失なわれゆく風景

多摩地区周辺の失われた風景。定点撮影。愚問愚答。

酒造 6

2012年03月25日 | 多摩の酒造
多摩の酒造めぐり6回目は、青梅市沢井の小澤酒造さん。

<小澤酒造(写真中央付近)周辺 多摩川の右岸側から>


<青梅街道 小澤酒造前付近>


<澤乃井園の横を通って吊り橋から 多摩川下流方向>


<澤乃井園の横を通って吊り橋から 多摩川上流方向>


<小澤酒造(写真中央付近)周辺 多摩川の右岸(吉野街道側)から>

撮影日はすべて2012/03/25
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こっち岸とあっち岸

2012年03月20日 | Weblog
彼岸にちなんで、「こっち岸とあっち岸」の話題を。
つげ義春先生のマンガ「石を売る」に描かれていた「菅の渡し」の船頭小屋が
川崎市立日本民家園に移設されていることは前に紹介しました。
同民家園が発行している『日本民家園収蔵品目録3 船頭小屋・蚕影山祠堂』(2005)に
「最後の船頭大熊徳治郎翁聞書き」として「多摩川の水」に関する面白い話が載っています。
要約すると次のようなものです。

 福昌寺のお坊さんは、お茶に使う水を小僧さんに言いつけて多摩川から汲んでこさせていたが、
その際には北側(調布側)から汲んで来いと言っていた。
南側(川崎側)から汲んでいこうものなら、沸かした段階で見破られて飲まなかったという。
それは、南側には、五日市や高尾山の方からの流れが入るので、
小河内からの水は一番北側を流れているからということだった。


さて、川は右岸と左岸で違う水が流れているというのはそのとおりだと思います
(均一な場合ももちろんあるでしょうが)。
ただ上の話にあるように、小河内の水が川崎の菅-調布のあたりまで混ざらずに
ずっと北側(左岸側)を流れていたかどうかは私には分かりません(どちらかというとそうは思えない)。
ともかく、お坊さんが北側と南側で水の違いを感じたのが確かだとすると、何らか水質の差はあったのでしょう。
沸かした段階で違いに気づいたということであれば、揮発成分(臭気成分)に差があったのかもしれません。
あるいは南側の水は、ここから一番近い支流である大栗川あたりの水質の影響が大きかったという可能性も
考えられなくもない。

とりあえず現地の付近の多摩川に行って右岸と左岸の水質(例によって電気伝導率)を測ってみました。
(残念ながらこの測定で上の話を検証したわけではありません。)

●場所:多摩川原橋下
(菅の渡しのあったところ=京王線鉄橋付近では
よどみがあって岸からの測定が難しかったので、すこし上流側に移動した)
①右岸

<2012/03/20 多摩川原橋下右岸から>
②左岸

<2012/03/20 多摩川原橋下左岸から>
③北多摩一号水再生センター放流水路

<2012/03/20 北多摩一号水再生センター放流水路>
(ここで測定したのは、①と②で水質に差があった場合、
一番影響を与えている水質源ではないかと考えたため)

<国土地理院 1:25000地形図を縮小して加工>

●日にち:2012/03/20 時刻11:30-12:15

●測定結果 ①多摩川原橋下右岸 電気伝導率274(μS/cm・25℃換算値)水温13.4℃
      ②多摩川原橋下左岸 電気伝導率281(μS/cm・25℃換算値)水温13.5℃
      ③北多摩一号水再生センター放流水路 電気伝導率462(μS/cm・25℃換算値)水温18.3℃

右岸と左岸でわずかながら測定値に差がでましたが、たった一点の比較では何とも言えません。
右岸と左岸の差が③の影響かどうかも、水量や水路の合流する角度とかいろいろ考慮しないといけません。

 ちなみに、昨年9月(2011/09/18 下の写真参照)の同じ場所での測定結果は
 ①多摩川原橋下右岸 電気伝導率216(μS/cm・25℃換算値)水温28℃ 13:25
 ②多摩川原橋下左岸 電気伝導率216(μS/cm・25℃換算値)水温26℃ 13:00
 ③北多摩一号水再生センター放流水路 電気伝導率377(μS/cm・25℃換算値)水温27℃ 11:20
 で右岸と左岸で電気伝導率の測定値は同じでした。


結局あんまりたいしたことがわからない測定だったという、また酔狂な結果に終わりました。


下の写真は昨年9月の濁水時のもの。
左側から北多摩一号水再生センターの放流水が注いでいる。
写真の奥が下流方向
放流水は濁っていないので水の広がりがわかる。

<2011/9/18 稲城大橋から下流方向>

<2011/9/18 多摩川原橋から上流方向>
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陸前高田

2012年03月11日 | 失われた風景
1994年8月に仕事で行ったときに撮ったスナップ写真です。








こころ安らぐ風景がまた戻りますように。
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酒造 5

2012年03月03日 | 多摩の酒造
多摩の酒造めぐり5回目は、八王子市八木町の小澤酒造場さん。
国道20号沿いのビルの合間にありました。
昨年訪れた千人同心の屋敷跡の碑にほど近いところです。

<小澤酒蔵場の前 2012/02/18>
八王子産米使用のお酒があると聞いて、飲んでみたくなりました。
ビンのラベルには「加住地区で収穫された米を一部使用したもので・・・」と書かれています。

加住地区というと谷地川の流域です。

<左:加住町にある勝手神社付近の田、右:加住町会館南方の田 1995/08/28 撮影>
このあたり、最近行っていないので変わっているかもしれません。

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