moimoiず だいありい

おいしいもの、ほっと和めるもの、ぶらぶら街歩き、気になってること等々の身辺雑記でしょうか・・

真夏な京都(一)

2005年08月18日 | 京都
なんだか随分間があいてしまいました~。
ところで今年も真夏の京都!に行って参りました。

何回目かの再訪の寺もいくつかありましたが、今回は初めて行った、得に印象に残っているお寺を二つばかり・・
あと別日になるかと思いますが、スィーツとか食べ物のこととかも書けたらなって思ってます。

それとアクシデント発生!旅行一日目にして、レンズがズームで出たままのデジカメをアスファルトに落としレンズ部分強打して壊してしまった事です(T_T)
あとの3日間は携帯カメラと使い捨てカメラで過ごしました・・幸いメモリー部分は生きてたので一日目のみPCに画像移せましたが、後からメーカーのカスタマーセンターに連絡を取って修理の見積もりを出してもらったところ、新しいのが買えちゃうような金額を言われたので修理は諦めます・・ちょっと悲しい~~
あっ!ついついぐちが~

本題に戻って今回すごく印象に残ったお寺ですが、一つは大原にある天台宗の宝泉院です。
平安時代に宿坊として建てられたのが始まりだそうです。
柱で区切られた空間を額縁に見たてた「額縁庭園」と呼ばれる書院に足を踏み入れた時、清々しい感じに圧倒されるような感じで胸がざわざわしてきました。
樹齢700年を越えるりっぱな五葉松や青々とした竹林の後ろにはかすかに大原の里が見えます。柱に区切られたところが本当に一枚づつ絵画のように見えてきます。ここは枯山水庭園で盤桓園(ばんかんえん)といって「立ち去りがたい」という意味になるそうです・・ほんとうにそう思える所です。
下の写真は一日目だったのでデジカメで撮れましたが、そのままの空間の雰囲気はなかなか撮れてませんが・・しかし五葉松が立派ですね・・
 

この庭園の雰囲気と相反して!ここの書院の廊下の天井は「血天井」と呼ばれているのには凄く驚きます・・
関が原の合戦の時に徳川の忠臣・鳥居元忠一党数百名が自刃した場所の伏見城の板間がそのままここの天井に張られているのです!
この血天井を説明された方が事も無げに、竹の棒のようなもので指し示しながら「ここに足跡が見えるでしょ、ここは髪の毛、眼球、ここは眉、口の血の跡が・・それとここは自害したけれど苦しくてもがいた跡とか・・」うぅ~、いくら四百年以上経っているとはいえリアル過ぎる~。以前どこかで読んだ本に京都は場所場所が歴史を刻んだものばかりなので、ここでこの部屋で自刃したお侍さんが居たという所でも、現在は子供部屋として使っていたりとかというのがあるそうです、肝が据わってるということなんですね。

美しい額縁庭園、盤桓園と血天井の対比が強烈すぎて拝観時間をあと数十分に残すのみの駆け込みの鑑賞になってしまったにもかかわらず、心に深く印象を刻んだ寺の一つになりました。

一つが長くなってしまったので、次は間を空けずに大徳寺を・・書いてみたいです。