一昨日、水曜日はディーパバリ(ヒンズー教の光の祭典)で学校はお休み、
クラスメートのバースディランチ会を開きました。
その後、せっかくだからと、
ディーパバリで一番にぎわうリトルインディアに行ってみることにしました。
リトルインディアの駅に降りるなり、いつもより人が多く、期待が高まります。
おお!
ディーパバリに彩られた街!!
"Happy Deepavali"だって。本当にお祭りなんだ。
夜になったらライトアップされるようです。
光の祭典の名に偽りナシ。
夏祭りみたいな通りがあったので、行ってみると・・・
それらしきお店があったものの、
ものの数メートルでにぎわいは終わりました。
韓国人の男の子が、「ふだんと変わらないじゃん!」と、ぶーすか。
確かに。
人が多いだけで、通りの装飾を除くとふだんと変わらない。
やっぱり夜来ないとだめなのね。
あちこちで群れなしているインド系のみなさん、なにしに集っているのでしょう?
ということで、リトルインディア見学、あっけなく終了。
お嬢さんが、イスタナ(大統領官邸)が本日一般公開日だと教えてくれたので、
それを見に行くことにしました。
イスタナ、年に何度か公開されていることは知っており、
行ってみたいと思っていたので、とてもうれしい。
タクシーを拾うことにしました。
おお、ベンツタクシー。
イスタナに向かうにふさわしい車。
同じ料金で乗れるのでなんだかお得感アリ。貧乏人はこんなことでもうれしいのです。
イスタナ到着。
入場料は$1(約65円)でした。
空港並みのセキュリティチェックがあります。
前を歩くのはクラスメート。
イスタナはゴルフ場みたいでした。
広い、広い敷地のなかを、ピクニック気分でどんどん歩きます。
途中、オーケストラの演奏があったり、イスタナグッズを売ってたり、
南国の鳥を客寄せに使って、動物保護の募金を募っていたり…。
鳥たち、きれいだなあ。
しぐさもかわいいなあ。
奥の4羽ならんでいる白いオウムも仲良さそうでかわいいなあ。
と思ったら、もめ始めました。
さらにぐんぐん歩くと肝心の大統領官邸が見えてきました。
堂々の白亜の殿堂。
「シンガポールって実権を握ってるのは首相じゃないですか?
じゃあ、大統領って何をやってるの?何のためにいるの?」
いきなり、例のお嬢さんに質問を投げかけられました。
う~ん、たぶん国民の象徴みたいなもんでは?
長年首相を務めたリー・クアンユー氏の息子さんが今の首相。
彼らは中国系。
大統領は確か、インド系だったはず。
多民族国家だから、それでバランス取ってるんじゃないかなあ。
仕事は国賓のおもてなしとかじゃないの?
お嬢さんもそれくらいは考えていたみたいで、
勉強不足の私には彼女が期待する以上の答えはできませんでした。
ごめんよ。また調べておくよ。
さて、殿堂内部も別途$2(約130円)で見学できたのですが、残念ながら撮影禁止でした。
中には、おそらく各国の国賓や公賓から贈られたのであろう金銀財宝がザックザク。
大変見ごたえがありました。
なかでもインドの金糸・銀糸で宝石を織り込んだ豪華絢爛カーペットに目が釘付けになりました。
他にも、イスラム諸国やアフリカ諸国の金でできた動物オブジェやら、中国の見事な絵付けの焼き物やら、
アジア諸国の宝石をあしらった金銀のツボやら、自国とシンガポールの紋章を彫ったイギリスの銀のペアカップやら、
もうまぶしいったら。
こういうの見るの、大好き。
さすが、国の威信をかけた、文化の粋を集めた贈り物の数々。もっとすごい贈り物は首相官邸かリー家の私邸にあるのでしょうけれど、
それでもこんなお宝を一般に見せてくれるなんて驚きです。
いい国だなあ。うれしいなあ。
大変気になる日本からの贈り物ですが…
吉徳の日本人形でした。
こういうの。
ちなみにこのお嬢さんは18,375円(税込価格)。
う~ん。
ある意味、予想どおり。
ある意味、各国からの金銀財宝の中で放たれる異彩。
建物の外へ出ると、人が多くって。
階段を利用して団体さんが記念撮影してたり、あちこちに集まっていたり。
そしてこんな見学者も。
なぜここにきてコスプレ?
セキュリティチェック、ちゃんと通ったんですよね?
あ、初音ミクだ。
初音ミクというのは、日本生まれ、世界初のバーチャルシンガーだったかと。
それがわかるなんて、かなりオタク度高いかもよ、私。
階段のところで、これまた大きな団体さんが写真撮影。
階段いっぱいに広がってるから、ここ通り道なのに、私たち通れないじゃん。
これが私ひとりで若かりし頃だったら、
性格の悪さ全開で団体さんのど真ん中をぎゅうぎゅうやって突っ切たかも?
