すでに少しづつ、来期の情報が入って来ていました、カンパニョーロの2015シーズンモデル。大幅なモデルチェンジとなり、機械式のシステムも非常に良くなっています。
スーパーレコード、レコード、コーラスという上位3グレードが同じシステムでモデルチェンジ。見た目に分かりやすい4アームクランクが目立ちますが、重要な部分は、変速機系が刷新されたこと。トリム動作が多かった前作から、フロントがアウターの場合はトリム調整必要無しというレベルまで改善。そのため、ワンクリックで一気に変速できるような感覚は、変速スピードを格段にアップさせています。
ホイールも注目。絶大なる人気を誇る、ディープ系ホイール、ボーラがモデルチェンジ。流行りの幅広タイヤに対応するワイドリムになり、その恩恵でリム剛性がアップしています。太くなり重量も重くなりそうですが、ハブを見直したりすることで重量はボーラワンで1313gと逆に軽量化されています。
残念なお知らせは、ミドルグレードのケンタウルが生産終了。代わりのモデルは出ません。それとシクロクロスモデル、CXシリーズも生産終了。アテナEPSも終了ですが、これはコーラスEPSへと移行されます。
もう一つ注目製品は、フルクラムとカンパのホイールラインナップが変わっていくこと。今までほぼ同じラインナップを続けてきた2社が、それぞれにしかない独自モデルをリリースしてきます。単純に比較が難しくなり、逆にバリエーションが増える嬉しいニュースです。
注目したいのは、トップグレードだけではありません。下位2グレードのエルゴパワーも刷新されました。親指で押す、レバー3の位置がEPSのエルゴのように、少し下に配置されました。これが劇的に使いやすいです。下ハンドルからでも届きやすく、押しやすい。上のグレードにも採用してもらいたいくらい。
