席の高座

開口一番・・文太・・・・・「愛宕山」

小文枝師匠に直接付けて頂いたネタ、「愛宕山」。
矛盾、虚構の多いネタですが、そこを感じさせないのがキモ・・・・。
「かわらけ」実際琵琶湖でしたのですが、投げ方からまるっきり違いますと・・・。

盲導犬の「デイリー」が引退したので、それにちなんだクイズを二問。
当たった方には、手ぬぐいを進呈・・・。

さて、二代目の名前は?

一、桂文太・・・・・・・・・・「つる」

「つる」、米朝一門が、最初に覚えるネタとか。
リフレイン、くりかえし、ウラ覚えで失敗、主人公のアホさ加減に、
登場人物の使い分け、色んな要素が入って入るんですな。

真打、ベテランが演じる、前座噺は奥深くておもしろいですな。

そう言えば、二月に繁昌亭で、ベテラン前座噺の会がありますな。
いつもとは違うどんな、笑いがおきるのか楽しみですな。


二、桂雀三郎・・・・・・・・「夢の革財布」

東京でいう「芝浜」、そういえば山の手線の新駅の候補に「芝浜」もあったのに、
投票結果を無視しての「高輪ゲートウェイ」とは、愛想ないですな。

「芝浜」、人情噺で、年末にはきっちりと泣かせる、聴かせる噺。

雀三郎さん、あの三木助さんで有名な顔を洗って紫色の夜が明けてくるところ
バッサリ、割愛・・・・まあ、芝浜って名乗ってないから・・・・ありか。

人情噺の重苦しい臭さはなく、あっさり目の雀三郎さんの「夢の革財布」。

でも、亭主に三年間も隠し事ができた女房、改心してうまくいったから良いようなもので
もしうまくいかなかったら、いついうのか、その機会は訪れるのか・・・。

善きことと言いながら、亭主に嘘をつく女房・・・
果たして、ありがとうと、頭を下げることができるのか、私には自信がありませんな。


三、桂雀喜・・・・・・・・・・「終活のススメ」

「就活」のススメにかけて、「終活」のススメ、今や「終活」も常套句に。

死んでから、残された方が慌てるのではなく、生前から準備しておこうと、
“クレジットのNO、暗証番号”“葬儀でのお気に入りの写真”
“保険や財産の一覧表”“自動引き落としの停止手続き”
“隠し子”に“遺産相続”いや“借金”のあるなし。

いろいろ、ありますな・・・・。

じっくりと振り返って、人生の総清算しておくのも良いですな・・・。

雀喜さんの十八番「終活のススメ」でおました。


四、桂雀三郎・・・・・・・・「不動坊」

冬のネタ(東京では、幽霊つながりで夏の噺とか)
風呂で利吉がのろけて、風呂にドボンとはまるところ、
雀三郎さん、師匠枝雀さんみたいに、座布団の上で横に寝ころぶ、
まさに枝雀一門の身体を張った芸の伝承ですな。

全体に、冬の寒さも薄らいだ、あっさりめの「不動坊」。
なんといっても、寒さの厳しい、こってり味の「不動坊」が好きですな。


第833回・田辺寄席~か~るくたっぷりの会・桂雀三郎の段
2019年1月20日(日)午後Ⅰ:30開演
桃ヶ池公園市民活動センター

開口一番・・文太・・・・・「愛宕山」
一、桂文太・・・・・・・・・・「つる」
二、桂雀三郎・・・・・・・・「夢の革財布」
三、桂雀喜・・・・・・・・・・「終活のススメ」
仲入り
四、桂雀三郎・・・・・・・・「不動坊」
三味線・・・・・・花登益子
 鳴り物・・・・・・桂む雀

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