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ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

道頓堀太郎寄席~笑福亭鶴二

2012-07-30 23:57:09 | 笑福亭鶴二

お洒落な会場・・ZAZA


中はこじんまりとよく入って60人ぐらいのライブ感溢れる会場。


太郎寄席というだけあって、席亭なのか関係者席に。


一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・・・・「つる」

仕事で遅れて入ると、既に高座には、呂好さん。
あれ、チラシには確か寅之輔さんだったはず、
もっと良い仕事が入ったのか、体調が悪いのか・・・・。

噺は、二人が掛けあっている最中、「近日息子」かと思いきや、
「何でも知ってなはるか」、「こんにゃくの裏表」、「南京虫、水虫、患いますか」
・・・ああ「つる」・・・だ・

呂好さん、しっかりした口調、前回の「近日息子」に感じていただけに、
「つる」には、逆に若さというか、勢いのなさに、しょんぼり。

でも、大好きな呂鶴一門。まだまだ、追っかけますでぇ。


二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・「遊山船」

天神祭の船渡御の司会役を今年もされた鶴二さん。今までの失敗談をマクラに。
三味線の絹代さんもおられるので賑やかな、夏の噺、「遊山船」へ。

よろしいな、夏らしくて、汗ばむ浴衣姿に、大川での夕涼み。

気は強いけれど、喜六の嫁さんの最後のセリフ
「去っても、汚い、イカリの模様」「質に入れても、流れんように」・・・粋な女房で。

「雀のお松」「カミナリのお松」さん、・・・・・「船弁慶」に続き大活躍の夏でおますな。


三、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・・・・「代書屋」

春団治師匠の形は、はまり過ぎているので、
直弟子の梅団治さんにつけてもらった「代書屋」。

でも、代書というと、春団治さん、枝雀さん、あと三人ほど客がくるフルバージョンの
三つのパターンがあるが、
やはり、春団治さんの一門の形、随所に春団治師匠の言い回しが頭をかけまわる。

親離れしようとして、もがいてももがいても離れることができない、
そんな文鹿さんの「代書屋」でおました。


四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・「ねずみ」

今年の独演会にかけるべく、今、練りに練っている鶴二さんの「ねずみ」。
演りようによっては、お涙誘う人情噺としても充分語れる噺だが、
そこは鶴二さんらしく、あっさりとすがすがしさのある「ねずみ」。

卯之吉の「あのなぁ、おっちゃん」と、卯兵衛の「わたしの腰が立ちました。ネズミの腰が抜けました。・・かしく」の台詞がなぜか、好きですな。

益々、おもしろさの増していく「ねずみ」に注目。


道頓堀太郎寄席・七月の会~笑福亭鶴二
2012年7月30日(月)午後7:00開演
道頓堀ZAZA POCKET`S

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・・・・「つる」
二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・「遊山船」
仲入り
三、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・・・・「代書屋」
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・「ねずみ」

三味線・・・・吉川絹代

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お知らせ

第15回・笑福亭鶴二独演会
2012年10月13日(土)夜
天満天神繁昌亭にて、開催決定。

ゲストは、ナオユキさん、揚野バンリさん。
ネタは、「大安売り」「ねずみ」「尻餅」とか・・・。
8月13日、前売発売。


いつもの打上げ風景・・・・。
左からふたり目の木積さん、若い落語ファンさん、今回初出会いでおます。





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第4回・いかいの寄席

2012-07-01 23:05:07 | 笑福亭鶴二

素敵な韓国の調度品に囲まれた会場。
あいにくの雨にも関わらず、60人の大入り。








落語会にはお茶付、私は「十全大補湯」という漢方10種がブレンドされたお茶。


嫁さんは、棗(なつめ)茶、血をサラサラにするらしい。
どちらも、飲んでいて即からだに良さそうで、それでいて美味しい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
落語も、新治さんの「中村仲蔵」、最高。
聴いていて、心に良さそう、そんな噺。


一、桂寅之輔・・・・・・・・・・「眼鏡屋盗人」

マクラで笑い。・・・・・・凄い。
マクラで笑いがあると、演る方も、聴く方も、こんなにリラックスして
落語が聴けるなんて、改めてマクラの効用を再認識。

盗人の新米、兄貴、親分とそれぞれのキャラも聴く度ごとに活き活きと増幅。
伸び盛りの寅之輔さんの高座、毎回の進化、おもしろおまっせ。


二、笑福亭喬楽・・・・・・・・「首提灯」

昨日に続いて、K-POPのT-araのマクラ。

そして「首提灯」へ。

喬楽さん、得意ネタで、安定感もあって楽しいが、前回聴いた時と何かが違う。
何かが足りない。何かと思いきや、酔っ払いと上燗屋のおっさんとの「ちゃめっ気」か・・・。
うまく言えませんが、酔って絡んでいるのではなく、お互い会話を楽しんでいる
そんな薬味が今回、少ない様な・・・・。

でも、師匠ゆずりの「これはうぁー、なぁに」はいつ聴いても、よろしいですな。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・・「寝床」

よろしいですな。 鶴二さんの「寝床」。
余裕というか、遊びというか、浄瑠璃に夢中になっている旦那さん。
趣味の世界に没頭、奉公人も、周りの人もすべてのものが見えなくなる。

機嫌直しにお伺いした番頭に促されて、浄瑠璃の会をするのを承諾するが
そのときの、旦那の声のないセリフ、口パクの顔だけでのやりとり。
今迄になかった、進化版。

勢いと怒涛の中でくり広げられる浄瑠璃の会。
まさに、鶴二さんの「寝床」は、笑福亭の「寝床」でおますな。


四、露の新治・・・・・・・・・・「中村仲蔵」

注目の演目、この噺を聴きたくて、猪飼野まで。
新治さん、格調高く。・・・・・・仲蔵の生き様と重なって、最高。

噺は歌舞伎役者「中村仲蔵」が・・・。この世界なかなか序列は厳しく、
下っ端の「稲荷町」から「下立役」「中通り」「相中」「相中上分」そして「名題」といわれる
最高の地位まである。ついに登りつめた「仲蔵」、次の公演ではさぞ良い役が与えられると
思いきや、五段目の地味な「斧定九郎」。この段弁当食べる、いわば息抜きの場。

腹を立てて「何もかも棄てて上方に行こう」という仲蔵に、
「師匠は、おまえさんがどうこなすか期待してるんだよ」と諭す女房。
良い仕事できる男には、やはり裏に良き女房がいてるんですな。

それから、自分らしい「斧定九郎」をと必死になって考えるが、思いつかない。
願掛けした満願の日、居酒屋で出会うた浪人の姿をヒントに舞台へ。

それにしても、芸への真摯さ、芸への苦しさなど、噺家さんにも通じる良い噺。

こちらは「あはは」と笑っているだけで、噺家さん高座にかけるにはそれ相当の
思いと工夫がこめられているんでしょうな。

そんな、新治さんの芸への真摯さと相乗して、身震いのする「中村仲蔵」。

あまりの出来に拍手も忘れて、しーん。

感動の、今年一番の高座でおました。


第4回・いかいの寄席
2012年7月1日(日)午後3:00開演
タルマジ

一、桂寅之輔・・・・・・・・・・「眼鏡屋盗人」
二、笑福亭喬楽・・・・・・・・「首提灯」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・「寝床」
仲入り
四、露の新治・・・・・・・・・・「中村仲蔵」


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新・丸八寄席~目の前に春團治師匠

2012-05-10 22:21:27 | 笑福亭鶴二

今里、居酒屋まるはち、での新丸八寄席。
5周年記念で、三代目春團治師匠の登場。


居酒屋だけに、高座の下は確かビールの箱。


春團治師匠寄贈の、丸八さんの暖簾。


春團治師匠の舞踊姿のパネル。


これまた、艶やかな姿。

春團治師匠が出られるとあって、62名の大入り満員。


一、桂治門・・・・・・・・・・・・・・・・「黄金の大黒」

前回に続いての、「黄金の大黒」。
この前は、眠たくてうつらうつら聞き逃したかと思って書かなかったけれど、
今日はしっかりと聴かせて頂いた。

この噺、前にも書いたが、長屋の連中の祝いの宴での賑やかにはしゃぐのが肝、
そうすると、仁鶴さんが演る、後ろを人が通る度に、皿に盛ってある寿司が崩れ、
盛り直して半端ものを食べる、何度も何度も繰り返して、
「ええ、かげんにせえよ・・誰も、後ろ、通ってないやないか」のあの部分、是非入れて欲しいですな・・・。

春團治師匠の孫弟子にあたる、治門さん、これから出会う機会も多くなりそうでおます。


二、桂壱之輔・・・・・・・・・・・・・・「ろくろ首」

壱之輔さんの「ろくろ首」、・・・御見合いの部分が、「なかなか」おもしろい。
弟弟子が三人もできて、筆頭弟子の自覚と貫禄がでてきての高座・・「ごもっとも」
大師匠の前では中途半端な落語は御見せできないと、気合いを入れての高座・・「さようさよう」

