「幻夜」の次の本を準備していなかったので、何となく買った本。
福井晴敏さんの「人類資金1」。
複数巻のようで、「人類資金2」までは刊行され、「3」、「4」は刊行が予告されています。
なぜか、「1」だけは、「期間限定特別定価」で¥250。
薄い本なので、3日で読み切り。
薄いのに、正直、前半は「こりゃ失敗か」と思うようなダラダラ。
ようやく後半から「亡国のイージス」の作者らしく盛り上がってきました。
ちなみに内容は、「亡国のイージス」並みの奇想天外な設定。福井さんは、設定が「現実にありそうだけど突拍子もない」という距離感が絶妙ですね。
先日読んだ東野圭吾さんの「白夜行」・「幻夜」が“正統派ディナー”とするならば、失礼ながら、福井さんの「人類資金」は“ジャンクフード”って印象かな。
でも、¥250はお得だし、何より、「2」へ読み進もうと思わせる面白さはあります。
さて、明日からは「人類資金2」へ突入です。