![]() | 「好き嫌い」と経営 |
クリエーター情報なし | |
東洋経済新報社 |
☆☆☆
企業の戦略ストリートは全て経営者の直感やセンスに依存して、
その根底にはその人の内からの「好き嫌い」が大きく影響している。
14人の経営者との対話をおさめているが、三か所、二人の方に附箋を付けているが、
そのお二人は、やはり私の仕事に関する方なので、自然と興味が沸くみたいで、
お一人目は、マクドナルドの原田泳幸会長、
嫌いなことを聞かれた原田さん、「企画に入るのに、理屈から入ること」
お客様の仰ることと、行動とは全然違うと、「何が欲しいですか」と聞くと、
「オーガニック、ダイエット、サラダ」といったキーワードが出てきますが、
それがヒット商品に繋がるかと言えば、真逆の「クォ―ターパウンダー」みたいなものが
売れたりする・・・・。
リサーチというのは顧客の体験や過去の検証であって、
将来を予見するインサイトではありません・・・・・と。
情報が安く手軽に集めることができる昨今だけに、
留意しないといけない教訓ですな。
お二人目は、ユナイテッドアローズの名誉会長の重松理さん。
商売の醍醐味には三つあると、その三番目で、オリジナル企画商品の中から、
デザインを変えずに、ずっと作り続けて量を拡大することの商品を生み出すこと、と。
競合他社から見れば、「あそこのあの商品はいつも置いてあるがなぜだろう」
という程度で、売れているのかどうか、外からは判然としない商品。
それを、進化する定番であり、「独自性定番商品=ストック」と呼んでいるらしい、
「ストック」とは一般的には不良在庫の響きがあるが、重松さんは、敢て
ストックをどれだけ積み上げれるかが、経営的には大事であると・・・。
「変わらないけど、変わる」という本質的顧客創造をしなければと・・・
利は元にあり、ファッションはやはりリスク無きところに儲けはないということですな。
すべては「好き嫌いから始まる」と、自分の「好き嫌い」をまず洗いださなければと、
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