ほんま、最近の壱之輔さん、一皮むけたようで、よう、おますで・・・。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「猫の災難」

この頃、酒の噺が、よく似合う鶴二さん。

最初の魚屋のあたりは、仁鶴さん、友達が来て酒を呑み出してからは、
六代目の師匠が舞い降りてきたようで、酒の酔いっぷりはどんどん似てくる。

サゲは、「わしに隣へ行かせて、どないさせるつもりやったんや」「うん、猫に、詫びをいうて貰おうと・・・」、
このサゲ「どうぞ悪事災ニャン逃らしてくだされ」とは違って、スッキリしてて、よろしおますな・・。

酔いぷっり絶品の鶴二さん、「らくだ」では長すぎるので、「猫の災難」とか「替り目」などが多くなりそう。
二、三年後で結構ですので、次は、「市助酒」いや、「一人酒盛」あたり、聴きたいでおます。

貫禄で充実の、笑福亭らしい高座、鶴二さんの「猫の災難」でおました。


四、桂春團治・・・・・・・・・・・・・・「野崎詣り」

目の前の至近距離に、春團治師匠。
こんな近くで、三代目が見れるなんて、至福の時が始まる。

昔から、関西には三詣りと申しまして、一つは京都は祇園さんの「おけら参り」
四国は讃岐の国、金毘羅さんの「鞘橋の行き違い」、今一つ「大阪、野崎の観音さん」
、・・・・・・・・・・・主従無礼講、その道中の賑やかなこと。、

丁度、五月の初め1日から8日までが観音さん、季節柄にあった噺を
CDでは聴きなれているが、生では初めて、台詞だけではなく、仕草の粋さは逸品。

すぐさま、かんざし刺して、傘をかざして、その姿の綺麗こと。
棒杭持って気張るのも、しょんべんするのでさえも、きれいにみえる。
歩く膝の上げ下ろしを見ているだけで、有難く感じる。

サゲの小粒とは、銀貨銭のこと、「・・・・小粒が落ちてるぞー」、「どーこーに―」
「うぉ―い、うつむいて何しとんねん」、「へえ、落ちた小粒を探してまんねん」

三代目、粋で、カッコいい、惚れ惚れする高座でおました・・。

新・丸八寄席
2012年5月10日(木)午後6:30開演
今里・居酒屋丸八

一、桂治門・・・・・・・・・・・・・・・・「黄金の大黒」
二、桂壱之輔・・・・・・・・・・・・・・「ろくろ首」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「猫の災難」
四、桂春團治・・・・・・・・・・・・・・「野崎詣り」


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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

終演後の酒宴。


鶴二さんを真ん中に、壱之輔さん、寅之輔さん、治門さん、恋之輔さん、
そしてご贔屓の方々・・・。


いつもの鶴二さんファン、辻さん、杉本さん、鶴二さんに、井上さん、
星野さんに、阿佐さん、そして興津さん。


女性チームに囲まれて・・・。


私ごまめと鶴二さん。


丸八名物のコロッケ(一ケ、150円)安い、旨い、熱い。


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第五回・二の会~米二・染二・鶴二・三人会

2012-04-20 23:19:26 | 笑福亭鶴二

五回目にして、初めて二の会へ。
いつもの笑福亭だけとは違うお客様の雰囲気。


エレベーター内の、上方ビルのかわいい、案内。


ほど良い入りの客席、・・・・・・・・・・。



一、米二・染二・鶴二・・・・・・・・・・・・「三人トークバトル」+α

三人登場、向かって左から米二・鶴二・染二さんの順に。
前回のアンケートに、最初のトークが長過ぎると、もう少し短くてものご意見あり、
30分ぐらいやっていたそうですが、今日は20ぐらいで・・・・。

まずは、米二さんが今日、家で階段から落ちて、あちらこちら打ったとか・・・。
今日のチラシ、3階の自分の部屋から持って下り、二階から下りる際に、
足元が見えなっかたのですが、階段途中にはがきの束かが置いてあって、
それにあたって咄嗟に避けて、3、4段いっきに下まで落ちてしまう。

誰が置いたのかというと、二番弟子の、二葉ちゃん。

ここで、二葉ちゃんの登場、初めて見るがクリクリヘアーの可愛い娘。
染二さんが、「今までで、師匠に怒られたこと、何で怒られた」と聞くと、
二葉ちゃん、「ささいなこと」と、・・・
おもわず米二さん立ちあがって「そうか、わしが怒るのは、些細なことか」と、
見かけも、話しっぷりも、愉しい今風の子ですな。

結構いま、上方落語家志願者の年齢が高くなってきたの話題に・・・
あと、東京では、芸協かどちらか、前座入門に30才までとのキマリがあるようで、
でも上方はなし・・・・笑福亭円笑さん、六代目に入門したときが41才。
米二さん当時、26才、・・・41才のおっさんに「兄さん、、兄さん」と呼ばれ困ったと。

あと、けったいな先輩たちのおはなしと、染二さんの宮古島への旅行とかで・・・・。
20分経過・・・お時間となりました。


二、桂二乗・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「強情灸」

出てくるなり、次の二の会では、二葉さんを前座で使おうとの声があったので、
是非、アンケートには二乗の事も、お忘れなくよろしくと。

マクラは、定年後の趣味について、二乗さんのお父さんが今はまっているのが、
砂金探し・・・あまり実益はあがっていないようですが・・・
一攫千金の夢を追いかけておられるんですな。

噺は「強情灸」。本来はもっと、お灸が熱くて悶えてもらわなければ、
そこは、現代青年の二乗さん、いたって、スマート。
でも、最後の方は、ほんのり額に汗がにじんできまってましたな。

これって、二年前に聴いたときの感想・・・今回も同じ。
もっと、悶え、我慢の漫画チックな、強情灸が好きですな。

そして、手拭がお洒落過ぎて、色鮮やかな色目にばかり目がいって困りましたで・・・。
お灸の我慢での男らしさは少々欠けましたが、
おしゃれ度ではもてそうな二乗さんでおました。


三、桂米二・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「天狗裁き」

端正な顔立ち、端正な噺っぷり
、全盛期の米朝さんて、こんなんだったのではと思いながら聴く。

この噺、いつも天狗の演出に興味がいく・・・。
お奉行さんの延長なのか、人ではない飛び抜けた存在なのか・・・。
米二さんんは、いたって、ノーマルに。

女房、隣の住人、家主、お奉行、そして天狗と、
どんどんエスカレートしていくあたりも、米朝風の上品さが漂う。
米二さん、やはり端正なる米朝一門の中でも、一番の正統派でおますな。


四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・「口入屋」

四年ぶり、久しぶりの鶴二さんの「口入屋」。

口入屋へおなごしを探しにいく定吉から、全開で、いつも以上に弾けた様な鶴二さん。
一番番頭も、いつも以上の大振りのしぐさで、「ドガチャガ、ドガチャガ」

でも、あの「お針」、「芸事」、「武芸」までの
スーパーおなごしの語りの立て弁はいつ聞いても、楽しめますな。

そして、番頭と杢兵衛が共に、膳棚を担かげる鶴二さんの仕草、指先までの形、綺麗で特筆。

私は、ひそかに「稽古屋」、「紙屑屋」、「口入屋」を鶴二さんの十八番「三屋」と呼んでおります。


五、林家染二・・・・・・・・・・・・・・・・・・「紺屋高尾」

古今亭では「幾代餅」、三遊亭では「紺屋高尾」、噺の筋立てはほぼ同じ。
でも、所帯を持ってのハッピィエンドの後日談で餅屋を開業した、
「幾代餅」の方が、私は好きですな。

染二さん、太夫は吉原の三浦屋の花魁「高尾太夫」。
清三が奉公している紺屋は、大阪・・・遠距離恋愛、
吉原に上がるのに、30両、往復の旅費に20両、合計50両を蓄めて12日かけて江戸へ。

無事会えて、夫婦の約束をして帰ってくるが、来年の三月十五日、三月、十五日、三月と
唱えながら、待っていたが、三月十五日になっても、太夫は現れず・・・。

三月二十七日に、お駕籠が着く、年季明けの十五日に早駕籠に乗っても、
十二日間の時間差、今では新幹線、飛行機でその日が当り前ですが、
その時間差を巧みにいらった染二さんの演出。

「傾城(けいせい)に誠なしとは誰が言うた」・・・
今では、スターに憧れる男の子たち、・・・・まっこと、男の夢が膨らむ噺でおますな。

三人、三様の色がでた、誠に結構な濃縮落語会でおました。
次回は、10月か11月あたりとか・・。


第五回・二の会~米二・染二・鶴二・三人会
2012年4月20日(金)午後6:30開演
千日前・TORII HALL

一、米二・染二・鶴二・・・・・・・・・・・・「三人トークバトル」
二、桂二乗・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「強情灸」
三、桂米二・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「天狗裁き」
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・「口入屋」
仲入り
五、林家染二・・・・・・・・・・・・・・・・・・「紺屋高尾」


