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ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

「第52回秋桜寄席」

2016-02-27 15:45:49 | 笑福亭鶴二

初めての秋桜寄席、毎年2回開催で、今回で52回目。



収容人員500人弱の中ホール、今日は大目の入りとか。

一、桂華紋・・・・・・・・・「牛ほめ」

達者ですな。今迄聴いた中でも秀逸の「牛ほめ」。

ギャグを入れる訳でもなく、癖のある言い回しで笑わすのでもなく、
噺のおもしろさだけで勝負。

真打さんが語る前座噺のごとく、淡々とした中に味のある一席。

華紋さんの大ネタ、ますます聴きたくなりますな・・・・・。


二、笑福亭たま・・・・・「ちしゃ医者」

師匠福笑さんの十八番、シシババ満載の「ちしゃ医者」。

後ででてきた福笑さん、「汚い噺ですが臭いはしませんでしょう」と、
言われていましたが、肥えたんごのはね返りにおもわず身を引いてしまう噺。

この「ちしゃ医者」、たまさんも、師匠譲りの十八番になるんでしょうな。



三、桂勢朝・・・・・・・・・「永田町商店街懐メロ歌合戦」

勢朝さんと4度目の出会いでようやく出会えた「懐メロ歌合戦」。

おもしろい、今回は永田町商店街ですが、出てくるのは政治家さん。

安倍総理に始まり、麻生さん、あと田中さんに、岡田さん辺りだったか、
上西議員に、最後はやはり今公判が始まって注目の野々村議員。

すべてが替え歌で、物真似風。
でも、歌は勢朝さん誠にお上手。

やはり評判の十八番だけに、
何度でも聴きたくなる「永田町商店街懐メロ歌合戦」でおました。



四、笑福亭鶴二・・・・・「井戸の茶碗」

シシババ、カラオケ、のあとどうなるかと心配してましたが、
幸い中入りが入って、空気新たに始まった鶴二さん。

清涼水の様な、さわやかさがある一席。

終演後、帰り際にご婦人が「今日、鶴二さんのあの噺、良かったわ」の声が・・・。
日頃聴く機会の少ない「井戸の茶碗」・・・・
鶴二さん、じっくり、たっぷり、の一席でおました



五、笑福亭福笑・・・・・「浪曲やくざ」

おもしろいですな、福笑さんワールド。

今、丁度山口組の抗争中でタイムリーなお噺という訳ではないが
やくざが主役、そういえば仁智さんの「源太と兄貴」もやくざか。

噺は、ナンセンスコントの様なギャグの応酬。

今回は、やくざで浪曲好き、何か「茶漬け閻魔」みたいな設定ですな、

そういえば、福笑さんの創作落語、すべて意外なものの組み合わせ、
シュチュエーションの設定でキマリですな。


案外、家から車で15分位、近い「秋桜寄席」、
地元で気軽に行ける落語会が一つ増えましたな・・・・・。



「第52回秋桜寄席」
2016年2月27日(土)午後2時開演
貝塚市・コスモスシアター中ホール

一、桂華紋・・・・・・・・・「牛ほめ」
二、笑福亭たま・・・・・「ちしゃ医者」
三、桂勢朝・・・・・・・・・「永田町商店街懐メロ歌合戦」
~仲入~
四、笑福亭鶴二・・・・・「井戸の茶碗」
五、笑福亭福笑・・・・・「浪曲やくざ」
三味線:はやしや 香穂



落語会のあと、我家で食事会、本日のお品書き。


すべての写真撮るの忘れてましたが、前菜の“牛肉と胡瓜の辛みあえ”。


“野菜の揚げびたし”。



本日の主役“広島産の牡蠣”、まずは蒸しを塩ポン酢で・・・。


“牡蠣フライ”


鶴二さんとご贔屓の面々、二階に場所を移しての“鴨と水菜のハリハリ鍋”。










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第一回・笑福亭鶴二独演会(東京公演)

2015-06-27 23:16:41 | 笑福亭鶴二

第一回・笑福亭鶴二独演会(東京公演)


ロビーにあった、お祝いのお花。

今日は7月の12日、二週間前の、落語会のことどれだけ覚えているんでしょうか。
でも、泊まりでの落語会、心おきなく二次会まで呑めたこと良かったですな。

一、笑福亭ベ瓶・・・・・・・「いらち俥」

今や、本拠地を東京に置いて活躍中のべ瓶さん。

マクラでのツカミも最高。笑いのセンスも最高。
グイグイと大阪の押しで笑いを取るとこなんぞ、頼もしい。

本題は「いらち俥」、あの十八番の「いらちの愛宕詣り」に続く十八番候補。

上手く演じようとするより<笑いをとろうと演じる。
まさに、笑福亭の息ですな。

更に、笑いに磨きの掛かった、べ瓶さんの「いらち俥」でおました。

二、笑福亭鶴二・・・・・・・「青い目をした会長さん」

「ハンカチ」「作文」に続く創作落語三作目は「青い目をした会長さん」。
日本なのに、なぜか外国の言葉に侵されている昨今、そんな噺。

横文字に弱そうな主人公、鶴二さんとダブッて好演。

鶴二さんの落語・・・
“クラシック”と“モダン”の両方の落語の“コラボレーション”により
お互い“シナジー”、効果を生みだし、日頃の高座でも“アウトプット”が増えた様な。

“デフォルト”された既成の枠を越えて“リスク”を覚悟で“チャレンジ”した結果
“モチベ―ション”と高い“ポテンシャル”と“スキル”により、創作落語にも
“フレシキブル”に対応・・・大きな“ベネフィット”を生みだしましたな。

なんの、こっちゃですおます。


三、柳家さん生・・・・・・・「岸柳島」

粋ですな江戸噺らしい、老侍と若侍のやりとり。
周りの無責任な町人、各々の立場の想いがおもしろい。

江戸では、老侍を、上方では野次を飛ばす町民をフィーチャするんですな。
同じ乗り合い船でも、野崎詣りや三十石、兵庫船とは大分趣きが違いますな。


四、笑福亭鶴二・・・・・・・「寝床」

「おがおが」と、浄瑠璃の趣味が高じた旦那さんの困ったわがままの噺と思いきや、
それに付きあわされる長屋の連中と店の者、のたくましさ、生き様がこの噺のキモか、
江戸落語の後に聴くとそんな思いが全面に出た落語。

でも、鶴二さんの凝縮版の「寝床」はおもしろいですな。


五、柳家紫文・・・・・・・・・「三味線漫談」

「火付盗賊改方の長谷川平蔵が、何時ものように両国橋の袂を歩いておりますと…」
得意の長谷川平蔵シリーズ満載。

今回初めて聴いたのは、出会ったのが昔の女で「おまえは、ふみえ」、「おまえは、おつや」。

打上げの時の私服姿も、粋でお洒落な。紫文さんでおました。


六、笑福亭鶴二・・・・・・・「高津の富」

時間が押して、押して、急ぎ足で一気に駆け過ぎた「高津の富」。

実は今月車を購入したのですが、NOを指定できるとかで、
これは是が非でも「ね 1365」を申しこまなければ意気込んでいたら、
番号の「1365」は指定出来ますが「ね」は指定出来ないんですよ・・・と。

娘曰く「52分の1やんか、やってみたら」と、当たれば良いが、
外れた場合、ずっとハズレ券をつけて過ごしているようで、遠慮しました。

上方らしい笑福亭の落語に、東京のお客様も大満足のご様子。


鶴二さんの独演会、来年、東京は、国立演芸場で決まりみたい、
更なる飛躍に、期待しますな・・・・。



第一回・笑福亭鶴二独演会(東京公演)
2015年6月27日(土)午後6:30開演
新宿角座


一、笑福亭ベ瓶・・・・・・・「いらち俥」
二、笑福亭鶴二・・・・・・・「青い目をした会長さん」
三、柳家さん生・・・・・・・「岸柳島」
四、笑福亭鶴二・・・・・・・「寝床」
仲入り
五、柳家紫文・・・・・・・・・「三味線漫談」
六、笑福亭鶴二・・・・・・・「高津の富」




