失なわれゆく風景

多摩地区周辺の失われた風景。定点撮影。愚問愚答。

都立小峰公園

2011年07月24日 | Weblog
あきる野市にある都立小峰公園に行きました。以下、写真は2011/07/23撮影です。

園内の散策路「桜尾根」はヤマユリとオオバギボウシが花ざかり。
ヤマユリのすこしむせるような甘いかおりで満ちています。

<ヤマユリ>

古い公園ガイドをみると「湿性植物園」と出ていますが、
今は観察用(体験用)の谷戸田になっています。


「里山尾根」に出て急な階段を上ると、園内最高地点(336m)にでます。

<左側は八王子市、川口川流域。右側はあきる野市、秋川流域>

下りは「桜尾根」を行きました。頭上ではニイニイゼミやヒグラシの声。



<オオバギボウシ>

ビジターセンターの近くからの大岳山。

写真中央付近、一番奥の山が大岳山。左のとんがりが馬頭刈山、右のとんがりは麻生山です。




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高麗川~高麗

2011年07月17日 | 残ってほしい風景
八高線の高麗川駅から西武線の高麗駅まで歩きました。
距離は約7km、時間は3時間40分くらいでした(見学や食事の時間もふくめて)。
以下の写真はすべて2011/07/17撮影です。

<JR八高線高麗川駅前> 歩きはじめ9:50頃


<高麗神社>最初に高麗神社を目指しました。思っていたよりは大きな神社でした。
背後の山と一体になっている感じがいいです。


<高麗家住宅>高麗神社と隣接している高麗家住宅。この日は建物内への立ち入り禁止になっていました。


高麗神社から小道を通って、聖天院へ向かいます。

<聖天院>本堂は結構遠くからも見えていました。

<聖天院>中門から先に参拝するには参拝料300円です。
本堂前からの眺めが美しいので充分その価値ありだと思います。

聖天院を出て高麗川を渡り巾着田に向かいます。


<高麗川 あいあい橋から>こどもたちが水に飛び込む音がどぼんどぼんと聞こえていました。


<巾着田 あいあい橋付近から南西方向>全面に広がる田んぼの風景を期待していたので、
ここからの眺めは正直期待はずれでした。


曼珠沙華の季節にまた来てみたいです。


川に沿ってぐるっと進んでみます。奥の山は日和田山




やはり田んぼの風景がなくては。


高麗駅に向かう途中にある水天の碑。解説板によると、
「水天の碑は、天保年代(1830-1844)に繰り返された干魃、大洪水などの天災や水難事故を鎮めるために、
台村の人々が建立したものである。」とあります。
(この解説板の全体の記述にはすこし腑に落ちないところがあるのですが、後日の課題としておきます)
このブログで以前に飢饉供養碑についてちょっと触れたことがあります。
この水天の碑は名前からして主として雨(水害)や川に対するもののようですので、
飢饉の死者供養が直接の目的というわけではなさそうですが、
武蔵国近辺で、多少なりとも飢饉と関係のある碑を見るのははじめてです。



<西武池袋線高麗駅>13:40頃到着。



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私の偏見

2011年07月10日 | Weblog

<多摩川左岸 調布市 2011/07/09>
今日のテーマは「私の偏見」としてみました。
もっともこのブログ全体が私の偏見の産物なので
いまさらそんなことをテーマに掲げる必要もないかもしれませんが、
自分の偏見というものはなかなか自覚できないもののようなので
自分で自覚できる(かつ笑える)ほどの「私の偏見」とはいったいどのくらいの偏見なのか
実にたわいのない話ですが・・・

私の中では川というもののスタンダードは多摩川中流です。
理由は私が一番多く接してきた川は多摩川中流だったから。
それで私は「川は西から東に流れているものだ」と無意識に思っているらしいのです。
(もうひとつ、「下流にいけばいくほど街がひらけていく(大都会や大工場地帯があらわれる)
ものだ」とも思っているようです)
この偏見に気づいたのは、昔、奈良に行ったときに大和川が夕日の方向に流れているのを見て
なんだか変だぞという居心地の悪さを感じたときでした。
すべての川が西から東に流れているわけではないことなど当然知っているはずなのに、
日頃見慣れている風景とちがうものに出会ったときそれをなかなか受け入れられない感覚は
頭で理解している知識とは違う領域にすり込まれているようです。


<多摩川左岸 調布市 2011/07/09>



<多摩川左岸 調布市 2011/07/13>



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