12-17-85


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笑福亭鶴二・第六回 繁昌亭大賞 受賞記念祝賀会

2012-04-15 23:16:36 | 笑福亭鶴二
笑福亭鶴二・第六回 繁昌亭大賞 受賞記念祝賀会
平成二十四年四月十五日(日)午後三時~
心斎橋 割烹 湖月



笑福亭鶴二の繁昌亭大賞 受賞記念祝賀会が、心斎橋 割烹 湖月にて開催。


Takeshi Masuda PhotoGrahyより転載


鶴二ファンはもとより、師匠連と多くの若手噺家さんもお祝いに駆けつけてくださって
総勢80名もの盛大なる祝宴となりました。



二年連続しての、大きな賞を受賞、鶴二さん。


繁昌亭大賞のトロフィ―、盾と賞状。


最後列から、奥様とご一緒に入場の鶴二さん。


本日の司会の鉄瓶さん・・・
「鉄瓶とかけて、スカイツリーとときます」、そのこころは「司会(視界)が良いでしょう」


来賓の上方落語協会幹事長、桂春之輔師匠様のご挨拶。


高校の先輩、イラストレーター成瀬国晴様の、ご来賓のご挨拶。


乾杯のご祝辞、須磨寺住職、小池弘三様。


喜びの、鶴二さんのご家族。




生寿さんの踊り「春雨」


石松さんの、南京玉すだれ(その前に、皿廻し)。


若手による、大喜利、喬介さん、福矢さん、呂竹さん、寅之輔さん、呂好さん、司会は鉄瓶さん。
一から十まで、順に、鶴二師匠を誉める。


鶴二さんと文福師匠の掛け合い漫才いや、じゃれあい・・・愉しおまっせ。



鶴二さんの奥さんのお父様、市会議員の前は、相撲取りで相撲甚句を・・・
じっくり、しっくりで良かったでおます。

最後に、集合写真を撮影。

次回、集まれるのは、いつ、そして、鶴二さんがどのような賞を頂いた時か、楽しみですな。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
笑福亭鶴二・第六回 繁昌亭大賞 受賞記念祝賀会・・・二次会
平成二十四年四月十五日(日)午後六時~
心斎橋・・、Le Salon 2100



二次会の、Le Salon 2100


高層マンションの最上階にある、会員制ラウンジ。


南を一望、天下人になった鶴二さんに相応しい風景。


春之輔師匠も、二次会もご参加頂いた。


文福師匠と皆さん。


男ばかりのむさ苦しい、面々。


二次会の進行役の生寿さんと元気いっぱいの文福師匠。


三人で、得意のなぞかけ。お題は「古典落語」、「浜崎あゆみ」、「仏法」、「山下家」「●●●―」など多彩。
一番のヒットは、生寿さんの「山下家の加賀温泉とかけて、携帯電話と解く」
そのこころは「どこも、ええ湯ぅ。(docomo・au)」でおました。

楽しい、愉しい、たのしい時間を過ごしました・・・。






おまけ

昨年の。文化庁芸術祭優秀賞・受賞記念の会のお写真。



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笑福亭鶴二 第6回繁昌亭大賞受賞記念ウィーク~鶴二さんがトリ

2012-03-11 23:39:17 | 笑福亭鶴二

我らの笑福亭鶴二さんが、一週間、繁昌亭昼席のトリを。

連日、ライブ繁昌亭で観ていたが、堂々の六日間。
5日(月)口入屋、6日(火)不動坊、7日(水)三十石、8日(木)紙屑屋、9日(金)替り目、10日(土)らくだ。

さて、今日は何でおまっしゃろか・・・残るは「高津の富」、「猫の災難」、「稽古屋」あたりですか、楽しみですな。
やはり松鶴師匠の十八番「高津の富」あたりが聴きたいですな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一、森乃石松・・・・・・・・・・・・・・「商売根問」


甚兵衛はんとこへやって来た喜六。
「今、どこに居てんのや」からはじまる商売根問。

魚を売りに、「アジ」と「サバ」を売る。アジはゼンブ売れたのにサバは売れない。
「アジない、サバはたくさんあります」のトンチンカンの売り声・・・。
そのあと、「茶栗柿麩(チャックリガキィフ)」の野菜売り。
そして、「ガタロ捕り」へ。

でも、笑いがたくさんとれる「鳥の捕り方」を敢て抜いてまとめるあたり、
石松さんの、落語への攻め方、感心しますな。

又、石松さんの口調にところどころに松之助師匠の口跡が、
まさか「商売根問」をつけてもらったとは、
単に、ぶっきら棒な口調が似ているだけなのか・・・・・はてなでおます。


二、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・・「運廻し」

焼とりの話・・・地方へ行くとそれぞれ呼び方が違う。
宮崎へ行くと、焼トリというと、大きなもも焼きが。
ではこちらでいう、焼トリは串焼きとか。

そのやきとりを田楽の替りに使って、「運廻し」へ。
「新幹線、全線停電、運転中断、・・・・混乱・・・・・。」とか
文鹿さんらしく、工夫を随所に入れて。

最後には「先年神泉苑門前薬店・・・玄関番人間半面半身・・・・・・・」という
「ん」づくし、二回目は早口言葉のごとく言う。

でも、これだけ食べるには、焼き鳥は、
タレ焼きではなく、シオ焼きに限りますな・・・。


三、桂福車・・・・・・・・・・・・・・・・「胴取り」

ギャンブル好きで、朝も一円パチンコで600円買ってきましたと、福車さん。
博打は元々お寺さんでされていたと、テラ銭、ドウをとる、とかまつわる言葉は多く残っている。

バクチに負けてからっけつになった男が、武士とのイザコザで首を斬られる。
その様、しぐさはまさに「首提灯」・・・・
でも、胴体は、首を置いてスタスタと元来た方へ橋を渡って行ってしまう。

そこへ来たのが、博打でガッポリ儲けた友達。
灯籠の前に落ちていた首が、「五両だけ貸してくれ」「どうするんや」
「五両で、ドウ(胴)、とりに行ってくる」と・・・・・・・。

「胴切り」、「首切り」ではなく、「胴取り」とか。
こんな、珍しい噺が聴けるなんて、福車さんらしいですな。


四、ビックリ!ツカサ・・・・・・「マジック」

「ビックリ、ビックリ、つかさ」の掛け声を掛けさせながら・・・・・
でも、お客さん大声でやるなんて、結構、優しいですな。

マジックは、紙袋から透明の箱を次々、三つも・・・。
次は、三つのリングを・・つないでははずす、
でも、リングを持つ右手、左手の握りこぶしが気になるのは私だけか。

そして、透明の筒の中へ、色のスカーフをいれる、最後の時、大きな黒袋ですり替えたよう、
二階席からはどのように見えたのか、興味ありますな。

あざやかというより、楽しさいっぱいの、マジックを使ったトークショウ・・・・・。
「ビックリ、ビックリ、つかさ」でおます。


五、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・・「相撲場風景」

「おつきあい願いたいと、そういうことでございますが」で始まる遊喬さんの高座。

笑福亭の十八番であるが、
あとから出る文福さんの得意ネタでもある「相撲場風景」を演ってしまって良いのか・・・。
噺は、握り飯と・・・。小便のとこ。今日から大阪場所の初日なので敢てのネタなのか。

そういえば、先週あたりから、街中でお相撲さんよう見ますな。

遊喬さんのどっしりとした「相撲場風景」でおました。


六、林家染丸・・・・・・・・・・・・・・「三十石」

染丸さん、船頭は広島あたりの出身で、大阪と京都を到り来たりで、それぞれの言葉が混じって
気が荒いだけではなく、独特の船頭言葉になっていると。

舟唄のところでは、下座から鶴二さんが唄う、すると
「あれは、鶴二じゃ、繁昌亭大賞とったらしいが、落語も上手いが、唄もたいしたもんじゃ。
だいぶ、カラオケに通ってるみたいじゃ」と、鶴二さんのことを讃えてくださる。

ゆったりとした船の揺れのごとく、楽屋での良き情緒が舞台にも・・・・。
ほんま良き「夢の通い路、三十石」でおました。


七、笑福亭鶴笑・・・・・・・・・・・・・パペット落語「立体西遊記」

最高でおますな。
パペット落語、「西遊記」。
後半の足を使っての青の大王との戦いは見応えあり、何度見ても楽しい。
幼い時に戻ったようで、ほのぼのとしていて、絵本を読んでいるようだ。

実際の幼稚園児はどんな反応なのか、見てみたいもんですな。


八、桂文福・・・・・・・・・・・・・・・・「相撲甚句・フルムーン」

遊喬さんが得意の「相撲場風景」をしてしまったので、小噺をつないでつないで・・・
数え唄の相撲甚句、そして「生野生まれで、六代目の愛弟子で、古典落語に精進し、
見事、繁昌亭大賞受賞した、上方落語に鶴二あり~」と唄う、暖かい声援。
良い師匠でおますな。

