第一回・笑福亭鶴二独演会(東京公演)
ロビーにあった、お祝いのお花。
今日は7月の12日、二週間前の、落語会のことどれだけ覚えているんでしょうか。
でも、泊まりでの落語会、心おきなく二次会まで呑めたこと良かったですな。
一、笑福亭ベ瓶・・・・・・・「いらち俥」
今や、本拠地を東京に置いて活躍中のべ瓶さん。
マクラでのツカミも最高。笑いのセンスも最高。
グイグイと大阪の押しで笑いを取るとこなんぞ、頼もしい。
本題は「いらち俥」、あの十八番の「いらちの愛宕詣り」に続く十八番候補。
上手く演じようとするより<笑いをとろうと演じる。
まさに、笑福亭の息ですな。
更に、笑いに磨きの掛かった、べ瓶さんの「いらち俥」でおました。
二、笑福亭鶴二・・・・・・・「青い目をした会長さん」
「ハンカチ」「作文」に続く創作落語三作目は「青い目をした会長さん」。
日本なのに、なぜか外国の言葉に侵されている昨今、そんな噺。
横文字に弱そうな主人公、鶴二さんとダブッて好演。
鶴二さんの落語・・・
“クラシック”と“モダン”の両方の落語の“コラボレーション”により
お互い“シナジー”、効果を生みだし、日頃の高座でも“アウトプット”が増えた様な。
“デフォルト”された既成の枠を越えて“リスク”を覚悟で“チャレンジ”した結果
“モチベ―ション”と高い“ポテンシャル”と“スキル”により、創作落語にも
“フレシキブル”に対応・・・大きな“ベネフィット”を生みだしましたな。
なんの、こっちゃですおます。
三、柳家さん生・・・・・・・「岸柳島」
粋ですな江戸噺らしい、老侍と若侍のやりとり。
周りの無責任な町人、各々の立場の想いがおもしろい。
江戸では、老侍を、上方では野次を飛ばす町民をフィーチャするんですな。
同じ乗り合い船でも、野崎詣りや三十石、兵庫船とは大分趣きが違いますな。
四、笑福亭鶴二・・・・・・・「寝床」
「おがおが」と、浄瑠璃の趣味が高じた旦那さんの困ったわがままの噺と思いきや、
それに付きあわされる長屋の連中と店の者、のたくましさ、生き様がこの噺のキモか、
江戸落語の後に聴くとそんな思いが全面に出た落語。
でも、鶴二さんの凝縮版の「寝床」はおもしろいですな。
、
五、柳家紫文・・・・・・・・・「三味線漫談」
「火付盗賊改方の長谷川平蔵が、何時ものように両国橋の袂を歩いておりますと…」
得意の長谷川平蔵シリーズ満載。
今回初めて聴いたのは、出会ったのが昔の女で「おまえは、ふみえ」、「おまえは、おつや」。
打上げの時の私服姿も、粋でお洒落な。紫文さんでおました。
六、笑福亭鶴二・・・・・・・「高津の富」
時間が押して、押して、急ぎ足で一気に駆け過ぎた「高津の富」。
実は今月車を購入したのですが、NOを指定できるとかで、
これは是が非でも「ね 1365」を申しこまなければ意気込んでいたら、
番号の「1365」は指定出来ますが「ね」は指定出来ないんですよ・・・と。
娘曰く「52分の1やんか、やってみたら」と、当たれば良いが、
外れた場合、ずっとハズレ券をつけて過ごしているようで、遠慮しました。
上方らしい笑福亭の落語に、東京のお客様も大満足のご様子。
鶴二さんの独演会、来年、東京は、国立演芸場で決まりみたい、
更なる飛躍に、期待しますな・・・・。
第一回・笑福亭鶴二独演会(東京公演)
2015年6月27日(土)午後6:30開演
新宿角座
一、笑福亭ベ瓶・・・・・・・「いらち俥」
二、笑福亭鶴二・・・・・・・「青い目をした会長さん」
三、柳家さん生・・・・・・・「岸柳島」
四、笑福亭鶴二・・・・・・・「寝床」
仲入り
五、柳家紫文・・・・・・・・・「三味線漫談」
六、笑福亭鶴二・・・・・・・「高津の富」
打上げは、西新宿の「サンメンバーズ東京新宿」にて。
「ビジネス エリートは、なぜ落語を聴くのか」
その本の著者の石田章洋さん、横山信治さんとご一緒に。
右から三番目の横山信治さんは、伝説の笑福亭手遊(おもちゃ)さん。
本日の出演の方の寄書きを持ってご満悦の宮村さんと、さん生さん。
最後に写した集合写真
その集合写真を写して頂いた、笑顔の素敵なホテルのスタッフさん。
深夜の二次会、
東京にもう一泊と、東京駅まで御一行を見送りに来てくれた井上さん。
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