ふりむく (講談社文庫) | |
クリエーター情報なし | |
講談社 |
☆☆☆
松尾たいこさんの絵を見て、江國香織さんが感じたまま文章にする。
どちらかというと、江國さんの感性に感心。
例えば、南国的な女性の絵に、
「チンパンジーの飼育係になりたい、
と言ってケニアに旅立って行った女を、
牛乳をのみながら僕は見送った。」の文章、
なぜケニアまで飛んじゃうの、凄い。
コスモスの様な野草の絵に、
「なんの音もしない場所で、
手をひかれて立ったまま、
かちゃかちゃと歯にぶつけていたドロップの記憶」
まるで、短歌のようですな、風景やものを見てそれを歌に、
そこからはみ出て感じるものを文章に・・・・・
文筆家って、文章の前に、物事に対する感性が鋭どくなければならないのですな。
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