そして最後は、「フルムーン」と題して結婚50年の老夫婦が、今まで行った温泉を思いだす。
神戸の奥座敷・・あらまぁ・・・・「有馬」
地ビールを呑んで・・ゲップ・・・・「別府」
クリスマスの前の日に告白した・・・イブ好き・・・「指宿」
高い露天風呂別々の入口から登った・・・・「登別」
50年目の二人が仲良く旅する・・老後温泉・・「道後温泉」など・・。

丁度、今回一緒に落語を観に来た兄夫婦が、今春結婚50年目で、新婚旅行に行った、宮崎、指宿に旅行に行くとか。
まさに「フルムーン」奇遇でおますな。

「50年目の、結婚記念日、おめでとうございます。」


九、露の吉次・・・・・・・・・・・・・・「天狗裁き」

真面目に演ずる吉次さんの一席。

しかし、気になる事がひとつ。それは眼鏡。

今、眼鏡を掛けたまま、演じるのは「文珍」「鶴瓶」「可朝」さんなどで、
九雀さんなどは、創作では掛けたまま、古典では外すと使い分けされている。
そう言えば、今日の福車さんもマクラは掛けておられたが、落語に入る前にはそっと外された・・。

眼鏡を掛けての天狗には、ちょっと違和感ありますな・・・。

十、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「高津の富」

舞台に姿が見えるなり、あちこちから「鶴二」の掛け声。
やはり、鶴二さんの繁昌亭大賞受賞の記念ウィークですな。

落語は、笑福亭の十八番「高津の富」

途中、宿屋の亭主が「半分と申されますと」
「一番の千両が当たれば五百両、二番の五百両なら二百五十両、三百両なら百五十両。」
「そんな大金、頂戴しますので・・・、ありがとうございます。」と礼をいうところで、
客席から女性の笑い声・・・それも奇声、一瞬会場が凍りつく。

・・・・鶴二さん、話すのを止めるかと思いきや「まだ、当たってはおりませんがな」、と続け、笑い声をおさめる。

頭の中では「困ったなぁ」「どうしよう」「一旦とめよか」など
色々な思いが駆けめぐったと思うが、何もなかったごとく噺だけは淡々と進んでいく・・・
凄いですな・・・何事にも動じない・・・貫禄の高座でおますな・・・。

二番のくじを読み上げて、八百五十・・・「七番か」・・・「一番」・・・ふぇのところが時間の都合かなかったが、
笑福亭らしい骨太の「高津の富」、この一週間、繁昌亭ライブもふくめて、連日どの噺も十分堪能させてもらいましたで・・。


笑福亭鶴二さんの堂々の七日間。

5日(月「)口入屋」、6日(火)「不動坊」、7日(水)「三十石」、8日(木)「紙屑屋」、
9日(金)「替り目」、10日(土)「らくだ」、11日(日)「高津の富」


笑福亭鶴二 第6回繁昌亭大賞受賞記念ウィーク
2012年3月11日(日)13:00開演
天満天神繁昌亭

一、森乃石松・・・・・・・・・・・・・・「商売根問」
二、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・・「運廻し」
三、桂福車・・・・・・・・・・・・・・・・「胴取り」
四、ビックリ!ツカサ・・・・・・「マジック」
五、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・・「相撲場風景」
六、林家染丸・・・・・・・・・・・・・・「三十石」
仲入り
七、笑福亭鶴笑・・・・・・・・・・・・・パペット落語「立体西遊記」
八、桂文福・・・・・・・・・・・・・・・・「相撲甚句・フルムーン」
九、露の吉次・・・・・・・・・・・・・・「天狗裁き」
十、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「高津の富」


12-12-62


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第一回・若江岩田 わもん寄席

2012-01-29 23:26:24 | 笑福亭鶴二
落語仲間の辻氏がお手伝いして開催される、わもん寄席。
三代目桂米之助師匠の地元の若江岩田での落語会。


若江岩田駅から、ほん近くの和門なかむら、さんのビル。


さすが、着物屋さん、素敵な着物が・・。


中庭もある地下のおしゃれな会場、
一階から観られた方もおられた64名の大入り満員。


毎日新聞に紹介されました。

最初、わもんの若旦那が出てこられてご挨拶。

今回、第一回わもん寄席開催について、この若江岩田は、元々米之助の所縁の地で、
今の中堅以上の噺家さんがお世話になった落語会であります。
丸20年毎月開催で240回以上も続いた地域寄席の草分け的存在です。

何か、文化的なことをと想い、地元の落語通である辻さんに、鶴二師匠の紹介をうけ
今回、開催の運びとなりました。

今日の、落語を紹介しますと、
まず最初が、桂を代表しまして、寅之輔さんが「眼鏡屋盗人」、生寿さんが「手水廻し」
最後は、鶴二師匠で「三十石」を・・・・・・では、ごゆっくりお楽しみください。
(あれえ、寅之輔さんは、桂の代表だったんだ・・・)


Takeshi Masuda PhotoGraphyより、演者さんの写真は転載

一、桂寅之輔・・・・・・・・・・・・・・・・「眼鏡屋盗人」

「桂代表の、桂寅之輔でございます」。と、挨拶。

「眼鏡屋盗人」、小僧さんの驚き、そして頓智を活かす賢さ。
それに、引き換えドジな泥棒たち。
その引き立て役の小僧が、賢さが薄く、笑いがじわりじわり・・・。
ほんと、優しいお客様で、笑いが徐々に膨らむ。
特にコンクリートの打ちっ放し会場だけに、笑いが反響して響き渡る。
寅之輔さん、名人にでもなったように、錯覚するのではと心配する一席でおました。



二、笑福亭生寿・・・・・・・・・・・・・・「手水廻し」

鶴二師匠の話。加賀の山下家での夜の落語会が終わると、いつも夜の10時から朝方まで二人で飲み明かします。
まあ、寝てる鶴二師匠を「もっと、呑みましょう」と、起こすのは私ぐらいらしい。・・・相当、生寿さんもいけるくちですな。

酒のハナシから、
和歌山の、「ある」と「おる」・・・・長野の「手打ち」と「半殺し」・・・諫早の「はい」が「ない」
大阪の「ちゃうちゃう」と次々でてくるお国訛りのマクラから・・・・・。

「手水廻し」は、松喬一門の今やお家芸。
さすが、五年のキャリア、ツボをきっちりおさえ、噺っぷり、しぐさでも生寿さん大いに笑わす。
ご自分が楽しめる余裕がでてきたのか、落語に丸みが帯びてきましたな。



三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・「替り目」

岩田寄席には、最後の方ですが二、三回出させて頂いたと、。
打上げがいつも米之助師匠の家で、師匠の手造りの料理とずらりと並べられた一升瓶と
そして、楽しい落語論議を聴かせてもらいました・・・・と。
続いて、酒にまつわる笑福亭の酒癖の悪い先輩達・・・・・はなし、話、噺。

そして、「替り目」へ、
今や、「らくだ」以来、酒の噺はすべて絶品。・・・酔態が自由自在。
悪酔いではなく、心地よい酔いっぷりが見えてきて、こちらまで気持ちよくなる。

初めて落語を聴かれた方もおられる中、客席が一つになり、全員が仲間、お友達になった気分。
すべての方を魅了し尽くした、鶴二さんの「替り目」でおました。



最後に、三人揃っての座談会?。

終わったあと、高座を下りずに、生寿さん、寅之輔さんを呼んで三人揃っての御礼。

そこで、師匠との失敗談はと・・・・。

寅之輔さん、楽屋で、繁昌亭での女性との・・・・・・・件で師匠に・・・・ここには書けない様な、
シャレなのか、本気なのか、解らないトンチンカンな答。

フォローする意味で、生寿さん。
師匠に「鰻や」をつけてもらっている時・・・ずっと腕組みして黙って聴いておられた生喬さん、
終わって一言「この噺、掴みどころのないハナシやからな」

鶴二さんは、浪花座にでていた時のはなし。三代目春団治さんは漫才さんに挟まれ、落語では最後の出番。
早い出番の鶴二さんは、出会うこともあまりないのですが、10日間の興行で、

初日、最初のマクラで、あの「お父さん、出張」というところを「お父さん、二階で寝てる」
と言ってしまい、失敗。
楽屋へ戻ると三代目が、「君、こっちへ来なさい」「今、なんというた」
「あれは、お父さんは出張と言わなければ、お父さんは二階で寝てるでは、
普通の会話じゃないか」と・・・。

中日、また、実はあのたばこ屋の娘はお父さんが外につくった子で、
自分とは兄弟で結婚できないという息子にお母さんが、
「ええ・・・かまへん、結婚しなさい、実はあんたはお父さんの子やないねん」というところを
「実は、あんたはお父さんの子や」・・・・・・・・あれぇ。

また楽屋に戻ると、三代目が、「君、こっちへ来なさい」「今、なんというた」
「あれは、あんたはお父さんの子とはちがうねんと言わなければ、
お父さんの子では、普通の会話じゃないか」と・・・。