打上げは、西新宿の「サンメンバーズ東京新宿」にて。


「ビジネス エリートは、なぜ落語を聴くのか」


その本の著者の石田章洋さん、横山信治さんとご一緒に。


右から三番目の横山信治さんは、伝説の笑福亭手遊(おもちゃ)さん。


本日の出演の方の寄書きを持ってご満悦の宮村さんと、さん生さん。


最後に写した集合写真


その集合写真を写して頂いた、笑顔の素敵なホテルのスタッフさん。


深夜の二次会、



東京にもう一泊と、東京駅まで御一行を見送りに来てくれた井上さん。



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鶴二・文都・柳好・三人会

2015-06-14 22:07:50 | 笑福亭鶴二

鶴二・文都・柳好・三人会



夕方と言えども、まだまだ明るい夜席の繁昌亭。





柳好さんは昼席にも出演・

一、鶴二・文都・柳好・・・・・・「鼎談」

元々、鶴二さんと文都さんが同期、ネタの入れ替えも含めて同期会をと、
ふたりでは淋しいので、同期の東京の柳好さんも呼ぼうと・・・

三者三様の味の違いとネタおろしの様で、おもしろい会になりそう。


二、月亭秀都・・・・・・・・・・・・「兵庫船」

文都さんの二番弟子。

口調も素晴らしく安心して聴ける。
入門の最初には旅ネタとして「東の旅・発端」とかがありますが、
こ笑いの豊富さでは、この「兵庫船」の方が、楽しくてよろしおますな。


三、春風亭柳好・・・・・・・・・・「のっぺらぼう」

文都さんから柳好さんに、ネタの交換で送られてきたのが三つほど
ありましたが、その中で選んだのが「胴切り」、それは中入り後
させて頂きますが、まずは怪談噺というか、シュールなお噺を・・・。

オチが繰り返される、天狗裁きのオチのようが何度も、何度も
エンドレスの終わりの無い、噺。

終わりの無い、世界というのも怖いものですな。



四、月亭文都・・・・・・・・・・・・「猫の災難」

やはり、この噺、酒飲みの、それも笑福亭のえぐいので慣れている噺。

文都さんの大師匠は米朝さんだけあって上品で、あっさりとした感じ。

これも終わりが無いぐらい、ぐでんぐでんに酔っているのを
期待してしまいますな・・・・。


五、春風亭柳好・・・・・・・・・・「胴切り」

胴から真っ二つ斬られた者が、気楽に生きていく。

これも、シュールというか、漫画的な奇想天外なる噺。

でも,東京での寄席を観ている15分で収まる尺の噺。
また東京で演じる方の少ない噺は、即金になる演目に。

そういう意味で、上方の噺がどんどん東京へ流れていったんですな。

この流通の激しい昨今、東西交流で残された噺は、
希少価値になってきましたな。


六、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「算段の平兵衛」

鶴二さんのもちネタ、すぐに十八番になりそうな噺。

あの、死んだ家主が隣村の盆踊りの稽古に連れていかれ
踊らされるさまは、らくだのカンカン踊りのようだが、
そこは踊りを習っておられる鶴二さん。

もっと、踊りのしながつくれて。綺麗。

私が今迄、生で聴いたのが、可朝さん、八方さん、八天(文都)さん。
まさに、米朝さん続きの王道、そこへ鶴二さん・・・。

でも、大昔聴いた可朝さんのは、もっとドロドロしていたような・・・
八方さん、文都さんと受けつがれていくほど洗練されていくような・・・

是非、鶴二さん、あのドロドロとした平兵衛の悪さ加減、
加えて欲しいですな・・・。

次は、どんな噺が、ネタ交換されるのか、楽しみな会、始まりましたな。
(でも、次回、あるんでしょうか)


鶴二・文都・柳好・三人会(kaku to ryu)
2015年6月14日(日)午後5:30開演
天満天神繁昌亭

一、鶴二・文都・柳好・・・・・・「鼎談」
二、月亭秀都・・・・・・・・・・・・「兵庫船」
三、春風亭柳好・・・・・・・・・・「のっぺらぼう」
四、月亭文都・・・・・・・・・・・・「猫の災難」
仲入り
五、春風亭柳好・・・・・・・・・・「胴切り」
六、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「算段の平兵衛」
三味線・・・・・豊田公美子






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今週、27日は東京での初めての、「笑福亭鶴二独演会」
ゲストは、さん生さん、紫文さんに、ベ瓶さん。

大阪とは、また違った独演会になりそうですな。

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第18回・笑福亭鶴二独演会

2015-05-30 22:55:16 | 笑福亭鶴二

笑福亭鶴二独演会

鶴二さんの独演会、今回は心斎橋の大丸劇場にて。


初めての大丸心斎橋劇場


笑福亭鶴二私設応援団の横幕。


お祝いの花、私設応援団の団長の辻さん。


初めて入った、大丸心斎橋劇場の客席・・・前の方は固定では無いんで
百貨店の中だけに、フラットにして会議や催事にも使われるのでは・・・・。


一、桂福丸・・・・・・・・・・・「狸賽」

さすが福丸さん、切れ味最高、端麗の味、スッキリ感抜群だが・・・。

博打場の灯りが、ろうそくや電球ではなく、
LEDの蛍光灯に見えてしまうのはなぜ・・・。

狸まで、毎日風呂に入って、バスクリンの匂いまで漂う、

芦屋の山で見つけた子狸の恩返し、芦屋には博打場はないか・・・。
の福丸さんの「狸賽」でおました。


二、笑福亭鶴二・・・・・・・「青い目をした会長さん」

「ハンカチ」「作文」に続く、創作落語、それも三枝師匠作、三作目。

日本人の外国語かぶれが題材に、
このまえの穂村弘さんのでスターバックスの本がありましたが、

カップのね大きさ四つあるけれどGはグランテ゛、ジャイアントじゃない

スタバで、タゾ・チャイ・ティー・ラテのショートサイズ(シロップ控えめ)を
飲みながら、将来のことを考える。

など、注文するだけで、緊張する横文字ばかりのメニュー。

難しいメニューを言うくだりで、鶴二さんの
「この言葉覚えるだけで、三日かかりました」のポツリの言葉、可笑しかったですな。

大阪人丸出しの、鶴二さんだけに、横文字連呼のこの「青い目をした会長さん」、
反面教師の自虐ネタ、リクエストで即できるのか、試してみたい噺ですな。



三、桂壱之輔・・・・・・・・・「真田小僧」i

壱之輔さんの十八番、「真田小僧」、丁度この前の休みの日の早朝、
テレビをつけると、ながれてきたのも壱之輔さんの「真田小僧」。

そのとき、「面白いで」と眠気眼の嫁さんを起こしたのも、
聴き応えがあると解かっていてのお誘い・・・。

やはり、人に薦めることができるものとは、
やはり自分自身の中で確信のあるものなんでしょうな。

本日の高座も自信に満ちた充実の高座でおましたで・・・。


四、笑福亭鶴二・・・・・・・「寝床」

先日、ラジ関寄席で聴いた「寝床」、今日は更にコンパクトな様な・・・。

あの、好きな“日赤病院みたいやな”のセリフも飛ばしての勢いある一席。

今日は三席、ご自分で中トリもというと、後半戦を考えて、
力配分、力セイブされるんでしょうか、・・・・・もちろん笑いはいっぱいながら、
さらりんことした一席でおました。


