ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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第792回・田辺寄席(2017年・文月)

2017-07-15 23:01:31 | 田辺寄席

田辺寄席・2017年・文月

今、一番人の入りが悪いとされている土曜の夜席に・・・。


桃ヶ池公園

センターに入りかけたら、団朝さんとすれ違い、ご挨拶を。
公園の方へ、お一人で・・・・ネタ繰りに行かれたご様子・・・。



第792回・田辺寄席

いつもは、前列の端に座るのですが、今回は嫁さんと一緒、
すわり心地の良い椅子を求めて、右側の壁面の前の方の席へ、
いつものとは違うアングル。

詳細は、後日。

開口一番「ワ」「笑い噺}・・・・桂文太

落語家さんの修行時代の失敗談。
時が過ぎれば、笑い話に・・・・・。

でも、本当に破門になり辞めていった人も沢山おられたんでしょうな。
同じ失敗しても、残っておられるのは、神経が図太いのか、
やはり、憎めない人間性なのか・・・・続けておられるから笑い話になるので
・・・・継続は力なりですな。


一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・「米揚げ笊」

月の三席の中で一番入りが良くないと聞いていた土曜の夜席。
今夜も、80人弱のお客様。

笑いというのは、ほかの人の笑いに誘われてどんどん大きくなっていくもの、
やはり、客が少なくて、笑いが小さいと、皆さん、遠慮がちで、
なかなか大きな笑いに膨らまない・・・・・辛いでしょうな・・・呂好さん。

耐えて耐えた、「米揚げ笊」の一席でおました。


二、桂団朝・・・・・・・・・・・・・・・「強情灸」

気になる先輩、ざこばさんの病後報告など、マクラたっぷり振りながら
客席温めてから、「強情灸」へ・・・・。

やはり、米朝一門の上品さが先行、男の見栄っ張りの一面なのも上品。

そうすると、気で喋るざこばさんは、米朝一門では異端児なんですかな。


三、桂文太・・・・・・・・・・・・・・・「七段目」

文楽で忠臣蔵七段目「祇園一力茶屋の段」をみたとき、感動。
これが落語で何度も見ている「七段目」と、パロディから原型を観る
逆バージョン。

これも、七段目に忠実であればあるほど、おもしろさが増す。

とすると、ちょい物足りなさが、ああ、贅沢になってきましたな。


四、笑福亭右喬・・・・・・・・・・・「持参金」

ますます、右喬ワールドに磨きがかかる右喬さん。

あの、独特の絞りだすような喋り、肩のこる喋り。

そして、言い間違いもありぃ~の、それでいて許されてしまう。
右喬さんの仁徳というより人柄。

といいながら、冷えたまま、再びトリの団朝さんへ。


五、桂団朝・・・・・・・・・・・・・・・「算段の平兵衛」

正攻法で、きっちりとした「算段の平兵衛」。

良いのにな・・・笑いの渦が巻かない。
まあ、そんなネタですか・・・死人がでてきて、しっとりとした噺。

落語って、ライブ。

お客さんとの相性がほんと大事と、つくづく思い知った落語会でおました。


第792回・田辺寄席(2017年・文月)
2017年7月15日(土)午後5:30開演
桃ヶ池公園市民活動センター

開口一番「ワ」「笑い噺}・・・・桂文太
一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・「米揚げ笊」
二、桂団朝・・・・・・・・・・・・・・・「強情灸」
三、桂文太・・・・・・・・・・・・・・・「七段目」
仲入り
四、笑福亭右喬・・・・・・・・・・・「持参金」
五、桂団朝・・・・・・・・・・・・・・・「算段の平兵衛」
三味線・・・・・花登益子

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1 コメント

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落語 (iina)
2017-07-17 12:36:44
新宿の末廣亭で9時間も笑いとおしでした。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/0fe3fbf10a4c187131caf54986726779


落語発祥は、安楽庵策伝(あんらくあん さくでん)という僧という説があるそうです。ハイ、関西です。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/1bfac549cf89fef2a638d288dd67b998

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