表の看板、落語・鶴二ではなく、普通の会話・鶴二・・と書いて貰えと。
まあ、なんとほのぼのしたエピソードでおますこと、
でも、三代目が東京弁で喋っておられる時は、本当に怒っておられる時とか。

その、鶴二さんが、芸術祭優秀賞に続き、繁昌亭大賞受賞の噺家さんに・・・。
辞めずに続けること・・・・やはり継続は力なりでおますな・・・。

楽しい、愉しい、わもん寄席
是非二回目も引き続いて開催されまうよう期待いたします。


第一回・若江岩田 わもん寄席
~三代目桂米之助師匠を偲んで~
2012年1月29日(日)午後5:00開演
近鉄若江岩田・和門なかむら

一、桂寅之輔・・・・・・・・・・・・・・・・「眼鏡屋盗人」
二、笑福亭生寿・・・・・・・・・・・・・・「手水廻し」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・「替り目」

12-06-27


打ち上げでの和門さんの方々。(打上げは、花園のスペイン料理のお店)
左手前から三人目が、なかむらの若旦那。一番右手前が辻さん。


最後のご挨拶。鶴二さんと辻さん。



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第六回・繁昌亭大賞受賞記念落語会

2012-01-24 23:36:48 | 笑福亭鶴二

第六回繁昌亭大賞受賞の会
(写真はTakeshi Masuda PhotoGraphy より転載)


第六回繁昌亭大賞受賞の方々(たまさんは司会)


・・・・たまさんからお客様にも撮影許可が出ての記念撮影・・・・・・・


皆さん心からの笑顔でおますな・・・。


名司会、そして三十石の楽屋からの船頭唄でも活躍のたまさん。

各御贔屓の方で一杯の客席、晴れの舞台での熱演で、あっという間の三時間・・・・よろしおました。
特に最後の鶴二さんさすが大賞、日頃の愉しいほのぼの感だけではなく、凛とした気品がありましたな。

一、繁昌亭大賞受賞式・・・・・・・・・・桂三枝、笑福亭松枝(司会、笑福亭たま)

幕が開くと上手に全員袴姿の正装で勢揃い。
右端から、団姫、よね吉、八天、三象、鶴二さん、そして中央に大きな大賞のトロフィーが。

司会は、たまさん。そして、プレゼンターは松枝さん。実は、予定では受賞式は中入り後だったのが、
三枝会長が来られることになったので、最初に変更、近くのサウナで汗を流していた松枝さん
危うく遅れるとこだったとか・・・・。

順番に紹介しながら、受賞を・・・・たまさんの司会・・・お洒落。

団姫ちゃんは「大師匠の五郎兵衛師匠に頂いた紋付き袴を着て、この様な賞が頂けるなんて・・・」

三象さんは「賞というのは、生まれてから初めてで、いやアルバイト先での皆勤賞以来です」と

よね吉さんには、たまさんが「一番時間を守らない、時間超過で有名な方ですが、賞が貰えるとは、
時間内で収まるようになったという評価ですかな・・・」と

八天さん、たまさんが紹介するなり、客席のあちこちから大声での大声援とツッコミ。
たまさん思わず「応援しているのか、野次っているのか」・・・・・甲子園の阪神ファンみたい・・・。
日頃の八天さんの落語会ってどんなんかと思うぐらい、賑やかなご贔屓さんでおました。

そして我らの鶴二さん、「丁度受賞の資格対象の25年目の最後の年に、頂きまして、感無量、
誠にありがとうございます。」と真面目に挨拶。プレゼンター会長の三枝さんに替って、
賞状、金10万円、大きなトロフィ―、それより大きな名誉を受賞されました。


二、露の団姫(輝き賞)・・・・・・・・・「松山鏡」

大好きなネタ、「松山鏡」を・・・。
さすが、劇団ひまわり、嫉妬に狂う狸顔の女房役になれば、あの愛くるしい団姫ちゃんの顔が狸顔に。
女性の場合、声の変化だけではなく、顔の表情をたっぷり使って、役の使い分けするんでしょうか・・。
日本昔ばなしの民話を聞いているような、ほのぼのした噺。・・・・さすが、十八番でおましたで。


二、桂よね吉(奨励賞)・・・・・・・・・・「七段目」

これまた、よね吉さん、十八番の「七段目」
きっちりと決まった、本寸法の良さ。米朝一門の匂いがプンプン。
でも、うだうだと長いマクラは、もったいない。
歌舞伎の掛け声紹介のマクラあたりから初め、即噺に入った方が、更によね吉さんかっこ良かったのに・・・。


四、桂八天(奨励賞)・・・・・・・・・・・・・「算段の平兵衛」

出てくると、またまた大きな掛け声。八天さんも、嬉しいような、やり難いような。
噺は「算段の平兵衛」。よろしいな、この様な会で、この噺を出すなんて。
この選択だけで、八天さん、好きになりますな・・・。
でも、途中から、客席への気づかいで、疲れてきたのか。・・・・・つまづきながら、ペースダウン。
盆踊りでの、庄屋の死人の踊りは見ものでおましたで・・・・・。

八天さんの会にも、早速行きたくなりました一席でおます。


五、桂三象(爆笑賞)・・・・・・・・・・・・・・「シルバーウェディングベル」

三象踊りかと思いきや、風呂敷包みなし・・・あれ落語。
噺は、老人社会で、84才の老人と72才の老女の結婚。
披露宴での、てんやわんやの老人特有のおもしろさ、吉本の舞台を見てるようにゆったりと進む。
今日の三象さん風邪なのか、声がいがらっぽく喋りにくそう、晴れの舞台なのに残念。

でも、受賞の対象になったと思う、「三象踊り」見たかったですな。


六、笑福亭鶴二(大賞)・・・・・・・・・・・・・「三十石」

もう、でてきた時が、8時45分、時間は迫っていたがそこは大賞の会でトリ、
喜六清八が東の旅へ・・・ええ、「七度狐」かと思いきや・・・大津の宿で・・・「三十石」。

安定感たっぷり、明るく輝いて、そして華がある舞台。
乗り込んでくるお女中と八軒家について、「相乗り、ホロ掛け、ほっぺたくっつけ、おけれっつパー」で始まる妄想部分も
急ぐ事もなく、客席の笑いを待ってくれる、そして鶴二さんらしいほのぼの感が漂う。

そして、船頭唄を聞きながら枚方から八軒家への夢の通い路、夕闇の中ゆったりとすすむ船旅が心地好い。


大賞受賞に相応しい、品格のある高座でおましたな。

さすが、繁昌亭大賞、各賞の受賞者の会・・各人、力のこもった高座で充実感と満足感で一杯。
来年も、誰がなろうと是非都合つけて観たいものですな・・・



第六回・繁昌亭大賞受賞記念落語会
2012年1月24日(火)午後6:30開演
天満天神繁昌亭

一、繁昌亭大賞受賞式・・・・・・・・・・・・・・・桂三枝、笑福亭松枝(司会、笑福亭たま)
二、露の団姫(輝き賞)・・・・・・・・・・・・・・「松山鏡」
二、桂よね吉(奨励賞)・・・・・・・・・・・・・・「七段目」
四、桂八天(奨励賞)・・・・・・・・・・・・・・・・「算段の平兵衛」
仲入り
五、桂三象(爆笑賞)・・・・・・・・・・・・・・・・「シルバーウェディングベル」
六、笑福亭鶴二(大賞)・・・・・・・・・・・・・・「三十石」

12-05-24








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第8回・鳥はな寄席

2012-01-14 22:32:41 | 笑福亭鶴二
今年最初の鶴二さんの落語、2012年はいかなる落語でスタートか・・・。


前回に続いて、東部会館。


約100人弱の大入り・・・今回は1階のホールで椅子席。


一、すずめ家すずめ・・・・・・・・・・・・・「普請ほめ(牛ほめ)」

すずめさん最高のオモシロさがある「普請ほめ(牛ほめ)」
前座であり、仕込部分も随所に割愛しながらも、コンパクトにしながらも
おもしろさは十分、おもしろさのエッセンスが詰まっており、好演。

懐に入れた、読みあげる誉め言葉も、
「滲んでみえへん・・、パス。」・・・と、連発。
言えたと思うと、「・・・・・・・・、とか」、この「とか」が絶妙の間でおもしろい。
形に囚われていなくて、その自由さが何ともアホの味になっている。

まあ、仕込でも一切牛がでてこないので、牛ほめ」というよりは「普請ほめ」ですが・・・。
是非、また一度聞いてみたい、すずめさんの練られたネタですな。


二、すずめ家ちゅん助・・・・・・・・・・・「うどん屋」

酔っ払いが、うどん屋をひやかし、親子酒の前半部分と重なる。
呂律が怪しく、お酒好きのちゅん助さん、そのままの酔いっぷり。

うどん屋との絡みが、素うどんながら、味のあるちゅん助さんの「うどん屋」でおました。



三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・・「竹の水仙」

次に篠山で仕事があるので、これが終わると直ぐに出ていくんですが、
得意のマクラでのうだうだ噺の最中に、携帯が鳴る、お年の方みたいですが
なかなか鳴りやまず、思わず鶴二さん、「焦らず、時間ありますので、ゆっくり、
落ち着いて切ってください」・・と、まあ、地域寄席のアットホームさですな。

今年最初の出会いの演目は「竹の水仙」。
越中守の大名行列に、鳴り物が入って格調高く、それでいて
すっきりとした新春の清々しさが漂う、鶴二さんの「竹の水仙」でおます。


四、三代澤康司・・・・・・・・・・・・・・・・・「延陽伯」


出囃子は、む雀さんの「大阪音頭」で登場。
今日の三味線は、素人ながら落語好きが高じて、三味線方になった「さやか」さん。
あとで聞くと、三味線のお師匠さんはむ雀さんとか・・。

そして、今日の三代澤の着物も、む雀さんに頂いたものとちょっとしたご縁を感じますな。
三代澤さんは、元落研とか、マクラも楽しいが、やはりアナウンサー口調「さて、・・・・・・・」と
「さて」が入るのが、微笑ましい。

噺は「延陽伯」、いたって忠実で、最初のすずめさんが同じアマチュアでありながら
弾けた高座をみた後なので、笑いを求めてしまって物足りなく感じてしまう。

でも、噺家ではないのを忘れてしまって、有名人、タレントとして辛口で見てしまってるんでしょうな。
まあ、人前で話すのには慣れておられる、三代澤さんの「延陽伯」でおました。


五、桂梅団治・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「花筏」

でてくるなり、今の三代澤さん誰かに似てますな。
梅団治さん、私なんか小さい時から「まこちゃん、相撲取りに似ている」と、
幼稚園の時は「若秩父」、小学校の時は「黒姫山」、いっこうに嬉しくなく、逆にイヤやった。
まあ、今息子の小梅も同じように云われていますが・・・、「若乃花、あの若貴兄弟のお兄ちゃん」
そう言えば、似てますな。・・・・相撲のはなしから「花筏」へ。これも「竹の水仙」と同じ、講釈ネタとか。

身体は大きいが、きょとの提灯屋の徳さんのキャラが梅団治さんと重なって嬉しい。

終演後には、本日の演者の寄書きが五名の方に抽選で当たる、その司会も梅団治さんが。
温かい落語会、最後の最後まで、梅団治さんご苦労様でございました・・・。


第八回・鳥はな寄席
2012年1月14日(土)午後2:00開演
東部会館1F 大ホール

一、すずめ家すずめ・・・・・・・・・・・・・「普請ほめ(牛ほめ)」
二、すずめ家ちゅん助・・・・・・・・・・・「うどん屋」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・・「竹の水仙」
仲入り
四、三代澤康司・・・・・・・・・・・・・・・・・「延陽伯」
五、桂梅団治・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「花筏」

三味線・さやか、鳴り物・すずめ、笛・つばめ

12-03-15


初芝の駅近くにある、鳥はなさんで打上げ・・・・料理はほんとすべて美味しい。
仕上げの蕎麦は、ご主人さんの手打ち、細くてのどごし最高、旨い。
教えて頂けそうなので、弟子入りしなければ・・・・。



ゲストの梅団治さんと小梅ちゃん・・・残念ながらちゅん助さんはトイレ中。



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祝・繁昌亭大賞受賞~笑福亭鶴二

2011-11-24 23:59:37 | 笑福亭鶴二


鶴二さんが、今年の繁昌亭大賞の大賞受賞が決まりました。・・・・嬉しいの一言でおます。



第六回・繁昌亭大賞

大賞・・・・・・・・・・・笑福亭鶴二
奨励賞・・・・・・・・・月亭八天、桂よね吉
爆笑賞・・・・・・・・・桂三象
輝き賞・・・・・・・・・露の団姫
創作賞・・・・・・・・・該当者なし

どなたさんも、受賞おめでとうございます。

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加賀まで追っかけ~ほのぼの亭

2011-10-29 23:01:03 | 笑福亭鶴二

ほのぼの亭、本日の噺家・・・笑福亭鶴二さんと林家染吉さん。


立派な旅館、山下家。


会場前には、レギュラーの方々の顔写真が。


大きな会場に多くのお客様。


司会のウエマツタツヤさん、本職はキングレコードの歌手。

緞帳が上がると、鶴二さん、染吉さん二人揃って高座に、まずは落語の入門編として、小噺を披露。
「鳩がなんか落としたな」「ふーん」、「隣に囲いができた」、「へぇーい」と、先に客席のおばさんからのちょっかいの声。

ざぞかけ、「浦島亀太郎」、「噺家」、なんかをやりながら、客席とのコミュニケーションをはかる。


一、林家染吉・・・・・・・・・・・・・「平林」

「落語を聴く、三つのお願い(笑い編)」のマクラで、手探りしながら客席を温めながら、染吉さんの世界へ導く。
噺は「平林」入ったとたん、初めて落語を聞く方も多いのか、なぜか笑いが硬い。

でも、「ひらりん」とか「いちはちじゅうの、も―くもく」とかで、客席から知ったかぶりのおばさんの声。
文太さんの「落語を聴く、さしすせそ」ように、「さ、差入れをいれる」、「し、知っててても先を言わない」
など落語のルールなにげなく、お知らせする方がいいのでは・・・・
でも、めげずに突進む定吉、いや染吉さん、かっこ良かったでおましたで。


二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「餅屋問答」


普段とは違う、リラックスした鶴二さん。
そうそう、落語の聴いた特典を披露・・・朝売っている温泉卵、「ほのぼの亭を見た」といえば、10個入り、800円が11個入りに、
1個のサービス。10箱買えば、11箱に1箱サービス・・・・・・・これはほんまらしい。

気楽な商売はあるかいな・・・動物園か、いや餅屋問答、初めの出だし、仁鶴さんの声のトーンに似て嬉しくなる。
地元には馴染みのある永平寺の愚僧が主人公で、客席の笑いも倍増。

落語ファン以外の方も気楽に覗かれる温泉旅館での、落語。
各噺家さんが、どんな噺をされるのか、演題の選択だけでも楽しくなりますな。



ほのぼの亭・・第一部
2011年10月29日(土)午後5:30開演
大江戸温泉・山下家

一、林家染吉・・・・・・・・・・・・・「平林」
二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「餅屋問答」




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



一、林家染吉・・・・・・・・・・・・・「金明竹」


国勢調査のマクラで、手ごたえあり、即「金明竹」へ。
染吉さんの定吉、結構間抜けでオッサンへの口の利き方も、ぞんざいであほっぽい。

でも、旦那をさかりのついた猫と同じように云うぐらいですから、こんなもんか。
立て弁もあざやかで、やはり五年目のキャリア、安定感のある、染吉さんでおました。



二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「時うどん」&「三味線漫談」


まずは、仕草の紹介から、扇子で、筆、植木挟。手拭で、焼いも。
久しぶりの鶴二さんの「時うどん」。こんな軽い噺を聴けるのも、ほのぼの亭の良さか。

帰りに、お見送りしている鶴二さんに、前のお客様が
「知ってて、解っている噺ですけど・・、愉しめました」と・・・この一言で決まりですな。、

このあと、染吉さんもでてきて、なぞかけを
お題は「抹茶アイスクリーム」、「紅葉」、「笑福亭鶴二」・・・・で染吉さんが。

そして、鶴二さんは、三味線を・・・・。
都々逸で・「火の出るような所帯をしても、火事さえださねば、水いらず」でええ声、披露。
そして、三味線弾きで「狸」を、達者でおましたで、鶴二さん・・・・二部、終了。



ほのぼの亭・・第二部
2011年10月29日(土)午後8:00開演
大江戸温泉・山下家

一、林家染吉・・・・・・・・・・・・・「金明竹」
二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「時うどん」&「三味線漫談」


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東のさん生、西の鶴二・・その参~江戸で「らくだ」

2011-10-25 00:08:33 | 笑福亭鶴二
月曜の朝からの仕事が入っているので、前日から東京へと思っていると、
何と、鶴二さんが、神楽坂の毘沙門天で落語会を・・・・・知ってしまったからには馳せ参じなければ・・・・。
鶴二「らくだ」、さん生「妾馬」の長講二席。・・・・お江戸の方の、鶴二さんの「らくだ」への反応が楽しみですな。


神楽坂毘沙門天・・表に、三三さんのポスター。ここで、普段から色んな落語会があるらしい。


飯田橋から神楽坂へ、少し早めに着いたので、またしても神楽坂、街探索。
今日はお祭りなのか、ボーイスカウトの出店はあるはで、通りは人でいっぱい。
裏通りに入れば、あちこちのこじゃれたレストランに若い女性が列をなして並んでいる。
小粋でお洒落な、街・・神楽坂。


