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ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

第498回・田辺寄席~米団治さんの人気

2009-06-20 22:35:01 | 田辺寄席


米朝一門の会・・宗助さんと米団冶さんに期待。




大入り予想で、たっぷり並べた椅子。
実際、200名弱の大入り満員。


開口〇番・・・・・「レ」・・・連勝、連敗

で、文太師匠、相撲の噺。
若乃花、栃錦の時代から、大鵬そして北の湖へと。
大鵬は45勝・・・そして大記録は、双葉山の69勝。

でも、一番の連勝は、文太師匠、貴方がつとめられた
田辺寄席の、500回と違いまっか。

まあ、いつまでもご健康で、連勝記録更新してほしいですな。


一、桂そうば・・・・・・・・・・・・・・・・・「首の仕替え」

初めて聞く噺、仕替える首がいっぱい並んでおり、
みかん箱に入っている落語家の首など、10人ほど
見本を見せてほしかったですな。

工夫次第でどんどん拡がりそうですし
他に演じる人も少なそうなので、早くかためて、
そうばさんの、十八番にできそうですな。


二、桂あさ吉・・・・・・・・・・・・・・・・・「書割盗人」

なんともいえぬ、フラのある、あさ吉さん。
書割をお願いするやもめが、なんとも抜けていて
主人公としての、味がいっぱい。

こごろうさんは、書き手の方が主人公で、巧みに書いていく、
同じ噺でも、演出によりこうも違うのか、
良い見本、見せてくれました。


三、桂文太・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「軒付け」

三味線弾きのテンさんが、おもしろい。
「テンツ、テンテン」、「トテチン、トテチン」、「チリ、トテチン」と
三味線と身体を支えてもらわないと音が出ない
「コソクスン」、に文太師匠のおもしろさが凝縮されてますな。

軒付けする人が、順に。
菊地さんに、富田はん、馬場はん、堀野はん、そして奥田はんと。
田辺寄席のお世話役の人の名が次々に登場。

文太師匠の、遊び心と、500回記念の世話方へのねぎらいの
メッセージか・・・。

もういちど、じっくり聴きたい文太師匠の「軒付け」でおました。


四、桂宗助・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「不精の代参」

この「不精の代参」、かつて文我(我太郎)、小米(後の枝雀)で聴いたが
宗助はん、マクラの、不精もんの親子から、良かったですな。

でも、ほんまもんの不精者だったら、代参に行くのも嫌なのに、
それではこの噺、成立しまへんな。

私の不精は、落語の感想すぐに書けんことですかな。


五、桂米団治・・・・・・・・・・・・・・・・・「くしゃみ講釈」

よろしいな。米団治さんになられ、良いキャラが前面に。

主人公のたより無さは、他の人とは一味も二味も違う。
八百屋に、胡椒の粉を買いに行く際の頼り無さが全編に漂う。
そのキャラが、このくしゃみ講釈を違った味に。

でも、講釈の部分、手抜き無しの、本格的語りには、感激。
米団治師匠、弟子もでき、一皮も、二皮もむけましたな。



第498回・田辺寄席
2009年6月20日(土)午後1:30開演
阿倍野青年センター

一、桂そうば・・・・・・・・・・・・・・・・・「首の仕替え」
二、桂あさ吉・・・・・・・・・・・・・・・・・「書割盗人」
三、桂文太・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「軒付け」
仲入り
四、桂宗助・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「不精の代参」
五、桂米団治・・・・・・・・・・・・・・・・・「くしゃみ講釈」

09-43-190

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