物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

【書籍】読ませるブログ -心をつかむ文章術-

2009年04月28日 | Weblog
 『読ませるブログ -心をつかむ文章術-』(樋口裕一著、ベスト新書)を読む。

 もともと本ブログは、「なんとなく初めてみようか」みたいな極々軽い動機から、周りですでにやっていた後輩ama-ama君ときゆちゃんのブログを参考にして、スタートさせた。ノウハウやハウ・トゥみたいなものは全く持ち合わせておらず、自己流で試行錯誤しながらやっている。そこに、ベストセラー『頭がいい人、悪い人の話し方』の著者がブログの書き方についての本書を著したというので早速読んでみた。
 さすが「文章のプロ」、なるほどと思うテクニックがたくさん紹介されている。普段書くのはビジネス文書がほとんどなのだが、その手法とは異なる部分がかなりある。いくつかは早速取り入れてみたい。
 またブログを書く上でのスタンスが示してあったのが参考になった。「ブログは世界中の人々に見られる可能性のあるものなので、書き手には多様な価値観への理解が求められる」ということ。つまり読者から否定的なコメントを書かれただけで、ブログを閉鎖したりするような狭量な価値観しか持ち合わせていないのはダメというのである。

 少し本文から要約抜粋すると、

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 社会において、「好き・嫌い」でしか人付き合いを考えられない人は、人間関係が狭まっていく。気持ちが「好き」から「嫌い」に転じた途端、その相手と付き合う意味がなくなり、交流を拒んでしまうからだ。
 ところが、「好き・嫌い」だけでなく、「善人・悪人」「一緒にいて楽しい・つまらない」、「付き合うメリットがある・メリットがない」「お金になる・お金にならない」「話すと勉強になる・勉強にならない」といった具合に、様々な評価軸を持っている人は人との縁が途切れることは滅多にない。ある部分では受け入れられなくても、他の部分では受け入れられるからだ。複数の評価軸を持つことが、「大人のつき合い」では不可欠である。
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 ブログ作成者に対するメッセージというより、「処世術」そのものかもしれない。
コメント
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