物部の森

日常感じたこと、趣味のこと、仕事のこと・・・等々
日記風に書いてます。

【書籍】ミドルを覚醒させる人材マネジメント

2008年09月30日 | Weblog
 『ミドルを覚醒させる人材マネジメント』(吉田寿著、日本経済新聞社)を読む。

 サブタイトルに「成果主義の機能不全はここから直す」とある。バブル崩壊後、多くの日本企業が人事制度改革の一環として取り入れた「成果主義」を正しく運用するためのアプローチ手法を中心に書かれている。主旨は、「結果主義」や「短期成果主義」に陥ることなく、「地道に、愚直に、徹底的に」運用すること、変革には10年くらいかけるくらいの覚悟で取り組むこと。筆者が実際にコンサルティングした企業の実例も交えてよく整理されている。
 特に第5章「忘れられた視点-モチベーション」では、社員のモチベーション・マネジメントに関し、社員意見調査や上司に対するアンケート評価等のデータをどのように活用するか紹介されており、現在取り組んでいる仕事に非常に参考になった。
 筆者とは一度食事をさせてもらったことがある。人材マネジメントを機軸としながら、組織改革や経営改革に至るまで、コンサルとして非常に“引き出し”の多い人だと感じた。聞くと富士通人事部門出身。やはり富士通出身者が成果主義の機能不全を語ると妙に説得力があるなあ(^_^;
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【リレーに】 小学校の運動会 【興奮】

2008年09月29日 | Weblog
 日曜日、息子たちが通う小学校の運動会。ここ数年は、長男の小学校、二男の幼稚園と別々で開催され、しかも幼稚園の運動会では毎年PTA代表リレーに出場し、ウケ狙いでピカチューやパイレーツ・オブ・カリビアンのコスプレで走ったりしてたもんだから、事前準備はあるし(ほとんどすべて嫁の担当)、当日も走り終えるまでは結構緊張するし大変だった。今年はただ「見てるだけ~」。地元の“オヤジ”たちと会って、「赤組・白組の優勝より、阪神・巨人の優勝の方が気になるでぇ~!」などとサイテーの会話をしながら、気楽に楽しんだ。1年生の二男の演技にほほえましく思ったり、4年生の長男の障害物競走にハラハラしたり、色々と見所はあったのだが、何といってもクライマックスは6年生のリレー。先生も演出は心得たもので、後の方の走者に速い子を持ってきている。アンカーでは近所に住むコウイチ君が、最後尾からごぼう抜き。会場も「ウォォーッ!」と大歓声。コウイチ君はハーフでお母さんは黒人(国は知らない)。やはり黒人のバネはスゴイ。ニューオリンズのゴスペルオバサンみたいなオカンも大興奮。たかだか小学校の運動会でこのテンション・・・。ウサイン・ボルトのオカンってどんな気持ちだったんだろう。
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つまらない教師たちのメモリー

2008年09月28日 | Weblog
 小学校の頃、ちょっとしたお友達との悪ふざけに対し必要以上にキレて、1時間以上平気で説教するY先生はガチガチの日教組であった。
 中学校の頃、雨が降っただけで学校を休んでしまう怠慢教師、英語のS先生はバリバリの日教組であった。
 高校の頃、京都大学理学部を首席で卒業したにもかかわらず、授業そっちのけで自身のくだらないイデオロギーを語りまくる物理のA先生はギンギンの日教組であった。
 中山国交相の一連の発言、立場やTPOからすると完全なる「失言」だが、決して「妄言」ではないと、経験則から「断言」できる。
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マキシマム・ザ・ホルモン