五、ラッキー舞・・・・・・・「太神楽」

太神楽の曲芸、
あの豊来屋の一門で、一輝さん、板里さん、大治朗さんらは兄弟弟子。

中身は、東京の鏡味仙三郎さん一門でよく観る、
「傘の曲」、「五階茶碗」、「出刃皿」ですが、
一番の違いはアシスタントなしですべてご自分一人でなさること。

あの咥えバチの間にボールを二つ挟む際、机の上のボールを手で探るが
なかなか掴めず、ああいう時に、目をちょっとでも外すと失敗に・・・。

舞さんも焦るが、見ているこちらも思わず焦る。

載せたり、廻したりは日頃練習している事だが、
単に机の上のモノをよそ見をして手探りで取るなんて、
こんな些細なことの方が失敗しそうで・・・・ああ、心配。

詰まらぬところに、気を病む、ごまめでおました・・・・。


六、笑福亭鶴二・・・・・・・「高津の富」

いや、初めてでおます、噺が途中で中断するなんて・・・地震。

8時半前、突然天井の照明がグラグラと大きくブランコのごとく揺れだし
その後、床もグラグラ、震度3か4位、南海地震か。

噺は丁度おやっさんがホラ吹きが終わって、虎の子の一分を富くじ代として
取られたあと・・・・・・・ぐらぐら。

あまりの揺れに、鶴二さん「ここの旅館はよう揺れますな・・・」
「ちょっと揺れがひどいので止めます。どなたか携帯で情報見れますか」

すると客席から「小笠原で、震度5」と、おさまるまで、しばらく鶴二さんも客席も一緒に中断。
(あとで調べると大阪は震度1か2程度、やはり高層ビルの14階ともなると揺れるんですな)

では、「どこからでしたかね・・・・」と、ああ、「お酒とアテを用意して下され」とはじまる
あとで聞くと、もう一度揺れたら、また止めるかそのまま進めるか、
そればかり気になって喋っていたと・・・。

やっぱりプロって凄いですな、考えてる事と、喋っている事が違うなんて・・・。

でも、時間がずれていたら、舞ちゃんが包丁を顔の上にかざしている時に
地震がきていたら・・・と想うと、良かった、良かった、やっぱり、ラッキー舞ちゃん。

動揺の中での「高津の富」、当たった、当たった、とハプニング、でおます。

「第18回の大丸での独演会、揺れましたなぁ」と、
後世の思い出になる会になりましたな。



「高津の富」の感想は無いんかいな・・・・・・また、後日に。



来年は、噺家生活30周年を7月10日に、国立文楽劇場での開催が決定。

そのまえに、
strong>第1回・笑福亭鶴二・独演会(東京公演)が新宿角座で開催
2015年6月27日(土)午後6時30分開演

鶴二・・・「高津の富」「寝床」「青い目をした会長さん」
ゲスト・・・柳家さん生「岸柳島」、べ瓶「いらち俥」、柳家紫文「三味線漫談」

ゲストが最高、是非東京の、鶴二ファンの方、笑福亭ファンの方、
是非、お立寄りを・・・・・。


第18回・笑福亭鶴二・独演会(大阪公演)
2015年5月30日(土)午後6時30分開演
大丸心斎橋劇場

一、桂福丸・・・・・・・・・・・「狸賽」
二、笑福亭鶴二・・・・・・・「青い目をした会長さん」
三、桂壱之輔・・・・・・・・・「真田小僧」
四、笑福亭鶴二・・・・・・・「寝床」
仲入り
五、ラッキー舞・・・・・・・「太神楽」
六、笑福亭鶴二・・・・・・・「高津の富」





打上げは、御堂筋を渡った、「ニューオーサカホテル心斎橋」で。


打上げに、あの伝説の、“笑福亭おもちゃ”さんの横山さんも東京から参加。


わもんさんや、旭叟師匠のお弟子さんたち。


井上さんに阿佐さんと、今日ご出演の壱之輔さん。


旭叟師匠に鶴二さんとラッキー舞さん。


鉄瓶さんと真樹さん、松五さんに遥かに見える呂好さんと辻さん。


京都四条の松葉社長と小学校の同窓生さんたち、
今回は同窓会をこの落語会を絡ませ、大阪で・・・。


ということで、最終電車に遅れないように早めの中締めの挨拶をされる
京都四条の、にしん蕎麦の“松葉”の社長さんと鶴二さん。


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「鶴二の道頓堀落語会」

2015-03-06 20:16:52 | 笑福亭鶴二

ひさしぶりの、鶴二さんの道頓堀落語会。


お出迎えの太郎人形。


本日も大入り満員。後援会の鶴二さん、応援の横断幕が後ろに・・・。


前のお二人、受付のお手伝いでバタバタしていたので、
今回はレビューは割愛させて頂きます。


三 、キノピー・・・・「マジック」

ひもを使ったマジックで始まり、ハンカチと玉子を使ったマジックへ、
途中大きなカードを使ってののは、タネは解らず、感心・・・・。

でも、最後の黒板使ったのは、昔ゼンジー北京さんあたりが演っていたマジック。
子供ながら、なんとなくネタ解ってしまっていたのだが、
キノピーさん、世代が違ってもっと若すぎて、
私たち年寄りには知られ過ぎたネタとはご存知ないかも。

でも、あとで、鶴二さんが、マジック界に入られる前の、キノピーさんの経歴と
きっかけをおしゃってましたが、人生いろいろでおますな・・・・。



四、笑福亭鶴二・・・・「お玉牛」「目薬」

三代目さんにつけて頂いた「お玉牛」。

夜這いに行って、牛をお玉と間違って探るところ、喋りながらの仕草が上手くいかず、
春団治師匠、奥さんに「蒲団出せ」、自ら蒲団を被って「上からさわりなさい」と、
三代目に牛の真似をさせたと、当時兄弟子や、春団治一門からは、
きついお叱りを頂戴しましたと・・・・。

今回の落語会は、「鶴二、艶噺を語る」と命名してますので、
客席に小さなお子さんんも居られるようですが、
まあ、そんなに、えぐい事もないので、やらしてもらいますが・・・と。

暗闇の中、下座からの薫子さんの唄もいつもと違うような、新演出。
品のある「お玉牛」でおました。

「目薬」も、いたって上品、ほんとは嬶が尻をつき出したところで、
あれこれあるんでしょうな・・・・。

でも、はんなり、まったり、が信条の鶴二さん、丁度ころ加減の艶噺でおました。



「鶴二の道頓堀落語会」
2015年3月6日(金)午後7:00開演
道頓堀 ZAZA POCKET'S

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・「米揚げ笊」
二、岸本栄一・・・・・・・・・・・(ギター演奏)
仲入り
三、キノピー・・・・・・・・・・・「マジック」
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・「お玉牛」「目薬」


三味線・・・・・・・・・はやしや薫子




笑福亭鶴二・独演会

第18回・笑福亭鶴二・独演会(大阪公演)
2015年5月30日(土)午後6時30分開演
大丸心斎橋劇場

鶴二・・・「高津の富」「寝床」「青い目をした会長さん」
ゲスト・・・壱之輔「真田小僧」、福丸「狸賽」、ラッキー舞「太神楽」



第1回・笑福亭鶴二・独演会(東京公演)
2015年6月27日(土)午後6時30分開演
新宿角座

鶴二・・・「高津の富」「寝床」「青い目をした会長さん」
ゲスト・・・柳家さん生「岸柳島」、べ瓶「いらち俥」、柳家紫文「三味線漫談」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



打上げの皆さん。


プロのカメラマンの増田さん。


反対に座っておられた、上田さんと辻さん。


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2015・新春きものパーティ in 帝国ホテル

2015-01-24 12:06:06 | 笑福亭鶴二

新春きものパーティ in 帝国ホテル
2015年1月24日(土)12:00~15:30







きもので過ごす雅なひとときに、我らが笑福亭鶴二さんと花柳旭叟さんが登場。


会場は、帝国ホテル3階「孔雀の間」に330名のお客様を迎えての大パーティ。



まずは、カルテッド ドルチェ による、弦楽四重奏曲の演奏。
皆さん、相愛大学音楽部の御出身の華やかな女性カルテット。




花柳旭叟お師匠さんによる、日本舞踊「寿三番叟」
新春にふさわしい、日本古来の伝統芸能「能の翁」をもととする、
天下泰平、五穀豊穣、千秋万歳を寿ぐお祝いの舞。
男舞だが、かっこイイ。



