失なわれゆく風景

多摩地区周辺の失われた風景。定点撮影。愚問愚答。

相模川河口

2009年11月30日 | 流末探訪
先日、相模川河口へ行ってみました。

<相模川河口 新湘南大橋から>
茅ヶ崎駅まで自転車を輪行して、そこからまっすぐ南下して海岸に出て、
海岸沿いの歩行者・自転車道を西に向かいました。


西に富士山をのぞみ


東を向くと江ノ島


この日は晴れてあったかで、写真でみると穏やかな感じですが
本当は風が強くて、砂が顔に当たって痛かったです。

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天王森泉公園 横浜市泉区

2009年11月23日 | Weblog

天王森泉公園にある泉館(旧清水製糸場本館)。
木造ですがガラス窓があることでずいぶん「文明開化」した印象を受けます。
案内リーフレットによると明治44年に建設されたとのこと。







この建物の裏に「湧水の森」があります。
ここにある「湧水のしくみ」の案内板はわかりやすい説明でした。
(設置後ほったらかしになっている感じではありますが)

下の写真で右端に写っている住宅群の一番左の建物が泉館。その後ろの丘の樹林が天王森泉公園。


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和風

2009年11月13日 | Weblog


和風の「和」は「倭人」「倭国」の「倭」なのだそうです。
とは言っても、和室とか和服という言葉から一気に「倭国」の時代を思い浮かべる人はあまりいないでしょう。
(和食→米→弥生時代という連想はあるかもしれません。)
網野義彦『日本の歴史をよみなおす』(筑摩書房,1991)にこんな記述があります。

(引用)p.6
現在の転換期によって、忘れ去られようとしている社会、いまや古くなって、
消滅しつつあるわれわれの原体験につながる社会はどこまでさかのぼれるかというと、
だいたい室町時代ぐらいまでさかのぼれるというのがこれまでの研究の常識になっています。
(引用おわり)

この写真の民家(茅ヶ崎市旧和田家)は現地案内板によると、幕末ころのものだそうです。
昭和60年(1985年)に茅ヶ崎市萩園(現在地から南西に3-4km)から移築されたとのこと。


この民家にかぎりませんが、
百年の風雪に耐えて今日まで残ってきた重みと、
その地の気候風土になじんだ美しさに敬愛を感じます。
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引地川

2009年11月08日 | 流末探訪

<引地川河口部>
引地川は他の河川に合流吸収されることなく
直接海にそそいでいます。
上流から川沿いをたどって、鵠沼橋まできて海の風景が開けます。
海の風景にはやはり、解放感を感じます。

地図上でおおまかに計測してみますと、水源から河口まで
約22kmです。
出発点は8月30日に書きました、大和市の「泉の森」の中。

<泉の森にある引地川水源部>

ちなみに泉の森の最北端、つまり引地川の谷地形を上り詰めたところは、
厚木街道が通っていて、普通の市街地です。
(それ以上何を期待できましょう)
また、泉の森、ふれあいの森を過ぎて相鉄線の高架をくぐると
ほどなく右岸は厚木基地となります。

<泉の森の北側を厚木街道><相鉄線を過ぎ、右岸(写真右側)に厚木基地>


ずっと下って新幹線の高架を過ぎると、右岸側の小道に長屋門の案内板がありました。
屋敷林のシラカシがきれいです。

<関水家長屋門。大和市福田>

さらに下って、
引地川沿川風景のハイライトと私が勝手に思った、権現庭の風景。
段丘下の水田、斜面林、段丘上の畑、寺社の風景がいいです。

<権現庭の水田と斜面林 藤沢市>


<丘に上がると畑の風景>


<荏原製作所の西側。ここ(左)を下ると大庭神社(下の写真)の南側にでる>


<大庭神社の鳥居>


こうして比べてみると、ずいぶん大きく成長したものです。

<引地川のはじまりとおわり>
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茅ヶ崎里山公園周辺

2009年11月03日 | 残ってほしい風景
神奈川県立茅ヶ崎里山公園もさることながら、
公園周辺の風景にすっかり惹かれてしまいました。

里山公園の北側を小出川が流れています。
慶応大学湘南藤沢キャンパスの南側あたりからずっと
川沿いに谷戸田の風景が続いています。

<藤沢市打戻 小出川流域>
 

下の写真の方向とは逆に谷戸を登ると里山公園に至ります。

<茅ヶ崎市芹沢 里山公園の隣接地>


里山公園の丘を越えて南側におりると駒寄川の谷戸です。
駒寄川の谷筋を走る道は「大岡越前通り」となっていました。
この道を行くときれいな草葺き屋根と寺のお堂らしき屋根が目に入ります。
寄ってみますと、民俗資料館と浄見寺でした。

<茅ヶ崎市堤>

浄見寺門前の標石には「大岡越前守菩提所」と書かれていました。

<茅ヶ崎市堤 奥の門は浄見寺、右の草葺き屋根は民俗資料館(旧和田家)>


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