ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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笑福亭鶴二独演会~2021.12.05

2021-12-06 21:21:21 | 笑福亭鶴二


笑福亭鶴二独演会~2021.12.05

笑福亭鶴二独演会
2021年12月5日(日)午後6:00開演
天満天神繁昌亭

一、桂白鹿・・・・・「時うどん」

どこかとぼけた味がある白鹿さん。アホが翌日行くうどん屋の屋号は「味わい企画」とはこんな遊びとは余裕、さりげなく宣伝するあたりはさすが筆頭弟子。「引っ張りな」の袂のキレはよろしおましたで。

二、笑福亭鶴二・・・「宿屋町」


「こぶ弁慶」につながる頭の大津の宿の喜六清八。電話もなかった時代、前もって予約するという習慣がなかったんで、その日に泊まり宿を探す。でも客引きと戯れながら宿を決める、これも旅の楽しみの一つだったんでしょうな。
この後の奇怪な噺「こぶ弁慶」も是非、鶴二さんで聴きたいもんですな。

三、笑福亭喬介・・・「へっつい幽霊」

私の独演会ではないので「時うどん」で充分ですのに、「へっつい幽霊」をと鶴二師匠のリクエストで、そこは上手くコンパクトまとめながら、」あのへっついのを返しに来る客がさけぶ「どーぐやゃ」。師匠の三喬さん、大師匠の松喬さんを彷彿、いやエスカレートして喬介さんの「どーぐやゃ」、大いに楽しませてもらいましたで。

四、鶴二、南龍、喬介、白鹿・・「対談」

近大仲間の四人さん。普段の鶴二さんがいかに親しみやすいか、喬介さんが入門したての時からの、鶴二さんへの憎めないタメグチのオンパレード。鶴太さんとかそんなのが集まってくるとか、でも沢山の噺家さんに噺つけられてるとか。やっぱり本寸法でそれでいて面白いですもんね。

五、旭堂南龍・・・・「扇の的」


「源平盛衰記」のきかせどころ屋島の決戦の「扇の的」。那須の十一番目の子である那須与一崇高が見事、扇の要を打ち抜く、そこに居合わせた源平の者たちも、客席の私たちも拍手喝采・・このハッピイエンドがよろしんですな。


六、笑福亭鶴二・・・「尻餅」

「芝浜」ではないが。師走にピッタリのお噺。何度も聞いた気になっていたが鶴二さんの「尻餅」つづけさまに聴いたのは2009年、あれから12年経ったんですな。最近は玄関の松飾、車のしめ縄も、本物の餅での鏡餅も見なくなりましたし、あと20年もすると鏡餅自体もなくなってしまうんでしょうか。
どんどん、変わっていきますが、まあ年末には「尻餅」「掛け取り」で歳時記そして「二番煎じ」「風邪うどん」「不動坊」「池田の猪買い」で季節感味わいもんですな。


2009年の鶴二独演会
この日は「大安売り」「ねずみ」そして「尻餅」の三席でおました。

笑福亭鶴二独演会
2021年12月5日(日)午後6:00開演
天満天神繁昌亭

一、桂白鹿・・・・・「時うどん」
二、笑福亭鶴二・・・「宿屋町」
三、笑福亭喬介・・・「へっつい幽霊」
四、鶴二、南龍、喬介、白鹿・・「対談」
仲入り
五、旭堂南龍・・・・「扇の的」
六、笑福亭鶴二・・・「尻餅」



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