笑福亭鶴二さんによる、落語「井戸の茶碗」

良かったですな。
330人のお客様が、聞き惚れた「井戸の茶碗」。
生で落語を聴くのが初めてのお客様が多い中、
舞台の鶴二さんに皆さんの視線が集中。
笑いと感動の高座、芸の持つ力に、あらためて感動しましたな。


お二人のトークショー。
お互いの独演会のご案内を中心に。


花柳旭叟お師匠さんによる、日本舞踏「四季の花」
今度は、女性コーラスに舞踊をつけた大和舞。
旭叟先生の女らしい踊りに、四季の花満開。


大阪・粉浜のきものの“こころや”さんの若旦那と素敵なお客様。


お着物が良くお似合いになる“こころや”さんのお客様。


“こころや”さんの美女軍団に囲まれてご満悦の“ごまめ”でございます。



豪華商品が当たる、抽選会、
ここでも鶴二さん大活躍。


抽選にもれたかた全員に、日本手ぬぐい、絵柄はいろいろあって、
私は、五月のこいのぼりを頂きました。






天満の寿司屋で、鶴二師匠と二人だけの打上げ。
たっぷり、芸談聞かせてもらいました。

朝早くからの一日仕事、ご苦労様でおました。



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春若・鶴二・二人会

2015-01-19 21:32:37 | 笑福亭鶴二

角座の前のキリン・・・本日、初めて目に入りました。



二人会、看板もシンプルでよろしいですな。

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・「江戸荒物」

呂好さんの落語、大好き。

きっちりとしていて、わざとらしさもなく、
噺のもっている笑いをストレートに伝えてくれる。

今月の29日には、船場寄席で、「米揚げ笊」と「天狗裁き」とあと一席。
「天狗裁き」、興味あるとこですな。

二、桂春若・・・・・・・・・・・・・・「兵庫船」

この様な、旅ネタ。

前座噺の様な「兵庫船」を大ベテランさんが演じると、凄いですな、
噺のおもしろさが、濃縮されてでてくる。

喜六は、まるっきりのアホではなく、ちょっとおちょこちょいなだけで
早とちりはするが、案外頭の回転が早いところもみせる。

噺すべてに粋さを感じさせる、春若さんの落語に、じわじわっと、はまりかけてます。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「口入屋」

最高のライブ感、このドキドキ感、よろしいな。

時間が迫っていたのか、番頭のドガチャガのところが
いつも以上にエキサイトで、最高におもしろい。

私の好きなシューマンの交響曲のNO2で、ジョージ・セルのライブ盤を持っているが、
そのアクセル全開、乱れる一歩手前のアンサンブルのエキサイト感は必聴。

そんな、語り草になるような、鶴二さんの「口入屋」、
2015年1月18日角座で聴かしてもらいましたで・・・。


四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「天狗裁き」

「どんな夢みてたん」、ちょっとだけ聞かして、誰にも言わんから聞かして、
立場上口が堅いから聞かして・・・・・常日頃から秘密というのは難しいもんですな。

ここだけのハナシ、お前だけのハナシ、まあ言った瞬間から
他へ拡がるもんと、覚悟せねばならぬのが、世間の噂。

良いも悪いも、ホント早いもんですな。


五、桂春若・・・・・・・・・・・・・・「禍は下」

初めて聴く噺、東京でいう「権助魚」。

下、ここでは袴のこと、タタミ方でばれるとは、
実は私、去年初めて着物デビューしたのですが、今月24日が袴デビュー、
何のヘマかわかりませんが、定吉のようにヘマをしないように・・・。

妾宅で流れる時間、憧れますな。

そんな、良き時代を感じさせてくれる春若さんの「禍は下」でおました。


春若・鶴二・二人会
2015年1月18日(日)午後5:00開演
道頓堀角座

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・「江戸荒物」
二、桂春若・・・・・・・・・・・・・・「兵庫船」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「口入屋」
仲入り
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「天狗裁き」
五、桂春若・・・・・・・・・・・・・・「禍は下」
三味線・・・・・・豊田公美子
笛・・・・・・・・・・笑福亭松五




鶴二さんの後援会の横断幕。

春若さんの、落語論議、改めて落語の奥の深さを知り、感激致しました。




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柳家さん生 笑福亭鶴二 ・二人会

2014-11-07 23:23:44 | 笑福亭鶴二

柳家さん生 笑福亭鶴二 ・二人会


ZAZAの一階正面には、くいだおれ太郎が。


開演前の会場。


通路までいっぱいの、大入り満員。

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・「寿限無」

受付のお手伝いをしていたので、聴けず。

このZAZAの会をずっと来ていただいている私のお友達が
中入りの時、「呂好さんうまくなったね」とポツリ、その一言に満足。


二、柳家さん生・・・・・・・・・「親子酒」

「どぅ も」のキャッチフレーズで高座に。

鶴二さんとの二人会は、大阪では二回目か。

マクラでは、小料理屋へ通いましょうと小料理屋の良さを紹介。
たっぷりと聴いていていたんですが、肝心の噺に入りと
お客様が続々と御入場・・・空いている通路にお席をつくるために
パイプ椅子を手配してたりして出たり入ったり、座り直すと、
「こんなグルグル回る家なんかいらない」とサゲの部分・・・・・・
中抜きの、さん生さんの「親子酒」でおました。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・「三十石」

久し振りの「三十石」、よろしいな。

時間の関係か伏見の浜での帳面づけの部分は割愛しながらも、
喜六のお連れのお女中との妄想部分はいつ聴いても最高。

「相乗り、ほろ掛け、ほっぺたくっつけ、おけれっつのぱー」
これって、高校の時聞いてお気に入りのフレイズ、
ませていたというより、音曲としての楽しさで覚えていたんでしょうな。

どぶんちょ、どぶんちょ・・・・三十石は夢の通い路でおました。


四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・「稽古屋」

これも、時間の関係で、頭の「色事根問い」の部分は割愛、
稽古事でもしたらどないや、と、横町の小川市松っつぁんの稽古屋へ、

最後の屋根に登っての、「喜撰」でしたかな、アホが唄うところまできっちりと。

でも、間の踊りの稽古をつける時の仕草、綺麗ですな鶴二さん、
花柳旭叟師匠の踊りのお稽古の成果でてますな。



五、柳家さん生・・・・・・・・・「柳田格之進」

東京らしい講談からきた噺。

武士の格之進、碁のお相手の万屋万兵衛、でもこの噺のキーパーソンは番頭。
お店のことを思い、仕事を忠実にこなそうと、自らの思いで動いた結果の出来事。

主人の言われる事だけをする丁稚ではあろまいし、
自らの考え、判断というのが問われるのが管理職、
このあたり、「百年目」「立ち切れ線香」など番頭さん、
中間管理職の辛さですな。

くどくなく、それでいて薄味ながらコクのある下味のついた
ヒガシマルではなくキッコーマン風味の、さん生さんの「柳田格之進」でおました。


柳家さん生 笑福亭鶴二 ・二人会
2014年11月7日(金)午後7:00開演
道頓堀ZAZA POCKET`S

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・「寿限無」
二、柳家さん生・・・・・・・・・「親子酒」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・「三十石」
仲入り
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・「稽古屋」
五、柳家さん生・・・・・・・・・「柳田格之進」
三味線・・・・・・豊田公美子