書院の舞台・・・用意した60人分の座布団に約45人のお客様。

一、柳家おじさん・・・・・・・・・・「狸の札(サツ)」

権太楼さんの、6番弟子。芸名がなんと、「おじさん」。
最初、プログラムをみたとき、開口一番で、おじさん。
てっきり、住職のご挨拶か、素人さんの落語と思っていたら、32才で入門、御年、36才の前座。
二つ目、真打と階級の厳しい東京。・・・・真打になるには、何歳になる事か。
他人ごとながら、心配してしまう。

凄い、名前・・・おじさん(何でも有りかと、思ってしまう)。
でも、権太楼師匠、熟考してつけられた名前だと思う。
年いっているので、年下の先輩から、「今度入った、あのオジン」とか陰口たたかれるなら、
居直ってつけてしまえば、呼び捨てにしても「掃除しとけよ、おじさん」、「それ取ってよ、おじさん」、、「・・・おじさん」、「・・・おじさん」と皆から、さんづけ。
なんて、シャレた、命名なのか・・・師匠のセンスに感服いたしあす。

噺は、狸の恩返しシリーズから、「狸の札」、生では初めて聴く。
きっちりとした口調で、笑いは起きないが東京の方の、開口一番は新鮮。
何が新鮮・・・・ゆるい緊張が新鮮。

これからも、東京の前座の方との出会いも増えそう、がんばれ、「おじさん」


二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「らくだ」

今日は、見台無しでの「らくだ」、三回目だが、本日初めて来た人が大半なので、
では、自己紹介と・・・笑福亭松鶴の一番下の13番目の弟子ではじまり、
入門からのエピソードをなんと15分もお喋り・・あとに長講の「らくだ」なのに・・・。

「らくだ」は、あの独演会まで、練に練り上げた時とは違って、ゆとりの一席。
紙屑屋が酔ってから、あちらこちらで、いつもと違う言い回しがあったが、
まるっきり、気にならない。・・・逆に、酔ってしまってからは、余裕さえ窺える。

よくいう「腹に入った」というか、「らくだ」が鶴二さん自身が気持ちよくできる
持ちネタになったように思えた。

追伸・・・東京のお客様参にも、「らくだ」、よううけてましたで・・・ちょっと御報告まで。


三、柳家さん生・・・・・・・・・・・・「妾馬」

「妾馬」、上方では「八五郎出世」・・・おもしろいな、八五郎が喋る、ぶっきら棒な喋りが、江戸弁と重なって、小気味良い。

酒を呑み、上座にいる妹を見つけてからは、最高。
母親を一度呼んで、赤ん坊の、孫の顔を見せてやってくれよ・・・・と。
心の中での叫び、「おまえ、幸せか・・・。」が、聴こえそう。
笑いもあり、それでいて、ちょっと、しんみりさせてくれる、さん生さんの「妾馬」

私は、こういう江戸落語が、ほん好きですなぁ。


9月の博品館劇場での、さん生さんの「天狗裁き」が動画で見れます。
http://misanga.fuity.co.jp/program/73


東のさん生、西の鶴二
2011年10月23日(日)午後2:00開演
神楽坂毘沙門天書院

一、柳家おじさん・・・・・・・・・・「狸の札(サツ)」
二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「らくだ」
仲入り
三、柳家さん生・・・・・・・・・・・・「妾馬」


さん生さんの打上げに参加。大阪の打上げメンバーとは違って、劇作家、音響さん、照明さんといたってクリエーティブな方ばかりで、ご贔屓さんというより、さん生さんのブレーンとい方々。
・・・・・でも、鶴二さんのファンの大阪代表として、孤軍奮闘してきましたで・・・。



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噺家生活25周年公演~笑福亭鶴二独演会

2011-09-17 23:07:00 | 笑福亭鶴二

本日、噺家生活25周年公演~笑福亭鶴二独演会。
「らくだ」で、六代目松鶴の末弟子鶴二さん、笑福亭の底力を披露。


国立文楽劇場での噺家生活25周年公演~笑福亭鶴二独演会


楽屋口に掛かっているご、贔屓一同さんからの「のれん」


大きな753名の会場が、満席。・・・・・それも前売開始、即完売。

一、笑福亭鉄瓶・・・・・・・・・・・・・「阿弥陀池」

「吉三節分」のお囃子で登場。
マクラはいつもの、ネット検索で鉄瓶を行う時は、必ず笑福亭とつけてくださいと、
さもなければ、私の代りに、「南部鉄瓶」ばかりが次々出てきますから・・・と。

そして「阿弥陀池」へ、あとで、聞いたら、大きな会場で圧倒され、緊張したとか・・・客席から観る限り
堂々の高座。途中から客席の大きな笑いの塊に、自分自身のアドレナリンがでてきたようで
西宮の鯛、パオ―の象あたりから、ゆったりと気持ちよく落語を・・・
大舞台を、大いに愉しんでいるように、大会場の空気を和ませる・明るく勢いのある
鉄瓶さんの「阿弥陀池」でおました。


二、桂春蝶・・・・・・・・・・・・・・・・・「こうもり」

二世落語家のプレッシャーについて、特に米団治さんとの会話はおもしろい。
そして、「さくら」の替え歌は秀逸。

噺は、「鶴の恩返し」ではなく「こうもりの恩返し」
助けられた、こうもりが「あおい」という娘になって居酒屋で働く、看板娘になって恩返し。
サゲは、「雨降って、血かたまる」。
「恋くらげ」に続く、ファンタジー噺で、春蝶さん独特の、気だるい世界にひき込む。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・「稽古屋」


http://pub.ne.jp/masutake/より転載(詳しくはこちらへ)

大きく「鶴二」と染抜いた、ご贔屓さんから贈呈の座布団に替えての登場。

まずは、25周年の落語会をこの様な大きな会場でできましたこと心から感謝致しますと、ご挨拶。

チケットも発売するなり、即完売。すると鶴瓶さんから電話「完売したらしいなぁ」、「何でか、解るか」
「何で、でっしゃろ」と答える鶴二さんに、何も言わずに電話をきる鶴瓶さん。
昨日は、昨日で、「会場費何ぼや、何人入るんや」と皮算用する鶴瓶さんに・・・
「娘が高校受験、息子が大学受験で、お金掛りますねん」と答える鶴二さんに、
「すると、息子と、娘は、俺が養うてるみたいやなぁ」と、一見嫌味に聴こえる話をさらりと、
実は、今日の鶴瓶さん、ノーギャラとか、・・・・ほんと心底、弟弟子の鶴二さんがかわいいみたいですな。

噺は「稽古屋」・・最初は、多少の硬さは感じられたが、喜六が稽古屋に着いてからは、本領発揮。
お師匠はんの仕草といい、喜撰の歌、踊りの指南と音曲噺の品の良さを満喫させる。

そして、終わったあとに、高座を下りず、かっぽれの踊りを披露。
三味線といい、踊りといい、古き良き時代の噺家さんと、そして芸事の好きな鶴二さん。
ようやく、等身大の年になられて、円熟味がましている、なんといっても、芸歴25年でおますな。


四、笑福亭鶴瓶・・・・・・・・・・・・・「癇癪(かんしゃく)」

鶴二も、自分も、笑福亭は、いかに「捨て育ち」かと。
師匠の松鶴には、お互い一切稽古はつけてもらえず、師匠が亡くなってから、
数年経って、春團治師匠に稽古をと、お願いにあがると、
「あぁ、君には稽古をつけたらあかんと、六代目から云われてるんで、あかんわ」と、
未だに、つけて貰えない・・・。

おやっさんの「いらち」の部分を紹介し、落語「癇癪(松鶴バージョン)」へ。
私落語「長屋の傘」に続く、六代目シリーズ。

○オロナインをオロナミン、○アレルギー体質をエネルギー体質、○ガードレールをガードル
日常茶飯事におこる、言い間違いを師匠だけに正す事もできず、ひたすら従うだけの日々。
いらちで、周りの者に当り散らす師匠。・・でも、奥さんのあーちゃんに助けられ過ごす弟子生活。

鶴二さんの25周年に相応しい鶴瓶さんの、笑福亭松鶴物語の「癇癪」でおました。


五、対談「鶴瓶が鶴二を叱る」

幕が開くと、床几に腰かけた、鶴瓶さんと鶴二さん。
お客様、失礼と連れだって、立って中央に進む鶴瓶さん。
ちょっとした、お客さん目線、気づかいが凄い。

ハナシは、やはり師匠松鶴さんのこと。
鶴瓶さんが、コンクールに放り込まれたり、鶴二さんも、一切稽古をつけてもらってないのに、
突然、粉浜の初高座を決めて出ろと、「何も、稽古つけてもらってません」という鶴二さんに、
「なに、なんぞ、できるやろ」、「今から、なんぞ、覚えろ」・・そして、協会へ行くと事務員さんが
「子供やから、平林」がええやろと、テープを貸してくれる、それも、春團治師匠の平林を。
前日になって、「何すんねん、「平林」。」「誰のや」「三代目、春団治師匠の」。、「何分あんねん」「12分です」、
・・「ああ、ええやろ」と、それだけで・ほったらかし・・(実は、あーちゃんが、こそっと見に来てくれたらしく、それを聞いた師匠は顔を見るなり「あぁ、あがったらしいなぁ」の一言)

