失なわれゆく風景

多摩地区周辺の失われた風景。定点撮影。愚問愚答。

民家園探訪 小平ふるさと村

2010年07月25日 | 民家園
「小平ふるさと村」は「狭山・境緑道」(多摩湖~境浄水場)沿いにあります。
現地で配布している案内パンフレットには「営利を目的とした撮影等はできません。」
と書いてあります。「屋内での写真撮影はできるか」管理事務所できいたところ
「どうぞ」ということでした。


<旧神山(こうやま)家住宅>

<左:旧鈴木家住宅穀櫃、右:開拓当初の復元住居>
右の写真は古文書をもとに、小平の開拓当初の住居を復元したものだそうです。
いわば小平のパイオニアたちの様子を偲ぶことができます。
「ふるさと村」の設置意図の一つはそこにあるのでしょう。


<開拓当初の復元住居のなか>
現地で配布している各家屋ごとの解説シートには、復元の根拠にした古文書
(「小川家が代官所に差出した開発の請書の写し」)
の文面がちゃんとのっています。
つまりこの建物は
”開墾するにあたって、農民はこんな家に住まわせます”
という届け出書をもとにつくられています。

以下は神山(こうやま)家住宅。

<旧神山家住宅>

<旧神山家住宅>

<旧神山家住宅>

<旧神山家住宅 裏>

最後に、茅葺き屋根の話題を。
管理事務所で、解説シートを所望したところ、係の人が主な建物の説明をしてくれました。
その中で、茅葺き屋根の維持管理について尋ねたところ、
「材料は富士山の山麓から、屋根葺き職人さんは栃木から来てもらっている」とのことで
維持管理がたいへんなことは確かですが。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ママ下湧水流れるまま | トップ | アイスクリーム・キャスル  »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

民家園」カテゴリの最新記事