終演後、ZAZA前にて鶴二さんのご贔屓方々。



打上げは、同じビル内の「柚柚~yuyu~」にて


呂好さん、さん生さん、鶴二さん。


さん生師匠のご贔屓さん。


鶴二師匠のご贔屓さん。


本日の主役のお二人さん。



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第17回・笑福亭鶴二独演会

2014-09-21 22:07:14 | 笑福亭鶴二

第17回・笑福亭鶴二独演会


第13回に続いての二回目の国立文楽劇場での独演会。


楽屋の鶴二さんの暖簾。


楽屋口に並んだ、ご贔屓からのお花・・・。


楽屋内のお花・・・。


本日の進行表


終演後にお見送りされる鶴二さん。



一、森乃石松・・・・・・・・「動物園」

さらりとコンパクトな「動物園」
このあっさり感が逆に、好感。

南天さんに慣れ親しんだ「動物園」の骨組みをしっかりと見せてくれた
石松さんの「動物園」でおました。


二、笑福亭鶴二・・・・・・「作文」

「待ってました」の声援の中、本日の主役、鶴二さんの登場。

まずは、この753名も国立文楽劇場に立見がでる位の大盛況の大入りに
まずは、お礼の口上。

昨年からはじめた創作落語で、今回は文枝(三枝)師匠に直々つけて頂いた「作文」
「替り目」の夫婦ような.「芝浜」の夫婦ような、「子は鎹」の夫婦のような、現代版。

鶴二さんも言っておられた昭和の初めの「三丁目オールウェイズ」の様な
家族が一緒に暮らす、ことなく懐かしさが漂う。

でも、子供の影響力というのは、今も昔も変わらんもんですな。

創作をやりだしてから、肩の力が抜けて、ほんわか度が更に増した
鶴二さんの落語でおます・・・・。

年に一本は、創作落語、何か紹介して欲しいですな。


三、桂文鹿・・・・・・・・・・「淀川」

シャイなのか、何か世間に斜に構えているような武骨さがキャラの
文鹿さん・・・・・今日は、特にその度合いが強いような・・・。

噺は「淀川」、東京でいう「後生鰻」。
向こうでは、まな板にのせるのは赤ん坊、それではあまり過ぎると、
文鹿さんのは、女房を・・・・・・・ザブン・・・・ブラックユーモアの極致。

でも女房に置きかえる、このあたりの気づかい、よろしいな。


四、笑福亭鶴二・・・・・・「小倉船」

「小倉船」、前半は問答、後半は踊りが入っての音曲噺。

後の「井戸の茶碗」と先ほどの「作文」と三つの噺の中で
お客様に本日の一番は何と聞くと、三者三様・・・・。

お着物お召しになっている方は、花柳旭叟お師匠さんの踊りの関係のようで
やはり「小倉船」がお気にめしているようで・・・。

まあ、鶴二さんの、浦島の踊り、背筋から指の先まで伸び、
旭叟先生の御指導、たっぷりと成果、でてましたな。


五、対談・・・・・・・・笑福亭鶴二・花柳旭叟

今回のゲスト、花柳旭叟師匠との対談。

昨年から、お弟子入りして頑張っておられる鶴二さん。

生寿さんも、石松さんも、別のお師匠さんですが、踊りを習われているそうで、
鳴り物の太鼓や笛もしなければ、もちろん落語の稽古もと、
落語家さんも、いくら時間があっても足りませんな。

いつもは、所作台をひいてその上で踊るのですが、
今回は予算の関係で、直接の舞台で旭叟師匠、踊られる。
初めての体験とか・・・・・綺麗そうにみえる舞台でも白足袋、汚れそう。


六、花柳旭叟・・・・・・・・「日本舞踊」

男舞いの「越後獅子」、これって「稽古屋」の中の「さかーせたり」「利あげ」のところでは。
チラチラと知っているフレーズがでてくるのは、嬉しいですな。

そのあと、一旦袖へ降りられて、その後女装、紅をさして、色気のある踊り。

男と女の違い、ありありと優雅さと粋さ、普段踊りなど見たことが無い
私の友人も、大感激でおました・・・・・。



七、笑福亭鶴二・・・・・・・「井戸の茶碗」

最高に、よろしおましたな・・・。

大舞台に、映える噺。
大舞台に、映える出来ばえ。
大舞台に映えるお客様。

三方良しの大舞台・・・・・よろしおましたな。

「正直者ばかりが出る噺」と、講談からの噺か、東京っぽく笑いも少ないが
鶴二さん、説教ぽくなることもなく、あっさりと、清々しく余韻に残る噺に。

今回、毛色の違う三つの噺で、更に芸の幅を広がりを示した鶴二さん。

再来年は、芸能生活30周年、更に大きな飛躍に邁進中の鶴二さんでおました。


第17回・笑福亭鶴二独演会
2014年9月21日(日)午後1:00開演
国立文楽劇場

一、森乃石松・・・・・・・・「動物園」
二、笑福亭鶴二・・・・・・「作文」
三、桂文鹿・・・・・・・・・・「淀川」
四、笑福亭鶴二・・・・・・「小倉船」
仲入り
五、対談・・・・・・・・笑福亭鶴二・花柳旭叟
六、花柳旭叟・・・・・・・・「日本舞踊」
七、笑福亭鶴二・・・・・・・「井戸の茶碗」

三味線・・・・入谷和女・佐々木千華
鳴物・・・・・・笑福亭松五、笑福亭喬介、笑福亭生寿、笑福亭呂好




旧大和屋跡のHotel Vista Grande のBARKTで、
100名の方が参加された、賑やかな、楽しい、愉しい、打上げ。


本日出演の文鹿さんと石松さん、石松さんは打上げの司会も・・・・。


応援に来られてた、遊喬さん。


お囃子の、和女さん。


花柳旭叟さんのご贔屓の方々。


キノピーさんとお友だち。






粋なオジサン達。




鳴り物の、呂好さんと松五さん。


ビックリツカサさん。


楽屋のミッキーのバルーンをお子さんへのおみやげへと、
これで、電車、乗って帰るんかいな・・・・優しい呂好さん。



スタッフだけで、三次会は、マジックのキノピーさんのお店へ。


キノピーさんのお店で・・・・・。


落語皇子のお眠り。


爆睡の井上さん。


それ程、美味しかった、栃木のお酒“天鷹心”



駅に向かってのご機嫌の面々。


なんば駅で、最後に万歳三唱。
















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仲の悪い兄弟会 vol.4 ~兄弟子がナンボのもんじゃぁ~

2014-09-05 22:23:06 | 笑福亭鶴二





一、笑福亭たま・・・・・・「ドーベルマン刑事」

「ドーベルマン刑事」、かつて聞いたような聞いてないような
今回、聞いても思いださないので、聞いてなかったのか・・・・・

印象に残ったのは、どこの舞台でと鮮明に浮かぶものなのですが
この頃、いらんことを憶えてて、大切なことを忘れているような、
私の中で、思いの重要度と、記憶の重要度が違うようで・・・・・・。

この「ドーベルマン刑事」、犬が喋る・・・・まさに
今よく演じられる「憧れの人間国宝」の初期版のようなハナシ。

独特の笑いのセンス、よろしおますな。

 
二、笑福亭鶴二・・・・・・「小倉船」

松喬兄さんが亡くなられて、今回、鶴二さんと岐代松さんが参加。
次回は、鶴笑さんと伯枝さんで、その次はまた鶴二さんと岐代松さんで決まりとか。

他の、兄弟弟子さんには、回らないようで、「仲の悪い兄弟会」とうたってますが、
この回に出ている方は、仲の良いというのがよう解りました・・・・。

福笑さんが楽屋で、各自笑いが少ないと罰金や・・・・と、プレッシャーの中での
鶴二さんの「小倉船」、元々笑いの少ない噺、えらいハンディのある演目。

でも、浦島の踊りのところで、客席から大きな声で「上手い」の掛け声。

音曲の入った、上方らしい噺・・・・充分、堪能させてもらいましたで。

 
三、笑福亭松枝・・・・・・「百年目」

「百年目」、これも笑いの少ない噺。

大ネタ中の大ネタで、米朝師匠が「一番難しい噺」といい、
ざこばさんが手つかずで置いてある演目とか。

でも、翌日あの旦那さんが大番頭の佐兵衛に語るところがキモ。

「赤栴檀の「だん」と難筵草の合わせた「だんなん」というのが
「旦那」という言葉になったとか、世の中は有無相持ち。
下の者にも、もう少し優しゅうしてやっれおくれや」

