ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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上野鈴本演芸場~9月下席

2011-09-24 00:21:40 | 江戸落語

上野鈴本演芸場


三三さん目当てなのに、代演、残念。

そして、1Fのエレベーターの前で待っていると、菊之丞さんが急いででていく、
ああ、終わってしまったのか、Wで残念・・・。
気をとりなおして4Fへ、ここはトイレ。そして、3Fのホールへ入ると、
のいる、こいるさんの漫才の最中。席は、ほぼ満席の9割りの入り、二人並んでの席は少ない
終わったので、前へ行って探すと、前から5列目あたりの中央へ、やっと落ちつく。

一、橘屋文左衛門・・・・・・・・・・・・「道灌」

出てくると、あちこちでプログラムを見直す音が・・・・文左衛門さん
苦々しく「私も悪気があってでてきた訳ではないので、もう、見ない・・」と、
代演というのは、どちらにとっても、辛いもんですな。

噺は「道灌」、前座噺を真打が、でも、落ち着いてどんよりしている。上手いのか、
おじんくさいのか解らない、これが、江戸落語なのか、関西人にはなぜか馴染めない、一席。

二、柳家権太楼・・・・・・・・・・・・・・「町内の若い衆」

あとから思いだすと、今でも権太楼さんの愉しい表情の顔が浮かぶ。
やはり、印象に残るという点では、当日のピカ一。

でも、上方では、春雨さんあたりでしか聴くことのない、「町内の若い衆」。
時そばとか、野ざらしとか、比較できる普段、上方でも聴いてる噺を、
権太楼さんで聴きたかったですな。

三、林家正楽・・・・・・・・・・・・・・・・「紙切り」

を正楽さん、挨拶がわりに、まずは「紙切り」で相合い傘を・・。
あとは、客席からのリクエストで、マジシャン、運動会、ハロウウィン、
最後は、どじょうで+(野田総理)を、すべて、プロジェクターで後ろへ映しだす。

リクエストされた方は、切り抜いたものを、お土産に頂く・・・いいな。
これからは、正楽さんの出番には、前に座って、遠慮しないでリクエストしなければ。


四、隅田川馬石・・・・・・・・・・・・・・「四段目」

上方でいう、「蔵丁稚」だが、・・・隅田川という初めての、亭号。
馬石さん、若手で勢いがあって上手いが、なぜか、馴染めない。
江戸の丁稚との出逢いが初めてからか、・・・丁稚さん、何か、可愛さがなくて、
生意気な口調に違和感を感じる、・・・やはり、廓噺か、人情噺、あえて上方にない噺の方がストレートに聴けて良いのか。
何が聴きたいのか、聴けば聴くほどに、揺れ動く、ごまめ、でございます。



五、柳家紫文・・・・・・・・・・・・・・・・「三味線漫談」

定番ネタで楽しめる。小粋で、解り易く、他愛のない笑い。会場全体で、よく笑う。
よく見ていると、前の方は、団体さん(全員、これからの日程表をお持ち)
この雰囲気、昔の角座だ。
舞台を見ながら、お弁当を食べ、お茶を飲み、お菓子を食べる。
上方の落語会では、今やできないことばかり・・・・
前のおばさんの私語と、お菓子を出し入れするガサゴソの音が気になる、
やはり東京の小屋では、神経質なって落語聴いてはいけないんですな。


六、柳家喜多八・・・・・・・・・・・・・・「いかけや~うなぎや」

喜多八さん、客席へ顔を向けながら、高座へゆっくりとでてくる。
「東京の落語家さん、みんな、エラそうにして、出てくんねんな・・・。」と、嫁さんの一言。
マクラは、虚弱体質ではじまり、昔は、鼻水を垂らしている子ばかりでと・・
「いかけや」へ、そして「うなぎや」へと、なかなか上方では聴けない展開。

でも、春團治師匠の「ぼく、ビョウキ・・」がないと、やはり淋しい。


七、橘家圓太郎・・・・・・・・・・・・・・「浮世床」

字の読めないやつが、覚えはじめで四苦八苦して講談本を読む。
姉川の合戦・・・苛めではなく、他愛もなくその場を楽しんでいる床屋の寄合場所の
雰囲気が愉しい・・・・・・・このあと、谷中へ行き、大阪に帰らなければならないので、
トリのはん治さんを観ずに、鈴本をあとにする・・・少し、心残り。


上野鈴本演芸場~9月下席
2011年9月24日(土)昼席
上野鈴本演芸場

一、橘屋文左衛門・・・・・・・・・・・・「道灌」
二、柳家権太楼・・・・・・・・・・・・・・「町内の若い衆」
三、林家正楽・・・・・・・・・・・・・・・・「紙切り」
四、隅田川馬石・・・・・・・・・・・・・・「四段目」
お仲入り
五、柳家紫文・・・・・・・・・・・・・・・・「三味線漫談」
六、柳家喜多八・・・・・・・・・・・・・・「いかけや~うなぎや」
七、橘家圓太郎・・・・・・・・・・・・・・「浮世床」

本来、12:30~16:30まで4時間の14名の出番だが、
途中から入り、トリのはん冶さんを観ずに出る。


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