そこにじっとして動かないでいる状態があるとする。そのことは、一般的にはエネルギーが何もなく、そこにただ。じっとしているだけと、考えがちである。
しかし、よくよく見ると、作用反作用の相反する力が、そこの点で釣り合いがとれていることとも、考えられる。balance of pwoerいわゆるものを動的に見るときに使われる弁証法理論だ。ヘーゲルが言ったように記憶しているが、いわゆる正反合の考え方だ。ものを変化しているものと見る。
考えてみると、止まっているという状態は何もずっと変化しないと言うことではなく、その刹那では止まって見えるがエネルギーのベクトルはある方向を指している状態だといえる。
こう考えると、幸せも平和もいつもその刹那では変化している。変化こそ,ものの本質,生きていることもの証かも知れない。変化しているから、時も流れ、歴史も変わる。
今、温暖化と騒いでいるが、この温暖化のベクトルが地球の冷却化の中の一時的な温暖化でもあるかもしれない。色々考えさせられる問題が多い。後、何年の人生が残されているか、私のベクトルも分からない。神のみぞ知るか。
ものには、色々な見方考え方がある。色々な人の話を聞いたり、色々な立場でかんがえたりすることが大切だ。ステレオタイプという言葉がある。これが一番危険である。
子供を、学校に送っていく道すがら、ふと、そんなことが脳裏をかすめた。
道すがら 浮かぶ想いに 我気づく
生きていることの 愛おしきこと