物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

Oさんとの再会

2009年04月04日 | Weblog
 Oさんと5年ぶりに再会、銀座で飲む。私の仕事の関係で遅いスタートとなったが、はじめに8丁目界隈の隠れ家的な某有名シェフのスパニッシュフレンチに連れて行ってもらった。この店が抜群に美味かった!ファッション、料理、建築・不動産、教育、お互い書いているエッセイやブログの話、今どきの若者論(二人とも後厄、オッサンポジションの目線で…)、と話題は尽きない。
 アッという間に12:00AM過ぎ。「もう一軒、ダンヒルのバーに行こう」とOさん。ダンヒル??一瞬ブティックとバーが結び付かず、意味が分からなかった。きくと一昨年末、2丁目にオープンした「アルフレッド・ダンヒル銀座本店」は、英国のダンヒル本部より、彼がトータル・プロデュースを請け負い、ブティック内にバーや、老舗のクリーニングショップ、バーバー、あえて他のセレクトショップなどを入れて、複合商業施設としたらしい。この形態をとっているのは本拠地ロンドンの他、東京、上海の三大都市だけとのこと。
 表通りからは普通のブランドショップにしか見えない。真夜中なのでもちろんブティックは閉店しているのだが、中へ入って階段を上がると、バー・スペースがある。不思議な空間だ。
 バーは午前中から営業していて、客は、買い物ついでやグルーミングの待ち時間を利用して少し飲んだり、ランチを食べたり、夜は大人のサロンとして利用したりしているそうだ。また新しい服を買うのと同時に愛用の服をメンテ(クリーニング)することもできる。各施設が多目的にからみあって、狙いどおり大人のための時間消費型の「場」が形成されている。最後飲んだシーバス・リーガルのブレンドなみに、テナントのブレンドが絶妙である。
 一見、かみ合わないように思われる施設を集約し、斬新なコンセプト・メイクならびに空間演出をする。それをクライアントの要望に応え、必ず成しえるところが「戦略家」Oさんの真骨頂なのである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする