一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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建替え、地中埋設物の対処方法

2018年07月30日 13時51分46秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲ 矢印がカットしてもらった鋼管杭の一例



土地や中古住宅を購入しての建て替え、

ご自身の家の建て替えの場合、この地中埋設物に対しての防除策があります。

前回は、
不動産購入時の対処方法 
を述べました。


今回は、ご自身の家の建て替えの場合です。

その場合の防衛策を最初に述べましょう。

建て替えですから、まず解体工事を行います。

その解体工事業者を、少しでも安いところを探して直接頼む方法がありますが

今回のように埋設物が出てきた場合、工事がストップし、

工程も変わり撤去費も新に掛かり大変です。



解体の費用は安いところに頼むにしても、

本体の工事業者経由で依頼することと、

事前に念押しをすることが大切です。

本体の工事業者が高い場合は、値引き交渉をします。



家財道具がものすごく多くて、その処分費が高いため、

一度、すべて分離発注して、家財道具の処分なども専門業者に依頼し

運び出しも作業員を何人も直接雇い、産廃専門業者に運んでもらい

私が陣頭指揮をとって作業を手伝いながら

予讃がないのでコストカットすることにしました。



最後に集計してみると

結局追加が発生し、ほとんど変わりませんでした。

私が何日か時間を取られ、体力を使った甲斐がありませんでした。

まとめて値引き交渉しておけば良かったです。



話を戻して、本体経由の解体業者に

ここまでの深さまでのものはカットしておいて欲しい

と頼んでおくのです。

見積に入っていない場所から出てきた場合、追加の費用は取られますが

リーズナブルな金額で済みます。


以前の建物の鋼管杭が入っていることがわかっていた現場では

事前に、地表から1メートルまでカットしておくように
頼んであったため、費用も工程も予定通りスムーズに行きました。

昔の浄化槽で、コンクリート製のものも解体しないといけません。
事前に伝えて、見積もりに入れてもらいます。

コンクリート製の地中梁が、突然出てきたり、

ガラといわれるコンクリート片のごみが出てきたり
想定していない場合もあります。



今回は、建物の下部ではなく、ポーチ部分の下部で想定していない場所から
コンクリート基礎のようなものが出てきましたが、


解体工事もお願いしているのと
それほど大きなものではなかったので、

基礎工事の職人さんがその場で斫ってくれました。



解体工事を別途にしていると、追加費用はもちろん取られますし、
金額的にも、やはり余分に掛かります。

工事がストップして、別の業者が撤去処分となると
金額だけでなく、日程も掛かってしまいます。


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ご意見があれば、お気軽にどうぞ!

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