だけど、娘や息子のような年頃の若者たちと一緒だったので、
オトナを保ちながら端っこを通りました。
それにしても邪魔。
常識ないなあ。
「混んでるねえ」とか笑いながらも、心が狭いので眉間にしわが。
思わず最前列のリーダー格に視線がいってしまいます。
まるでにらんでるみたい?
旗を持ったひとに引率されたこの団体さん、どっかの町内会でしょうか?
おのぼりさん的なにぎわいだし、まわりの混雑ぶりに配慮できないあたり、
シンガポールでも端っこの田舎の方からいらっしゃったな?
じゃ、真ん中にいるちょっとこざっぱりしたのが、
町内会会長とその奥さん、ってとこかな?
うれしそうな顔しちゃって。
お嬢さんが言うには「農協あたりの団体では?」と。
じゃあ、農協理事長と理事長夫人ってこと?
ま、どっちでもいいけどね。
イスタナを後にして、若者たちと別れて帰りました。
今日も楽しい一日でした。
お嬢さん方、おばさんと遊んでくれてありがとうね。
夜中にブログをUPしようと書き始め、写真もチェックして、前半を完成。
それが木曜日の記事です。
それから、
「そういやお嬢さんに聞かれたこと、ちゃんと調べなくちゃあ」とネット検索。
調べてみると…
やはり私たちが話していたとおり、
大統領は儀礼的な存在、首相は実権を握る行政府の長として、役割分担されているみたい。
大統領と首相の両方いる国は他に、ロシア、韓国、フランスなど。
日本には天皇陛下がいらっしゃるから、両方を置くことはないわけです。
で、ついでにシンガポール大統領を確認。
確か、ナザンさんとかいうインド系だったはず…
と思ったら、今年9月に交代していました。
トニー・タンさんだって、今の大統領は。
中国系の名前ですね。
写真もありました。
この方です。
あれ?
この写真…。
これって…
町内会会長じゃん!!
いや、農協理事長だっけ?
いやいや、どっちも違って、
あのほのぼのしたおじさんが、大統領だったんじゃん!!
ええええぇぇぇっ!?
ひいいいぃぃぃっ。
ということで、
イスタナ見学、
私たちがわやわやとそのとなりを通ったのは、
現職大統領とファーストレディだったのでした。
いや、大統領ご本人とは距離はありましたよ。
ありましたけれど、ほんの1メートルほどよ。
びっくりですよ。
イケズして突進してぶつかってたら、
日本でもニュース速報が流れるところでしたよ。
「シンガポール、大統領官邸で邦人逮捕」とか。
それとも、ぶつかる手前で「邦人テロリストを射殺」・・・?
ああ、オトナな態度を保ててよかった。
…にらんじゃったけど。
田舎の町内会会長よばわり、農協理事長よばわりされる現職大統領…。
初音ミクの鼻先10mで現職大統領が微笑んでいる国、シンガポール。
他国の民間人にガンを飛ばされながら、
現職大統領が団体客とカメラに収まっている国、シンガポール。
この国のフトコロは、意外に深い。
3/10~13に来星する計画を立てています。
ぜひお時間あったら、一緒にラクサ食べに行きたいです♪
Facebookされていますか?(URLにいれました)
農協の理事長夫妻はちゃんとした格好をしているな、特に奥さん。立ち方も写真撮りなれた感じだし~。
って、大統領ご夫妻っ。
そりは驚きますなぁ。
SPとかワラワラしてなかったんでしょうか。
日本じゃありえない感じですよね。
たぶんなのですが、相方は2月本帰国濃厚。
私は次のターム(1月から3月半ばまで)も受講したいので、
ゲストハウスにでも身を寄せて、ひとり残ろうかなあ、と画策中。
プール・ジムつきコンドミニアム暮らしより、身の丈にあってます。
すでに彼も了解済み。
どこまでも野放しなツマ。
Facebook、再開したのですが、
使い方が進化しすぎていて、おばさん、わからず。
そこ宛に友達リクエストとか出せるんですか?
書き込むブログ違いは、気になさらないで~。
PC前でフリーズした後、腰が抜けるくらいのけぞりました。
夜中にひとりオーバーアクション。
だって、本当に至近距離だったんですもん。
お嬢さんの質問がなかったら、永遠に農協理事長でしたよ。
ほんの近くでダラダラしてたら、
婦人警官みたいなひとに、
早く行けだの、はしっこを通れだの
お嬢さんが言われてたみたいですが、
SPっていうほどの緊張感は漂ってなかったです。
それでこそプロなのでしょうか?
「この人たちが邪魔なんじゃん」とか、
日本語で口答えしていた私たち、
撃ち殺されなくてよかったです。