2008年09月28日 | Weblog
 ミクスチャー・ロックとかハード・コア・パンクとかジャンルのくくり方はどうでもいいのだが、マキシマム・ザ・ホルモンはかなり優れたバンドである。
 ノイジーなギターや、がなりたてるボーカルに初めは一瞬、「なんじゃ、こりゃ??」と思ったが、よく聴くと実は非常にメロディーが良い。最近の曲は、AメロからへたするとEメロくらいまで転調を繰り返したり目まぐるしいが、随所にポップなフレーズやリフが出てきてハッとさせられる。歌詞は全く何を言っているのか分からないが、アルバムの歌詞カードを読むと、きちんと日本語を曲に乗せている(でもあんまり意味はない)。そんなわけで今や廃盤のインディーズ時代の1st『A.S.A. Crew』から全部アルバムをゲットしてしまった。7月に発売された最新シングル『爪爪爪』は初登場オリコン2位を獲得、こういう音楽が評価されるのは日本の音楽状況も良くなってきたということか。
 一度ライブに行ってみたいが、ファン層はおそらく10代後半~20代前半が中心だろう。さすがに抵抗感あるなあ。
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まだまだ~

2008年09月27日 | Weblog
阪神VS巨人は4-6でタイガース破れる。これでまた両チーム同率首位。しかしまだ阪神有利とみる。ジャイアンツは残り中日と広島との試合が多い。新井も帰ってきた。岡田の采配も悪くない。そして何といっても原辰徳は「肝心なところで今一歩」という星の下にいてるからさ!
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anan「好きな男・嫌いな男ランキング」

2008年09月26日 | Weblog
 年に1度だけ『anan』を買う。特集「好きな男・嫌いな男ランキング」。会社帰りに近所のコンビニで買ってパラパラと見る。
 木村拓哉が15年連続1位。しっかし15年間というのはスゴイな。福山雅治が2位、10年連続だとか。キムタクの陰に隠れてしまっているが、こちらもなかなかの記録である。
 総合ランキング30位まで掲載されている。
  14位  櫻井翔
  17位  瑛太
  19位  玉木宏
  20位  錦戸亮
  21位  生田斗真
  24位  大倉忠義
  27位  市原隼人
  28位  成宮寛貴
  29位  小出恵介
  30位  三浦春馬
が分からない。何人かは顔見たら「何か見たことあるかなあ。」って程度。
 私はDAIGOが良いと思うが、ランクインしてなかったね。
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【書籍】清らかな厭世 ~言葉を失くした日本人へ~

2008年09月25日 | Weblog
『清らかな厭世』(阿久悠著、新潮社)を読む。

昭和の天才が現代人に贈るアフォリズム。内容はかなり説教臭い。でも嫌な感じはしない。
理由は二つ。
一つは、筆者は父親と同い年だから。目線や価値観に相通じるものがある。
もう一つは、綺麗な日本語で書かれているから。
こんな風に書けたらな、と思う。
  「父親はポツポツと話す
   ポツポツを二十年集めると
   それなりの哲学になっている」
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甲子園その3

2008年09月24日 | Weblog
想い出のライトスタンドも今オフに改修工事。タイガースの暗黒時代を思い起こしながら少しセンチメンタルな気分で球場を後にする。
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甲子園その2

2008年09月24日 | Weblog
前の席のオッサンのTシャツの背中のロゴは「美技バルディリス」
どこで買えんねんっ!?
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甲子園その1

2008年09月24日 | Weblog
阪神VS横浜は5―2でタイガースの快勝!今岡のホームランも飛び出すしライトスタンドは大騒ぎ。
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経済に対する「嗅覚」を高めよう

