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フックレスリムの安全性と適合タイヤについて

2020年11月10日 | ショップスペシャル

流行し始めている、フックレスのリムについて、ZIPPから貴重な情報をいただきました。

フックレスにすると何が良くなるのか?に関しては様々なメディアで紹介されている通り。
①路面抵抗の低減
②コーナリンググリップの向上
③振動吸収性の向上
④空力効率の改善
⑤軽量化
⑥強度UP
⑦低価格
など、数多くのメリットが上げられます。

しかし、いくらメリットを聞いても、フックレスリムを使ったことがない方は「タイヤが走行中に外れるのではないか、、、?」という心配、不安が先に立ってしまい購入を躊躇されているかもしれません。

ご安心ください。ZIPPではどのくらい空気を入れたらタイヤがリムから外れるかをテストしています。

結果としては殆どのタイヤが、13〜14bar (190psi〜200psi)までタイヤを保持し続けました。

最も早くバーストしてしまったタイヤでさえ、推奨されている最大空気圧(5bar/72.5psi)の倍まで耐えています。これはフックありのリムと同じ数値。

つまり、フックの有無はタイヤがリムから外れてしまうこととは関係がありません。

チューブレスのビードはクリンチャーのビードと比べて伸びが少ないため、推奨空気圧を守っていればリム上にしっかりと保持され続けます。

ちなみに、自動車やオートバイ、トラック、バス、飛行機でさえ、使われている殆どのホイールはフックレスリムです。ご存知のようにフックが無くとも自転車の何倍もの重量物を支えることが可能です。

ではなぜZIPPは実際より遥かに低い72.5psiを、最大推奨空気圧にしているか?

意外に思われるかもしれませんが、安全のためではなくパフォーマンス向上のためです。

重要なのは最大ではなく、各個人の体重による推奨空気圧です。

最後に推奨されるタイヤメーカーですが、現時点でフックレスへの使用を認めていないのはコンチネンタルだけです。

今後新たな基準が作られることでしょう。


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