一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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準防火地域のサッシ その(2)

2013年03月27日 07時29分34秒 | 建築家の日記

昨日、お約束したブログ内容のアップです。

準防火地域用のアルミサッシが、

2013年6月出荷ではなく

おそらく2013年9月出荷までは、従来基準で

それ以降は、新基準の出荷予定に延期になったらしいです。


これは、まだ100%確定ではないそうです。


問題の価格ですが、

準防火地域用サッシの値上げが…


で、商品によってはシャッター付きの方が、

価格が安くなるという逆転現象が起こると、お話ししました。


本当ですか?とコメントを頂いたので、

具体的に調べてお話ししましょう。



ある大手サッシメーカーでの価格比較です。


窓の大きさは、高さ2メートル、巾1.65メートルの引き違いサッシです。


バルコニーや庭に面して使われる、履き出し用のサッシです。

これが、シャッターが付くと定価22万8500円です。
ガラス代込みです。


では、同じ窓でシャッターがない場合の定価は

いくらくらいになっていると思われますか?

何と、定価31万7千円です! ガラス代込みです。


シャッターが無いほうが、8万8500円高いんです!

不思議でしょ???

普通は、どう考えても逆です。


ミスプリントじゃないかと、

スタッフがメーカーの営業マンに聞いたのですが

その営業マンの言うことには、ミスプリントではないとのことでした。




定価は、メーカーによって違うのですが、

他のメーカーは、まだ定価を正式発表していないようです。


しかし、この逆転現象は、

このサッシメーカーのこのシリーズのサイズだけの

話になりそうですから、ご注意。

といっても、良く使うサッシサイズです。


なぜ、そうなるのか?


準防火地域用の新基準の防火ガラスが、かなり価格が高いのです。

しかもガラスサイズが大きくなるほど割高になります。


シャッター単体で認定を取っているメーカーは

非常に高い価格の防火ガラスを使わなくて良いので、

大きな高いガラスを使うサッシなら、

シャッターを付けて普通のガラスを付けた方が

安くなるという、価格が逆転する現象が出てきたのです。



掛け率は、未定ですから、実際の価格は不明です。

実質は、それほど高くならないようにメーカーが考えてくれていると、

信じています。(^^)v


 







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