下の者への気づかい、お取引さんとのつきあい方、お金の使い方、
船場の商人の心得帳のようなお話し。

「小事」に際しては、口うるさく言うが、「大事」に処しては懐深き慈父のようにと
「小事は重く、大事は軽く」という言葉があるが、まさにその教えの様な噺。

まさに、この大旦那さんがあってこそ、立派な番頭が育ったんでしょうな。

昔から、老舗と云われる商家には、代々伝わる家訓というものがあったようで・・・。


松喬さんに、宗助さん、そして今回松枝さん、次は誰の「百年目」が聴けるのか楽しみですな。


 
四、笑福亭岐代松・・・・「紙入れ」

「紙入れ」というと色っぽい春蝶さんのイメージがあり、
今回の岐代松さん、ネタおろしかと思うぐらい、ぐたぐたの高座。

でも、調べてみると、2011年に岐代松さんで聞いている。

途中で、「紙入れ」を忘れて、旦那にバレたかどうか、悶々と悩むところ
先の「百年目」で番頭が夜中に悩むところと、まさに話が“つく”状態。

高座で、初めて気が付いたのか、そこからの慌てぶりは、新吉以上。

新吉が“紙入れ”を忘れてきたというところを、言い忘れ・・・・

翌日の旦那との新吉の会話の可笑しさも半減・・・・。


岐代松さん、この噺で、笑いがとれないのは、まさに罰金ものですな。



五、笑福亭福笑・・・・・・「浪曲やくざ」

おもしろいですな。福笑ワールド、全開。

やくざを題材に選ぶ、まあ笑いというのはお上とか権力者に弱い者が
遠吠えのごとく吠えて、憂さ晴らしというか、ある種笑いのパターンですが。

ナンセンスコントのような設定、ドリフか、昔の“雲の上団五郎一座”の
八波むとしと三木のり平の様で・・・・・向うの親分が森繁久彌。

他愛もなく笑える・・・・よろしいな・・・こんな空間好きでおます。


仲の悪い兄弟会 vol.4 ~兄弟子がナンボのもんじゃぁ~
2014年9月5日(金)午後6:30開演
天満天神繁昌亭

一、笑福亭たま・・・・・・「ドーベルマン刑事」 
二、笑福亭鶴二・・・・・・「小倉船」 
三、笑福亭松枝・・・・・・「百年目」 
//仲入// 
四、笑福亭岐代松・・・・「紙入れ」 
五、笑福亭福笑・・・・・・「浪曲やくざ」



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柳家喬太郎 江戸料理 平らげて一席雲助、悪名一代 芸人流、成り下がりの粋 (落語ファン倶楽部新書008)かたるかたり 志ん輔出世怪噺 (廣済堂モノノケ文庫)小石川の家落語教育委員会
きものは、からだにとてもいい (講談社+α文庫)よなかの散歩おもたせ暦昭和元禄落語心中(6) (KCx(ITAN))白酒ひとり壺中の天 火焔太鼓に夢見酒 (落語ファン倶楽部新書009)
彦六覚え帖―稲荷町の師匠没後三〇年演技でいいから友達でいて悠々として急げ: ゴルフをもっと深く、もっと楽しむ38章 (ちくま文庫)京セラフィロソフィ僕が落語家になった理由
          
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巴の会

2014-07-04 22:21:03 | 笑福亭鶴二

6月22日には、上野広小路亭で東京公演もされた“巴の会”。




こちらは、本日道頓堀ZAZAの75席満席の会場。


一、桂小梅・・・・・・・・・・・・「犬の目」
二、桂文鹿・・・・・・・・・・・・「カラクラボックス」


お二人は、途切れ途切れしか聴けてないので、今回は感想はご遠慮。


三、笑福亭遊喬・・・・・・・・「住吉駕籠」

どっしりとした遊喬さんの落語、よろしいな。

「御手」「鬼手」「鳥足」「熊手」そして「闇」に「月夜」と、
値段交渉のところもきっちりと演じる。

所々、師匠を彷彿させるが、師匠のつくられた軽妙さとは違って、
自然に滲み出る軽妙さが遊喬さんの魅力。

大きいネタになるほど、力を発揮する遊喬さん。

是非「三枚起請」や「天王寺詣り」、「百年目」など聴いてみたいもんですな。



四、笑福亭瓶太・・・・・・・・「青菜」

いつものごとく、サービス精神全開の、瓶太さんの高座。

途中、わさびを食べて悶えるところなんぞは、
今話題の、兵庫県議員の野々村さん風の号泣のおまけつき。

でも、いつもながら、「青菜」を聴いたというより、
瓶太さんの噺を聴いたという印象が強く、どれも同じ味付けに・・・。

瓶太さん、創作落語もされているようで、一度新作で聴いてみたいですな。



五、笑福亭鶴二・・・・・・・・「井戸の茶碗」

さわやかさ溢れる鶴二さんの「井戸の茶碗」

前回よりも、紙屑屋の清兵衛、千代田朴斉、高木作左衛門、と
言葉を足したり引いたりし、それぞれの個性が際立たせながら、淡々と進む。

そのさわやかさに、噺の粋さを感じる・・・・・・。

でも、ある方の作左衛門の下男の良助の喋り口調とキャラがもうひとつとの
感想があって、今それに挑戦中とか・・・・。

私らには完成品と思える仕上げなのに、更に磨きをかけるとは。

本番の独演会の「井戸の茶碗」、極上品で登場間違いなしでおますな。



松竹特選「第十七回 笑福亭鶴二独演会」

2014/09/21(土)午後1時開演
大阪 国立文楽劇場








巴の会
2014年7月4日(金)午後7:00開演
道頓堀 ZAZAPOCKET`S


一、桂小梅・・・・・・・・・・・・「犬の目」
二、桂文鹿・・・・・・・・・・・・「カラクラボックス」
三、笑福亭遊喬・・・・・・・・「住吉駕籠」
仲入り
四、笑福亭瓶太・・・・・・・・「青菜」
五、笑福亭鶴二・・・・・・・・「井戸の茶碗」

三味線・・・・・・・豊田公美子




打上げは、ZAZAの上にある、塚田農場、気持ち良いサービスにいつも感心。



お顔馴染みの鶴二さんファン。



お店の若い方を真ん中に、でれでれの阿佐さんと井上さん。



デザートの下に、メッセージが。

大人の会・・・・本音は、ずばり、おっさんの会

講演会・・・・・・独演会の間違い、或いは、後援会。

本気か洒落か、解らないメッセージですが、おじさまたちは感激。


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名人とは何か

2014-04-04 22:02:26 | 笑福亭鶴二

名人とは何か






一、林家愛染・・・・・・・・・・・「十徳」

遅まきながら、今回が初めての出会い。

さすが染丸さんの直弟子さん。
あとで、出られた阿か枝さんと同じ岡山大学で後輩とか。

噺っぷりはしっかりと、この頃の若手さんの達者なのには感心。

演目は「十徳」。

普通年季明け前の修行中の方で聴くのが多いだけに、
こんな、落ち着いて聴けた「十徳」はひさしぶり。

若手の時から、高座に上がる機会の多い今の噺家さん、
これからの伸び盛りの高座が楽しみ。

若手のごとく、名人のごとく、ごとくごとくの愛染さんの「十徳」でおました。


二、桂梅團治・・・・・・・・・・・「鉄道勇助」


鉄道ファンの梅團治さん、ならではのネタ。
「鉄砲勇助」の形を活かして、鉄道マニアが北海道や九州へと、
あちらこちらへと旅に連れってくれる。

駄ジャレの連発だが、この“せんみつ”の男のハナシは、
話している本人も、聞いている私たちも、楽しさでいっぱい。

ちょっとした緊張感の漂う「切符」よりも、ご気楽に聴ける
この「鉄道勇助」の方が、私好みでおますな・・・・。


三、桂米輔・・・・・・・・・・・・・「嬶違い」

同じ日に嫁さんを迎えた長屋のお隣どうし、入れ違って一晩過ごしてしまう。

翌朝気が付いた亭主の二人、嫁さんは家につきものと、引っ越しして
亭主だけが入れ替ろうとするが、嫁さんがついてくる・・・。

最後は「一晩寝たら、情もわくし、最初からこの人と思うて、
このままでは、どうでっしゃろ」と、・・・・・・二人相談。
そのまま、仲の良い夫婦円満の家庭を築いたという、一席。