鶴瓶さんは、有名な、ABCの新人コンクールでのはなしを披露。

無茶なところへ、放り込んで経験さす、度胸をつけさす。
何遍の稽古よりも、お客さんを前にしての高座の方がどれだけ、効果があるか。
荒いけど「我が子を、千尋の谷へ落とす、虎」の育て方ですな。

師匠が亡くなられたからも、自ら新たな目標をかかげて挑戦するなんぞ、
鶴瓶さんはもとより、鶴二さんも、大いに師匠のDNA、意思を継いでますな。

対談のコーナーが終わって、横幕が引かれようとしたのを止め、鶴二が着替える間、話をと。
東北の被災地へ行った時、明るい被災者の方々のはなしを・・・ほんま、・・・・・。

おとんぼの鶴二さんの晴れ舞台が嬉しくて、鶴二さんのお客さんに愉しんでいただきたいと
サービスいっぱいの、鶴瓶さんの気遣い。
直弟子が嫉妬するぐらい、鶴瓶さんに、可愛がられている鶴二さんでおますな。


六、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・「らくだ」


http://pub.ne.jp/masutake/より転載


25周年の日に合わせての「らくだ」なのか、あえて25年間置いてあったのか
どちらにしても、25年の集大成としての落語を披露。

7月に初めて、ネタおろしをしてから、何度となく高座に掛けながら練り上げてきた「らくだ」
この大舞台で、最高の出来に仕上げるとは、凄い、意志力。
紙屑屋が酔い初め、ヤタケタの熊に絡み初めてからは、最高調。
随所に、六代目を彷彿させ、笑福亭のお家芸、酒の噺が完璧に、鶴二さんのものに。

音曲噺から、酒の噺、滑稽噺と、器用にこなす鶴二さん。
これからの、噺家生活で、更にどの様な鶴二さんの色を加えてくれるのか、愉しみでおますな。
「真摯に芸に励む」一人の芸人さんの晴れの舞台に立ち会えて、
心から、感動、感銘の落語会でおましたな。


噺家生活25周年公演~笑福亭鶴二独演会
2011年9月17日(土)17:00開演
国立文楽劇場


一、笑福亭鉄瓶・・・・・・・・・・・・・「阿弥陀池」
二、桂春蝶・・・・・・・・・・・・・・・・・「こうもり」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・「稽古屋」
四、笑福亭鶴瓶・・・・・・・・・・・・・「癇癪(かんしゃく)」
中入り
五、対談「鶴瓶が鶴二を叱る」
六、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・「らくだ」

三味線・・・林家和女、はやしや久子
鳴物・・・・・笑福亭呂竹、笑福亭松五、笑福亭生寿
お茶子・・・高嶋藍

11-28-136


新柄の、鶴二さんの手拭。


噺家生活25周年記念協賛への記念品の酒盃。



打上げの「鶏蔵」さん


ほっとした鶴二さん


三味線の林家和女さんと、はやしや久子さん


本日、トップバッターでクリーンヒットの鉄瓶さん


お手伝いの、呂竹さん、生寿さん、松五さん


ご贔屓の面々





一日が終わろうとしている、国立文楽劇場



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第四回・正覚寺寄席~鶴二長講一席

2011-08-28 23:12:02 | 笑福亭鶴二

正覚寺


阪堺線「塚西」から徒歩3分。

ぽんぽ娘さんに、文鹿さん、そして暁照夫師匠・・・トリは、鶴二さんの「らくだ」。
盛りだくさんで、楽しみですな・・・。


満員のお客様


立派な高座

一、桂ぽんぽ娘・・・・・・・・・・「寿限無」

前説にでてきた、鶴二さん曰く、ぽんぽ娘さん、今年10月に結婚、そしてお腹には・・おめでたとか。

高座が高いので、昇り降りにも、お客様もハラハラ・・・。お茶子さんもや、るぽんぽ娘さんに替って
前のお客さんが、見台を運んだり、名ビラをめくったり、まさに、地域寄席の良さですな。

マクラは、高座は一流、立派な本堂のこの会場の雰囲気も一流、お客様も一流、
合わせて、三流の落語会・・・・イヤイヤ・・いつもながらの、毒舌、ツッコミ。

噺は、お得意の「寿限無」、江戸の喋りに、違和感はないが、かん高い声が、お堂に響きわたる。
普段の喋りは、大いにツッコミ上手だが、落語においては、一切崩すことは無い。・・・感心。

年末には、産休で落語はお休みとか、嫁入り前のぽんぽ娘さんの高座はあと少しですよ。


二、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・「淀川」

東京でいう「後生鰻」、昔、松之助師匠で聴いた覚えがあるのだが・・・筋はうら覚え。
お題の「淀川」は、河川の淀川ではなく、舞台の魚屋の屋号が「淀川」のはず。

噺は、ご出家が魚が活きづくりにされるをみて、買いとって川に逃がす。
味をしめた、魚屋は、次は鰻と次々、用意する。最後は文鹿さんは、赤ちゃんではなく、
おかみさんを、まな板の上へ・・・・・思惑どおり、ご出家は買いとったが、いつものごとく
橋の上から、川へ、ザブン。 赤ちゃんでは、命に関わるので、おとなの女性に。
このあたり、文鹿さんらしい、優しさか。

こんな、レアな噺、文鹿さん、似合いますな。


三、暁照夫・・・・・・・・・・・・・・「三味線道楽」

74歳とか、照夫師匠のお元気な舞台。

鶴二が可愛いとか、お住職さんが素敵とか、客席も巻き込んで、お姉色で弄り倒す。
でも、三味線を弾くと、背筋が伸びて、芸人としての生真面目さで、大熱演。
都々逸ではじまり、浪曲調で「金色夜叉」、そして長唄の「狸」へ。
汗びっしょりで、弾ける撥が凄い・・・道頓堀アワー、宮川左近ショー、良き昭和を
思いださせてくれる、照夫師匠の、三味線でおました。


四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「らくだ」

本日で、四回目の鶴二さんの「らくだ」・・・・凄い。
いまだ進化中、聴くたびに、笑える箇所が増えていく。

紙屑屋が酒を呑まされて、だんだん本領を発揮・・・これが、酔いっぷりも凄いが
らくだの死体を前に、ゆったりと時間が過ぎていく,噺っぷりに余裕が溢れる。

次の、鶴二さんの「らくだ」予定は
9月10日(土)PM1:15・・土塔庵寄席・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・土塔庵(深井)・・・・・・・TEL06-6845-2258

9月17日(土)PM5:00・・笑福亭鶴二独演会・・・・・・・・・・・・・・・・・国立文楽劇場・・・・・・・(・前売券、完売。)



第四回・正覚寺寄席~鶴二長講一席
2011年8月28日(日)午後2:00開演
正覚寺本堂

一、桂ぽんぽ娘・・・・・・・・・・「寿限無」
二、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・「淀川」
三、暁照夫・・・・・・・・・・・・・・「三味線道楽」
仲入り
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「らくだ」

11-25-111


本日の主役、照夫師匠に、鶴二さん、正覚寺住職。


打上げは、玉出、中華料理の「姜」。




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繁昌亭・大トリ~笑福亭鶴二さん

2011-08-24 22:14:38 | 笑福亭鶴二

笑福亭鶴二さん、天満天神繁昌亭、初の大トリ。


一番、左に、鶴二さんの、名看板・・・・・・嬉しいですな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今週、笑福亭鶴二さん、初の繁昌亭の大トリ。
春之輔師匠や、ざこば師匠の推挙により実現したとか。


実は、晴れ姿を生では、仕事の都合で観れてないんですよ・・・・残念。
(初の大トリなので記念に写真だけはと思い、昼の休み時間を使って撮影)

今週の演目は
月曜日・・・「らくだ」
火曜日・・・「佐々木裁き」
水曜日・・・「船弁慶」
木曜日・・・「猫の災難」
金曜日・・・「らくだ」
とか、でも今一番の注目は、六代目を彷彿させるとの、噂の「らくだ」でおますな。


鶴二さん、今後の「らくだ」の予定(解っている範囲で・・・・)

8月27日(土)PM6:30・・にしんそば松葉と笑福亭鶴二の会・・・京都にしんそば松葉・・TEL075-871-4929
8月28日(日)PM2:00・・正覚寺寄席・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・南海「粉浜」正覚寺本堂TEL06-6671-6229
9月10日(土)PM1:15・・土塔庵寄席・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・土塔庵(深井)・・・・・・・TEL06-6845-2258

9月17日(土)PM5:00・・笑福亭鶴二独演会・・・・・・・・・・・・・・・・・国立文楽劇場・・・・・・・(・前売券、完売。)








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