門戸寄席・笑福亭鶴二・露の紫・二人会~2023.09.03
今日は初めての、門戸寄席へ。笑福亭鶴二と露の紫の二人会、どんな噺が飛び出すか、楽しみでおます。
ふたりで喋ると終わるんかいなと心配になった長い、長いたっぷりの「トークコーナー」と落語四席でなんと3時間10分の落語会。楽しい、愉しい、落語会、見っけでおます。
一、露の紫・・・・・「つる」
この時期は毎年、「彦八まつり」の開催のとき。毎年雨や台風で気がもんだ上方落語のファン感謝ディです。今年は無し、来年は五月に開催予定とか。落語会での開口一番、前座さんの重要性を熱っぽく語ってから前座ネタの「つる」へ。この噺、米朝一門ではまず最初にお稽古する噺とか、すべての基礎が含まれているとか、こういう前座ネタで爆笑とれるようになったら真の真打と。
どこか、繰り返しの部分も上手く割愛しながらの「つる」、やはり15年目の真打さんの経歴、すべて紫さんの落語「つる」になってましたな。
二、笑福亭鶴二・・・「鼠穴」
来月の独演会にもかける「鼠穴」。笑いの少ない噺ですが、辛抱してお付き合いを・・・。
噺は、兄貴のいやらしさもそれほどエグくはなく、人情噺ながらやはり鶴二さんらしくさらりとして聴きやすい。でも親子も嫌ですが兄弟で揉めるのも更に嫌ですな、あたしは「鴻池の犬」のあの兄さんのクロが好きですな。「鼠穴」、独演会までには、あと二回ほど聞く機会がありそうなので磨かれていく過程が聴けて楽しみでおます。
三、紫&鶴二・・・・「トークコーナー」
何と一時間もの「トークコーナー」、自由きままに鶴二さんの師匠連との対応、失敗談というよりは可愛がられてた修行時代の数々のお話。聴き出し役の紫さんも絶妙。途中からいつになったら終わるんかいなと心配になったぐらい長講。でも、愉しい「トークコーナー」、この二人会のメインでおますな。
四、笑福亭鶴二・・・「平の陰」
師匠、六代目松鶴の命日が9月5日。そこで松鶴らしい噺をと「平の陰」を。そういえば15年250席ぐらい鶴二さんの落語聴いていますが、「平の陰」、初めてでおます。でも聴いてると途中から主人公が鶴二さん、ご隠居が鶴志さん、になってまさに二人で語ってるよう。でも鶴志さんの「平の陰」良かったですな。
五、露の紫・・・・・「転宅」
ひと言で言うと、まさに紫さんの「転宅」、良かったですな。主人公がアホの盗人から色気のあるお妾さんに移ってここは女性を活かしての逆転の演出。「悋気の独楽」「猿後家」そして5年前に聴いた「船弁慶」、またどこかで聴いてみたいですな。まさに真打、紫さんの落語ますます楽しみでおます。
門戸寄席・笑福亭鶴二・露の紫・二人会
2023年9月3日(日)午後2:00開演
門戸寄席 J:SPACE
一、露の紫・・・・・「つる」
二、笑福亭鶴二・・・「鼠穴」
中入り
三、紫&鶴二・・・・「トークコーナー」
四、笑福亭鶴二・・・「平の陰」
五、露の紫・・・・・「転宅」
次回の「門戸寄席・笑福亭鶴二・露の紫・二人会」は、
11月23日(木・祝)午後1:00開演、早速予約しましたで。
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