ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

本の雑誌・478号~2023年4月号

2023-04-27 07:07:07 | 本の少し

 

☆☆☆

久しぶりに「本の雑誌」を。特集が「短歌の春!」ということで読みだす。木下龍也さんと東直子さんと穂村弘さんお座談会。百年で一番の「短歌の春」がやってきていると、若い方を中心に気軽に短歌が詠まれてるのではないかと・・・。

かつては、文語表現は思想的なものと結びついてるけど、口語短歌はキラキラした恋愛とか都会生活の軽やかな楽しみといったことを描いているから「この作品には何の思想もないじゃないか」という反発もあったが、その口語短歌も熟した形でそれぞれの方向性が生まれたと。

木下龍也さんも、まったくの嘘、フィクションでは書かないけれど、基本的には自分がどうとかではなく、読んだ人がどう思うかを考えて作ってると、それは、きっかけが投稿であり、毎月出るお題をみて何を書けるのか。作るのが自分だから意識しなくても人生は滲み出るものだと。この頃、歌会でも皆さんとつくるスタンスが違うので悩んでいたので、このお言葉でスッキリいたしました。

いま、初めて短歌を詠む方も多いようですが、初期衝動でつくった短歌は時としてキラキラしているもの、そのあとどうやって短歌とつながるか、結社とか短歌教室とか、雑誌の投稿欄に投稿しつづけるとか・・・その後が大切ですな。

NHK短歌の投稿だけは、続けている“ごまめ”でございます。


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