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空を愛する者として各地を歩いた際の航空機の写真災害時の活用法などを掲載しています。現場の意見などコメントをください。

CH-47 空中消火

2006-11-15 20:59:09 | 趣味・航空機
数年前の明野航空祭で行われたCH-47による空中消火の展示の写真です。
CH-47は最大約8tの水を撒くことが出来ます。水を入れる容器はバケットタイプと水嚢タイプがあります。いずれも、CH-47のスリングフックによってぶら下げた状態でダムや川から直接取水します。迅速に機動的に水を散布する必要があることが多く、やや軽量の約5トンくらいの水量で行う場合が多いです。それでもUH-1の水嚢が約700ℓですから、7倍以上の水を一度に散布できることになり、威力は絶大です。平成12年に消防研究所と第一ヘリコプター団が協力して行った消火実験の結果、約5tの水を連続して散布することで効果があると言われています。「ヘリコプター災害救助活動」(内外出版)
山火事空中消火では相当の効果が認められて多用されていますが、都市部での火災でも実施要領等を十分検討すれば相当の効果が期待されるものと考えられます。
陸上自衛隊のUH-1や防災ヘリコプターなどもそれぞれ700リットル~2tクラスの消火装置を持っています。小さいヘリコプターでしか近寄れない場所も多く、中型ヘリコプターの重要性も当然あります。
空中消火はとにかく初期消火が大切ですので、正しく迅速に情報を伝えて消火活動を速やかに始めることですね。その際、取水場所に関する情報が重要となります。

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