失なわれゆく風景

多摩地区周辺の失われた風景。定点撮影。愚問愚答。

胡四王山 花巻市

2010年11月01日 | Weblog
地元の人以外で胡四王山と聞いてピンとくる人は、きっと宮沢賢治のファンでしょう。
新幹線の新花巻駅の近く、宮沢賢治記念館のある場所です。
下の写真は花巻の町の方(花巻神社の近く)から見た胡四王山です。
写真のだいたい真ん中の、頂上部がぼさぼさっとした山が胡四王山です。

<2009/09/21 撮影>
 ちなみに上の写真で
胡四王山の左方にある
左右均整のとれている山は
地図で調べると大森山という名前です。
 私はこの位置からのこの山の稜線を見て
正規分布の関数のグラフのようだと思いました。
 excellで作ったグラフを重ねてみました(ピンク色の曲線)。

同時にこの山を見ると賢治の水彩画(「日輪と山」と呼ばれている)を思い出します。
実際にこの山に太陽がかかる写真を撮っている方もいます。
たとえば、
ブログ「ぶたもおだてりゃ。。。」
http://hakkintonko.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-d3f8.html
や、ブログ「宮沢賢治の里より」
http://blog.goo.ne.jp/suzukikeimori/e/b270f47c255f925f2ec9e397a5c1cbaf
など・・・見事な写真です。


説明用に地図があったほうがわかりやすいので、現地案内版の地図に
数字を書き込みました(もちろん画像上での話です)。

<「胡四王山案内図 林野庁」現地案内版写真に加工>

南麓から胡四王山を見てみると

<2010/9/21撮影>
「ぼさぼさ頭」をふもとから見るとアカマツのようです。

<胡四王山のぼさぼさ頭。撮影場所は上の地図の「1」のあたり 2010/9/21撮影>

山に登って胡四王神社の社殿付近に行ってみます。
上の地図の「2」の地点です。

<2010/9/21撮影>

ぼさぼさ頭のように見えていたのはやっぱりアカマツの大木でした。

<胡四王神社社殿後ろのアカマツを見上げる 2010/9/21撮影>

胡四王神社付近からの眺めはいいです。
視界のいいときは岩手山や早池峰山が見えるということですが
この写真では残念ですが岩手山は見えていません。

大ざっぱに言うと、写真の中ほどの
左右の山並が切れて平らに見えているところが
北上川と支流の谷になります。

<胡四王山からの眺望 2010/9/21撮影>

下の写真の中央より右側に先ほどの大森山が見えています。
大森山の頂上の先の奥に早池峰山がくるはずですが、
こちらもはっきりと写ってないです。
大森山の手前のラインは新幹線の線路です。

<胡四王山からの眺望 2010/9/21撮影>

胡四王神社から北の方に山を下り

<胡四王山北麓 上の地図の「3」あたり 線路は釜石線 2009/9/23撮影>

胎内くぐりに行ってみました。

<胡四王山北麓の鳥居「岩谷不動尊」 2010/9/21撮影>

この鳥居をくぐって少し登ると「胎内くぐり」があります。
上の地図の「4」地点です。

下から見ると

<胡四王山 胎内くぐり 2010/9/21撮影>


最後に、もとに戻って上の地図の「1」付近(胡四王山の南麓)の風景です。





<上の三枚 2010/9/21撮影>

11/2 写真差し替え・追加、文章一部修正
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