旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

地域医療魚沼学校

2012-10-09 23:41:59 | 教育
魚沼産こしひかりは日本一美味しいお米として有名です。魚沼市は堀之内町、小出町、湯之谷村、広神村、守門(すもん)村、入広瀬村が合併してできました。

昔、『家庭医』という雑誌の取材で守門村診療所に高橋先生を訪ねたことがあります。冬でした。夜、食事をいただいている最中でも往診に出かけて行かれた先生でした。

さて、この学校のすばらしさはまず医師会が立ち上がったことです。ナイトスクールを医療機関が単独で行っていることが多い中、全国で稀有なる学校です。

二人のリーダーがおられました。小千谷市魚沼市医師会で会長を務められた庭山昌明先生、そして研修医教育に力を注いでこられた上村伯人先生。

どうして医師会が? と思われるのですが、「医師不足への危機感があった」のだそうです。

この学校は建物がありません。あるのは地域づくりの基本は教育、ぼく流の言葉を使えば「共育」でしょう。共に学びあう、育てあうという精神でしょう。

高齢者も、働き盛りの人も、子どもたちも学びあうのです。

そこに、布施克也県立小出病院長など医療機関が、井口清太郎教授のわが母校新潟大学医学部スタッフも関わりました。

医療福祉従事者の教育、学生の多職種教育、さらには住民を交えての教育・・・すごいなあと感動です。


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