嫁さんが入れ違うなんて、すごいことなのに、エロちっくならないのは、
最後の結末が、人間の情があってよろしいんでしょうな。

まあ、夫婦なんて元々他人、何かの縁で一緒に暮らし始めて
あれこれ言いながら、添い遂げるもの・・・。

夫婦の縁とは不思議なもの・・・。

この夫婦も最初仲人が紹介したほうが間違いで、
本来結ばれる方の処へたどりついた・・・と、
めでたし、めでたしのお噺でおました。


四、桂阿か枝・・・・・・・・・・・「親子酒」

大好きな、阿か枝さんの高座、期待いっぱいだったが
あれぇ・・・・・・の一席。

酒好きの酔っ払いの親父と息子。
阿か枝さん、一見大いに酔っているようだが、
目が素面、気持ちが素面・・・真面目さ、真剣さが、
こちらまで、微妙な緊張で、伝わってくる。

そこまでやるか、そこまで酔うか、そこまで・・・・はないやろが落語の世界。

大いに酔いつぶれて欲しいと、一升瓶を目の前にドンと置きたくなった
阿か枝さんの「親子酒」でおました。


五、桂春若・・・・・・・・・・・・・「天王寺詣り」

春若さんのマクラ、大好き。
ちょっとひねった、シュールさがよろしおま。

今回は、ネタばらしすると営業妨害になるので、
題をつけるとすれば、「始末の極意、ストーブ編」と「三人の告白」ですかな・・。

噺は「天王寺詣り」

普段から聴いていても、大爆笑するネタでもなしと思っているが、
名人、春若さんのを聴いて、再確認。

ほんま、笑いの少ないネタですな・・・でも天王寺さんのガイドブック
あちらこちらの、境内の案内を聞いていると、
一度、ゆっくりお詣りでもしようかと思ってるんですが・・

そんな気持ちだけで、JTB春若さんとすれば、大成功なんでしょうな・・・。


六、笑福亭鶴二・・・・・・・・・「紙屑屋」

良ろしいな・・・。

音曲ネタの真骨頂・・・鶴二さんの「紙屑屋」。

中腰になって踊り回るネタ、50才になってもできるのかと心配していたが。
もはや、最初の「吉兆廻し」で息切れ、次の「千本桜道行」に最後の「娘道成寺」の
中腰のまりつきで、身体が重たそう・・・。

この「紙屑屋」、鶴二さんにとっても、上方落語にとっても、大事な演目。
いつまでもできるよう、ダイエットと筋力づけ・・・・・・

噺家さんは、体力勝負、鶴二さん、50才での「紙屑屋」の高座、期待してまっせ・・。


名人とは何か
2014年4月4日(金)午後6:30開演
天満天神繁昌亭

一、林家愛染・・・・・・・・・・・「十徳」
二、桂梅團治・・・・・・・・・・・「鉄道勇助」
三、桂米輔・・・・・・・・・・・・・「嬶違い」
四、桂阿か枝・・・・・・・・・・・「親子酒」
仲入り
五、桂春若・・・・・・・・・・・・・「天王寺詣り」
六、笑福亭鶴二・・・・・・・・・「紙屑屋」





繁昌亭ライブのインタビューに鶴二さん登場。
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笑福亭鶴二道頓堀落語会・vol 6

2014-03-07 17:17:49 | 笑福亭鶴二

第6回・・・・・昨年5月から始まった鶴二さんの道頓堀落語会。



一、笑福亭鶴二・・・・・・・・・「宿替え」

この前、喬介さんの「宿替え」聞いたばかり、やっぱり同じ、今日聴いて
喬介さんの「宿替え」鶴二さんが稽古つけたの間違いなしと確信。

鶴二さんの「宿替え」聴いてたら、
このおやっさん、ほんま嫁さんに惚れてますな。

仲の良い夫婦が宿替えしてきたこの長屋、
さぞ賑やかになることでっしゃろな。


二、笑福亭呂好・・・・・・・・・「天王寺詣り」

ネタおろしの時聴きましたが、数段の出来ばえ
やっぱり回を重ねるごとに、噺がまとまっていくんですな・・・
よく落語家さんが言う、腹に入るということか・・・。

噺と今の天王寺さん、同じなのか違うのか確かめに呂好さん
実際に天王寺さんへお伺いしたとか・・・。

トリイの下の蛙の彫物は雨風に打たれて、円くなった石があるだけ、
境内の建物も有るものも無いものもあるらしい。

でもこの噺、天王寺名所巡りともいうべき、当時のガイドブックみたいなもの

これから呂好さん、回を重ねる度に、
縁日もふくめて、天王寺さんの御彼岸の大勢で賑わう雰囲気が
ドンドンでてくるんでしょうな。

「時うどん」や「かぜうどん」を聞くとうどんが食べたくなるように、
「天王寺詣り」を聞いて、行ってみたくなったら本物ですな。


三、岸本栄一&鶴二・・・・・・「ギター演奏と対談」

岸本先生のギター。

二曲目に、辻さんのリクエストで、ザ・バンドのバンドの「ラスト・ワルツ」と
いたってマイナーの曲を演奏・・・。

そして途中、生徒である鶴二さんが私服で登場。
「大きな掛け時計」を演奏。
失礼ながら、真剣であればあるほど、緊張感がこちらまで伝わる。

一番後だったので、思わず席を立ちあがって
ギターを弾く手元を直視してしまいましたが・・・
まるで、小学校の学芸会で我が子を見てドキドキしたのを思いだしましたな。

落語会の中での色物的扱いですが、
岸本栄一先生のギター演奏はいたって真面目なコーナーでおました。


四、桂治門・・・・・・・・・「二人癖」

「さっき、松っちゃんと、癖の直しあいしようと、お互いの口癖の
“つまらん”と“のめる”を言うたら、一円払うという約束したので、
松ちゃんに、“つまらん”と言わせたいので、何か良い方法ありませんか」

最初に二人のやりとりでお互いあんまりええ癖でないから止めようという
ところを飛ばして、いきなり隠居さんのところから始まる。

時間がないから割愛したのかと思ったら、春雨さんに稽古をつけて貰ったときから、
この形でコンパクト。そぎ落とした形でシンプルに・・・。

笑いを煮詰めた濃縮版も良し、仕込があってののんびり版も良し。

時と場合とお客様によって、会場の雰囲気というのがあるようで・・・。

臨機応変・・・
東京での定席などではサゲまでいかずに途中で降りる事もしばしば、
結構自由みたいですな・・・・。


五、笑福亭鶴二・・・・・・・・・「小倉船」

十数年ぶりに演った噺。
今年の独演会にかける演目の一つとか・・・。

小倉船、別名「竜宮界竜の都」という海の底へ向って、
乙姫さんの竜宮城へ。

そこで、浦島太郎と間違われていると、ホンモノがでてきて大騒動。

金になると珊瑚を持って帰ろうとしていると、竜宮の代官との立ち回り
踊りの素性がある鶴二さん、大立ち回りの仕草がかっこいい。

先程の「天王寺詣り」ではないですが、そんなあほなぁと思いながら、
海の底への小旅行でおました・・・。


今年の独演会は・・・・・

第16回・笑福亭鶴二独演会
2014年9月21日(日)
国立文楽劇場



笑福亭鶴二道頓堀落語会・vol 6
2014年3月7日(金)午後7:00開演
道頓堀ZAZA


一、笑福亭鶴二・・・・・・・・・「宿替え」
二、笑福亭呂好・・・・・・・・・「天王寺詣り」
仲入り
三、岸本栄一&鶴二・・・・・・「ギター演奏と対談」
四、桂治門・・・・・・・・・・・・・「二人癖」
五、笑福亭鶴二・・・・・・・・・「小倉船」


