失なわれゆく風景

多摩地区周辺の失われた風景。定点撮影。愚問愚答。

気分一変

2011年03月21日 | Weblog

<町田市小野路 2011/03/19>

 福島第一原発震災で緊迫する状況が続いています。
3/12の私はずいぶん楽観的でした。
しかし日が経つにつれて状況がどんどん悪化してゆき、
自分の中では悪い方へ悪い方へと想像が向かってしまいます。
重苦しいのですこし体を動かした方がいいだろうと思い、19日に、
いつも行っている町田市小野路の谷戸へ自転車で出かけました。
 多摩市南野の妙桜寺の脇から南に向かいました。道はすぐ下り坂になって谷戸の風景になります。
自転車で下っていると、それまでの憂鬱な気分が急に消えてなくなるのを感じる地点がありました。
おなかのあたりにたまっていた重たいものが、ずっともち上がっていって頭から上に抜けていくという感じでした。
何の理由もなく自分の気分が急に晴れるということはこれまで経験したことがなかったので、不思議な体験でした。
その日はそのあと一日、穏やかな気分でいられました。

 「面白く話を作っているんじゃないの?」とか「それってパワースポットですか?」と言われそうです。
そうではないということをすこし補足しましょう。
私がここで書いたことは、「いつ行っても誰がいっても同じ体験ができる」再現可能(客観的)な現象ではなく、
あくまで私の中でのできごと(主観)にすぎません。
ですが、感じてもいないことを勝手につくりあげているようなことはありません。
この場所は(それまでも好きな場所でしたが)私にとって特別な場所となりました。
ただ私は、「なにか困ったらここに来よう」とは思わないようにします。
パワーというのは貰うばかりではなく、自分の中から湧き出させなければと思いますので。


 直面している現実は依然厳しいままです。
だから上記の体験も、現実からの逃避によって一時のこころの安らぎが偶然得られたということでしょう。
たとえそうであっても憂鬱でふさぎ込むよりははるかにいいことだろうと思っています。

 被災地で大変な苦しみを耐えている方を思うと、私のこんな話は情けないレベルですが。
(これも逃げ口上ですね)

(おわり)
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民家園探訪 あきる野市 旧市倉家住宅

2011年03月06日 | Weblog
旧市倉家住宅は五日市郷土館内にあります。

<旧市倉家住宅 2011/01/23>
 
 
 青のエリアが あきる野市
 みどりのエリアは
 このブログで取り上げた市
  は旧市倉家のおよその位置
 
 旧市倉家住宅
 住所:あきる野市五日市920-1
 あきる野市五日市郷土館内
 写真撮影はOKでした。
 床上公開しています。






<旧市倉家住宅 2011/01/23、2011/03/05>

旧所在地は郷土館からだいたい北へ約500mのところです。
先日登った「城山」の説明用に用意した地図に、旧市倉家住宅(五日市郷土館)と
旧所在地の位置を追加して示してみました。

<国土地理院1:25000地形図を縮小加工>

五日市郷土館から旧所在地の方へ登ってみました。

<右へ行くと金比羅山への登り道 2011/03/05>


<旧所在地付近にある楞厳寺薬師堂 2011/03/05>

旧所在地にほど近い開光院。

<開光院 2011/03/05>
谷地の一番奥にあるので、奥まった感じが山のお寺の雰囲気です。
(住宅地がすぐ下にありますが)

<開光院 2011/03/05>

(おしまい)
コメント (2)
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