一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

値上げの動きと…

2011年03月07日 11時14分17秒 | 建築家の日記
▲厚さ3センチ、樹齢300年程度の木から取った無垢の床材



春以降、値上げラッシュの予感です。

材料は原油の高騰で、上がっていきますし

無垢のフローリングも中国の需要に追いつかず、輸入が少なく
欠品状態であったり、質が落ちているとの情報は

昨年秋から聞いていますが、それを現実に実感しだしました。


一気に円高になった昨年から、
なぜ輸入材の価格が、いつまでも安くならないのか、

なぜ無垢床材の質が悪いものが増えたのか?
建設は冷え込んでいるのに?

と最近疑問でしたが、なぞが解けました。

アジア、特に中国を含んだ需要と供給のバランスですね。


現在の現場でも、11坪の無垢床材のうち、

質の悪い1坪分の材料をカットし使用できなかったということが
ありました。同じ価格でも約10%のアップにつながります。

これに作業手間や追加発注の運賃を入れると
実質もう少し上がります。



これからの中国の発展や原油状況、消費税アップという展望を考えても、
安くなる要因は、いまのところありません。


その一方で、とてつもなく安いローコスト住宅も宣伝しています。


最初の見かけだけで、別途が多く最終的には、
かなり金額がアップしてローコストではないと聞いていますが、

それにしても、どんどん世の中は動いています。
建築や住宅もそれに作用されていきます。



ミタス一級建築士事務所のポリシーは貫きながら
そういったことへの対応や工夫も考えていかなければ

いつのまにか浦島太郎になってしまい、

ミタス一級建築士事務所が支持されななくなると
今までのお客様にも迷惑を掛けてしまうことになるかもしれません。


そのためにも、今後も私が見聞を広めるために
インプットや考える時間を取るだけでなく

スタッフにも本人が希望するセミナーがあれば受講してもらい、
その内容をミーティングで他のスタッフにシェアーするようにしています。

さらにインプットするだけで自己満足せず、
考えたことを試行錯誤しながら

実際にアウトプットして形に出していかなければ意味がありません。

零細設計事務所で、このご時勢にミタス一級建築士事務所が
3人も採用を行うのはこのためです。


現状維持というのは、実質的には衰退を意味します。
常に向上していく、その気持ちがなくなると
やがて終わってしまいます。


この世で変わらないものはひとつしかない、

「この世に変わらないものは無いという事実のみ」

良い方向へと変わって行きましょう!

 





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こんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水です。
住まいに興味のある方はもちろん、無い方にも
何となく役立つか、楽しめる内容になることを願いながら書いています。
ご意見があれば、お気軽にどうぞ!

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