2008年09月23日 | Weblog
 今回のアメリカの金融危機は、“プライムでない”層に無理な融資を行い、サブプライムローン返済の延滞率が上昇し、住宅バブルがはじけ、これを組み入れた金融商品の劣化をきっかけに発生した。
 結局、「値ごろ感」や「実態」を超えてモノや金融商品が動いているときというのは、ろくなことがない。適切な需給バランスやその価値を超えて、どこかで無理が生じている。大切なのは、そのような状況に対して「ちょっと変やな?」と感じ取れる嗅覚だと思う。(内田樹先生は自身のブログで、「金融危機の兆候は、ふつう『どうしてこんな奴が威張っていられるのかわからない奴が威張っている』というかたちで検出できる」と述べておられた。鋭い!)
 昔から「住宅ローンの借入額限度は年収の4倍くらいが目安」という。「うん、なんかそれくらいの感じ」と思える。実際に金利3.5%で30年の返済期間だと返済額は収入の25%くらいに収まるそうだ。まずまず生活を圧迫せずにやっていけるレベルである。計算上も理にかなっているわけだ。逆にそれ以上のローン設定をしなければならないのなら、その物件は、分不相応か、「値ごろ感」を超えているのである。
 原油価格も1バレル120$なんていうのは「値ごろ感」を逸脱している。ある専門家が「現在の需給状況からすると50$くらいが妥当」ということを言ってたが、感覚的にはそれくらいじゃないか。
 数年前、ライブドア社の株価が、ホリエモンの派手なメディア露出にあおられて高騰したが、そもそも同社の事業内容やポテンシャルを正確に理解していた人は少なかった。ごく普通にサイト運営やネットワーク構築事業を行っている、たかだか資本金数億円のITベンチャー企業が、プロ野球チームの経営に乗り出そうとしたり、大手メディアにM&Aを仕掛ける、などというパフォーマンスに対して、「何かおかしいんとちゃう!?」と疑うべきだったのだ(私は疑う余地もなく単純に「すげ~!」と思っていた・・・(^_^;)。
 ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏が総裁を務めるバングラデシュのグラミン銀行が今年、サブプライム住宅ローン問題に揺れる米国に進出、移民らを対象としたマイクロクレジット(無担保小口融資)に乗り出した。同銀行の規模はメガバンクの1000分の1程度。しかし成長意欲のある貧困層に対し、仲間同士の信用をベースに無理のない計画性のある融資を行い、その結果貸し倒れ率を2%程度に抑えている。数年前、このビジネスモデルを初めてきいた時には、「あ~、確かにこういうカタチやったらやっていけるんやろうなあ。」と感じた記憶がある(もちろん自分がそんなことを思い付いて実際に、実施していけるかというとそれは全く別の話だが)。
 もっと経済に対する「嗅覚」を高めること。Don't Think.Feel.である。
 
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T君すごいぞ!

2008年09月22日 | Weblog
 日曜日夜、同期のF君と、ミナミのロージーにT君のライブを観にいった。T君他5人のソロギタリストが、インスト曲を演奏するジョイント・ライブである。出演者は関西ではいずれ劣らぬ凄腕のギタリストばかり。テクニックもさることながら出す音色がいい。曲は押尾コータローや小松原俊のコピーの他、自身のオリジナルをやる人も多かった。
 T君のステージを観るのは今回が初めて。F君からは、「T、マジで上手いぞ。練習量が半端やない。」ときかされていた。年齢が一番若い彼がトップバッターだったのだが、演奏といい、ギターを持つたたずまいといい、素晴らしい! 加えて男前だけにやっぱ絵になるねえ~。これでアコギを本格的にやり始めてわずか数年とかいう腕前か!?俺なんか30年くらいやってるが、未だに高校のフォークソング部レベルやぞ・・・。
 グルーピー?の女の子たちも来てて、T君の写メを撮りまくる。そして、彼の演奏が終わるとさっさと先に店を出て行ってしまった。T君、全員のライブがはけた後、彼女たちとエロい夜を過ごす予定になっているそうだ(←妄想)。
 さ、羨ましがっている場合ではない。気持ちが熱いうちに早速ギターの練習だ!

