朝、目が覚めて、さっそくムササビくんの所へ。
生きているかな~と思いつつ、そっと開けると、ちゃんと動いています。
やったー!
良かったー!
さて、では早速出来るだけの事をやらなければ!
まずは、昨日ネットで見つけたムササビ飼育をされている某鳥獣保護センターに電話。
日曜だから繋がらないかな~と思いましたが、良かった。繋がりました。
しかも、ムササビ飼育担当の方からお話が伺えました。
体重250gなので、まだ離乳期だと思われる。
粉ミルクは犬用を記載の通りに調整すればよい。
スポイト等で少しずつ与える。
リンゴやキーウィ等、桜や楓の若葉も与えてみて、興味を示すものをやる。
活動時間は明け方と夕方から夜なので、昼間は静かに寝かせておけばよい。
冷やさないように注意。
--頭蓋骨骨折の可能性があります。
運動障害や意識障害はありますか?
--特に見受けられません。
目は見えていますか?目が見えなくて巣から落ちる場合がよくあります。
--目は見えていると思われます。
一番聞きたかったのは、自然に返す時期。
繁殖期は春と夏の二回ですが、春に繁殖したら来年までは繁殖せず、大抵1匹か2匹の子どもを育てるとのこと。
ですから、多少引き取って世話をしても、親が忘れたりしないので、自然復帰は可能との事。
あまり心配せずにまずは保育に努めればよい。
最初はあまり動かないし、猫用バスケットで十分。
だんだん、活発に動き出したら、大きめのゲージに移せば良い。
まずは、食事を取れることですね。
と、アドバイスを頂きました。
引き続き密に連絡をさせて頂きたいとお願いして電話を置きました。
また、以前からお知り合いの方が、ムササビに詳しい方で、丁寧にメールを頂きました。
その御知恵も頂き、ネットで検索して最善を探します。
まずは、粉ミルクとスポイト。
スポイトってないんですよね~なので、猫用の哺乳瓶を買いましたがうまく飲ませられない。
リンゴもキーウィもまだ食べません。
葉っぱは見向きもしません。
ミルクはクンクンするので、興味あり。
しかし、元気です。
昨日の死にかけているような様子は微塵もなし。
鼻の傷も良くなった様子。
昼間は眠たそうなので、とりあえず夜を待ってミルク飲ませ作戦!
哺乳瓶は無理そうで、あちこちのホームセンターやペットショップに電話しましたが、
スポイトは置いてない。
ネットで注文ました。
でも、いいものを思いつきました。習字用の水滴入れを代用!
8時頃、ムササビを置いてある二階の塾の教室に行って、ミルクを飲ませるために膝に乗せました。
そしたら、体をどんどんよじ登り、肩に乗って、頭に乗って、息子の腕に飛び移ります。
あっち行きこっち行き、本当に遊び好き!
飛びたいようなそぶりを見せて「グルルルル~」と鳴きます。
ムササビは飛ぶ前に鳴くようですので、これは「飛ぶよ~!」の合図かも?
ほんの少し飛び移り、肩に留まってぺろぺろ舐めたり、本当に人懐こい!
しばらく慣れたところで、水滴登場。
飲んだ~!
やった~!
小さな口ももぐもぐしてミルクを飲んでくれました。
これで一安心。
それから、息子の頭の上でオシッコ。
続いて私の肩でもオシッコ。
やったね~♪
うんちはまだですが、何とか育てられそうです。
それより何より、めちゃくちゃ可愛いんですよ!!
ありえなーい、可愛らしさにメロメロです・・・
散々遊んで、堪能したのか、息子の膝の上でくるまっておねむのポーズ。
また猫用バスケットに帰してあげました。
もしかしたら。
頭蓋骨の隙間は、赤ちゃん特有の現象かも?
人間の赤ちゃんにも「大泉門」がありますね。頭の柔らかい所。
獣医さんに見せた時は赤ちゃんだとは思わなかったので、骨折を疑ったのかも?
夜、頭をさわりましたが、腫れている様子もありません。
案外大丈夫かもしれません。
しかし、まだ滑空は無理なので、とにかくもう少し面倒をみる必要があります。
*明日
奈良県鳥獣保護センターに電話して、保護ボランティアに登録。
排泄がまだなので、排泄促進に努める。
体重の推移は大切なので、体重記録を取る。
ネットで見ると、ムササビは結構人なれするようです。
言いかえれば、淋しがり屋。
ウサギと同じではないですが、スキンシップもとても大切な気がします。
いっぱい遊んであげて、食欲旺盛になりますように。。。
この先の事は、ゆっくり考えます。
とりあえず、当面は生存が出来そうな状態になりました。
フクロウ用のトールゲージを買わないと!ですね^^
とにもかくにも、よく元気になってくれました。
めちゃくちゃ嬉しいです♪
*その後、獣医さんに連絡しましたら、たしかに赤ちゃんならその可能性もありますね。との事。
色々今後のこともご相談に応じて頂きました。
*2016年追記*
私が当時ご相談していた鳥獣保護センターでは現在はムササビを飼育しておらず、担当者も退職しており、対応が出来ないとのことです。
また、保護動物は県をまたがっての移動、飼育は、法律で禁止されています。
ですので、お困りの場合は、まずは地元都道府県の農林課か森林課等にご相談になると良いかと思います。