14-09-42

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笑福亭鶴二道頓堀落語会・vol 5

2014-01-10 09:13:15 | 笑福亭鶴二


2014年の初落語はやはり鶴二さんではじまりですな。


大阪はえべっさんで、客席はいつもよりチョイ少なめの入り。

なんと、本日は鶴二さん、三席。
まるで独演会。


一、笑福亭鶴二・・・・・「竹の水仙」

プログラムには、トップに小梅さんが書いてあったので、
受付のお手伝いを済ませて開演10分後に入れば・・・・鶴二さんが舞台に。
「竹の水仙」の裏山へ竹を切に行く辺り、アタマの新年のマクラ聴きたかったですな。

噺は、いつも以上にカシミヤタッチで軽く、鶴二さんのリラックス感たっぷりの一席。

「竹の水仙」、今上方で聴いたのは鶴二さん以外では、阿か枝さん、生喬さん、梅團治さんで
結構穴の噺、鶴二さんの隠れた十八番でおますな。


二、桂小梅・・・・・・・・・「始末の極意」

急遽鶴二さんが三席、時間後詰まっているのか、変に喋りも力が入り、
いつもの余裕の“間”が無い小梅さん。
得意の“間”まで、始末してしまった小梅さんの「始末の極意」でおました。


三、笑福亭鶴二・・・・・「不動坊」

「不動坊」はいつ聴くの、“今でしょう”の季節ネタ。
でも、雪がチラチラのシーンが薄く、底冷え感がないなぜか暖冬風の「不動坊」。

サゲは“遊芸稼ぎ人”ではなく、利吉の“終いに堪忍袋の尾がキレるで”に対して
胴斉の“私の方は、褌の結び目がキレてます”の新バージョン。

常に進化する、鶴二さんでおます・・・・。


四、豊来家一輝・・・・・・(太神楽曲芸)

傘の芸から、独楽、そして撥と玉、最後はくわえた撥の上へ土瓶を。

凄いのは、天井が低いのですべて膝たちでの演技。
動きの幅も制限されるのに、実に鮮やかに・・・・・・

このあたりマジックとの違い・・・やはり、落語と共に高座の上で演じられてきた芸。

一輝さん、言葉少なめだけに見ている方も芸への集中度は最高、
太神楽曲芸、仕掛けからくりがない分、緊張で、結構肩が凝るもんですな・・・・。


五、笑福亭呂好・・・・・「寄合酒」

不思議、二回か三回か、呂好さんの「寄合酒」聴いたことがあると調べてみると、
なんと今回が初めて、こんなこと初めて・・・それだけ違和感がなかったという事。

呂好さんの落語の良さは、噺家さんの個性よりも、その噺の良さ自体を伝えてくれること。

だからこそ、既に聴いたことのある、文太さん、喬介さん、まん我さん、団朝さん、
鶴二さん、文華さんに、春團治さん、の記憶とだぶっているというのは、
噺の真髄を伝えているからでは・・・。

でも、膝たちになって怒るとこなんぞは、「近日息子」を彷彿させ、よろしおますな。

ますます期待が膨らむ、呂好さんの落語でおます。


六、笑福亭鶴二・・・・・「民謡教室」

あれれ、これをしたさに今日は三席。

文福さん直伝の「民謡教室」。

お気軽に、そして演じてる鶴二さんも、どこか楽しそう。

昨年の「ハンカチ」「作文」に続いて、新境地を更に開拓。

今年も、鶴二さんは、進化し続けますな・・・・。



笑福亭鶴二の道頓堀落語会・vol 5
2014年1月10日(金)午後7:00開演
道頓堀ZAZA POCKET‘S


一、笑福亭鶴二・・・・・「竹の水仙」
二、桂小梅・・・・・・・・・「始末の極意」
三、笑福亭鶴二・・・・・「不動坊」
中入り
四、豊来家一輝・・・・・・(太神楽曲芸)
五、笑福亭呂好・・・・・「寄合酒」
六、笑福亭鶴二・・・・・「民謡教室」


14-01-6



いつものお顔勢揃いのご贔屓さん。

今回は、わもん寄席に前セツで来られた方のバイト先の
“魚や居酒屋 水魚之喜(すいぎょのよろこび)”での打ち上げ。
もつ鍋、美味しおましたで・・・。





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第五回わもん寄席

2013-12-07 23:07:02 | 笑福亭鶴二


2012年の1月に始まった“わもん寄席”も今回で5回目。
今回登場の鶴二さんとわもん寄席の幟。



素敵な会場に82名の大入り満員。
今回のゲストは、ナオユキさんと喬介さん。


席亭の和門なかむらの若旦那。
昭和38年12月1日創業の、50周年を迎える老舗。


一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・「天狗刺し」

最初、「金明竹」を演ろうと思っていたところ、「祝いのし」とつくとのことで、
急遽、「天狗刺し」に変更。

でも、その「天狗刺し」最高・・・・。
特に、あれこれの商売を披露する根問いの様な導入部のところよろしいな。
ほんま無邪気で、「それをあんたに聞きに来た」の科白にはまりますな。

でも、一週間経っても印象に残っているのが、マクラ、秀逸でしたな。
東京でのラッシュアワーの満員電車のハナシと、
松喬師匠の病院でのハナシと、喬介さんのセンスが窺える。
(マクラは演者さんのオリジナルなので、敢て内容の紹介は避けますが
機会があれば、お楽しみに・・・・)

それと、会場の部屋がコンクリートの打ちっぱなしで、
喬介さんの声の大きさにハウリング、でもそんなのお構いなしで、
声量たっぷりで押し通すとこなんぞ、逆にほれぼれしましたで。

「壺算」など新ネタにどんどん挑戦中の喬介さん、
いましばらくは、目が離せませんな。


二、ナオユキ・・・・・・・・・・・・・「スタンダップコメディ」

最初は、“雨が降ってきたら”“台風の最中”ではじまり、
“街中”OL”“酒”とネタはドンドンとつながる。

でも、いま迄聴いたことのあるのが、ほぼ2割。
芸というのは解っているという安心感でも充分笑えるが、
ナオユキさんの凄さは、笑うツボを客席全員で毎回探しているようで、いつも新鮮。

小さな声で囁くようなボヤキつっこみのネタ、
まだまだ街の中から見つけて来るんでしょうな。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「祝いのし」

「祝いのし」、三代目とはまた違った味で最高。

唄うようで、リズム感とメロディがとっても素敵、
元々は、五代目文枝さんの形とか。

実は、今日がネタおろしとか、それでいて完成度の高いこと、
更に磨きのかかった祝いのし」・・・・楽しみですな。

(来年の1月23日の第13回めざせ!四天王では「祝いのし」ネタ出ししておられます)



特別ゲスト・・・花柳旭叟

花柳流のお師匠さん。
このわもんで舞踊を教えておられ、
この会の世話人の辻さんのお嬢さんも、鶴二さんもお弟子さん。

畳二畳も無い狭い舞台の上で、踊りを披露。
粋で上品、そして色香の漂うこの上ない踊りでおました。


地元のファンの方も増え、わもん寄席も丸二年、五回目と定着してきましたで・・・。



第五回わもん寄席
2013年12月1日(日)午後5:00開演
和門なかむら(若江岩田)

一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・「天狗刺し」
二、ナオユキ・・・・・・・・・・・・・「スタンダップコメディ」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「祝いのし」
特別ゲスト・・・花柳旭叟(きょくそう)




打上げも32名の参加、賑やかで、楽しくて美味しいお酒いただきました。


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