   ※上記写真は本人の承諾を得て掲載しております。

 
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東京のマーケット

2008年09月21日 | Weblog
 実家の営む和装小物関係の会社が、先日東京にて同業他社3社合同で展示会を行った。
 もともと3社とも地元関西を中心に商売をしているが、「関西という狭いマーケットでパイを取り合うのではなく、もっと関東へ進出して皆でパイを広げよう。」という目的で、まさに呉越同舟で初めて開催した。
 2日間のイベントは、既存の東京の得意先のみならず、新規へもDMを送付した効果があり、思ったよりも来場があったそうだ。珍しいことに、最近は和服も扱っている超有名セレクトショップ「●ナイテッド・●ローズ」のバイヤーも顔を出してくれた。
 あくまでも展示会なので、その場で新規の取引が成立したわけではないが、見込み客は何社かあり、今後の商売につなげていけそうである。経営者である弟は、「まだまだ東京は“いける”感じやなあ。」と感触をつかんでいた。確かに、私も感覚的には東京は大阪の約10倍のマーケットはあると思っている。
 弟の嫁も今月勤め先を退職し、来月から正式に入社して商売を助けてくれることとなった。和装なんてもともとマーケット規模の小さい斜陽産業、ただ日本の伝統産業として永遠になくなることはないと思っている。そういったニッチ・マーケットでうちのような零細企業はどう市場の拡張と深耕を行っていくかだ。前途多難だが弟夫婦には是非頑張ってほしい。
 私は「ナンチャッテ社外取締役兼株主」として、本ブログでただ静かに応援メッセージを送り続けるだけである(う~ん、この無責任さ)。
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タイムマネジメント

2008年09月20日 | Weblog
 昨年度からタイムマネジメント系の研修を教育プログラムに取り入れている。
外部講師の講義を教室の後ろでアテンドして聞いていたら、「時間浪費に関する4タイプ」ということでなかなか面白い分析をしていた。
 どのような人でも仕事を進める上での時間的な浪費は避けられない。ただ、そうした浪費には、各人の業務推進における体質的な傾向がある、というのである。
 それらは、大きく4つのタイプに分類される。
  ①他者の意向を考慮しすぎて、自らの業務を中心にマネジメントできない。
  ②仕事の質や精度を求めて、時間的観念が希薄になる。
  ③苦手なことは後回しにして、無意識にサボってしまう。
  ④自分勝手で先々まで進めてしまい、手戻りが発生する。
私見を加えるなら、これらの他に、
  ⑤意思決定に時間がかかり次のステップに踏み出せない
というのもあるかもしれない。
 どうも仕事に時間がかかってしまうと漠然と思っている人は、まず自分が上記の5つのどのタイプにあてはまるかを正しく認識するだけで、対処の仕方が見えてくるだろう。
 「問題解決のためには、その問題が何なのか正しくとらえること。」
まさにその通り。
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【書籍】豊田泰光のチェンジアップ人生論

2008年09月19日 | Weblog
 『豊田泰光のチェンジアップ人生論』(豊田泰光著、日本経済新聞社)を読む。

 日経新聞スポーツ欄の人気コラム『チェンジアップ』を再構成し単行本化。私はいつもこのコラムを楽しみにしている。会社の先輩社員にも結構好きな人が多いようである(いわゆる「サッカーではなくやっぱ野球」っていう人たち)。
 筆者の文章を読んでいて感じることは、「主体性がある」、「軋轢を恐れない」の2点。自分の考えを確立している(結構辛口だが・・・)。タイトルは『チェンジアップ』だが書きぶりは直球である。
 一昨年野球殿堂入りしたが、西鉄時代相当の成績を残したにもかかわらず、「競技者表彰」でなく、文化人等と同様「特別表彰」であるところもこの人らしい。

 印象に残った部分を抜粋

■[運を呼び込め」より
 勝負どころで強い人、弱い人は次のような傾向がある。勝負強い人は(野球の試合において)大差の終盤、つまりどうでもいい場面では平気で凡退するが、勝負弱い人はそういう場面でも手を抜かない。つまり集中力のメリハリがないのだ。そもそものべつまくなしに集中しているのは「集中している」とはいわない。

■[一流の手抜き]より
 舞台の心構えについて聞かれ、「一番得意なところで、手を抜く」と答えた人形浄瑠璃の竹本緑大夫の言葉。もちろん単なるさぼりとは違う。長い演目でずっと集中力を保つことは不可能、部分的に力を抜くことでかえって全体をうまく仕上げられる。その力の抜きどころは、一番得意なところ。ここなら力を抜いても、目や耳の肥えた観客を納得させられるレベルが保てるという部分だ。こうして気力、体力を温存しておき、クライマックスで一気に爆発させるのだという。

 なるほど。「何事にも常に全力で取り組め」といった一般論や良識とは相反する考え方だが、なかなか深イイ話である。
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