失なわれゆく風景

多摩地区周辺の失われた風景。定点撮影。愚問愚答。

民家園探訪 青梅市旧宮崎家

2010年11月07日 | 民家園
青梅市内では旧宮崎家のほか、旧吉野家、旧稲葉家が公開されています。
いずれも屋内の写真撮影は可能で床上公開しています。
旧吉野家、旧稲葉家は後日に回して、
今回は旧宮崎家をとりあげます。

今回とりあげた
青梅市の位置図です。

 青色エリアが今回訪れた市(青梅市)
 みどり色のエリアは
このブログでこれまで取り上げた市。

印は
民家園のだいたいの位置です。
旧宮崎家の所在地:青梅市駒木町1-684


左の地図は
国土地理院の1:25000地形図をもとに
『カシミール3D』で標高別色分け、縮小し、
青梅線と新吹上トンネルの位置をなぞりました。
線路の位置は厳密に正確ではありませんので
目安ということで見てください。

●印は成木8-853付近です。
旧宮崎家の旧所在地は、
『青梅市の民家』
(青梅市教育委員会、昭和51年発行)
によると、青梅市成木8-855となっていますので
この近くではないかと思います。

印は旧宮崎家の現在の位置
(青梅市駒木町1-684、釜の淵緑地)です。
ここで、多摩川が大きく蛇行していて
川がどっちに流れているのか
わからなくなりそうです。

下の写真は釜の淵公園の柳淵橋からです。建物はかんぽの宿です。

<柳淵橋から 2010/11/06>

ガイドの人の話によると
昨年、移設から30年経って茅葺き屋根を吹き替えたとのことでした。
茅の調達は忍野八海や御殿場からという話でした。

<旧宮崎家住宅 黄葉は「カツラ」 2010/11/03>
物好きな話ですが、茅原を見るためだけの目的で忍野八海や御殿場のあたりに行ってみたくなりました。


下の写真は、
写真を撮るならこれ、とガイドの人に言われた
「押板(おしいた)」です。
写真の左半分、神棚の下の板の部分です。

<旧宮崎家住宅 2010/11/06>


それでは旧所在地付近に行ってみましょう。
私は自転車で、青梅市民会館の西の方から小曽木街道を北にあがり、
(上の地図で「青梅駅」の「青」の字がかかってるあたり)
黒沢2丁目の交差点で西に折れて成木街道に入って
新吹上トンネルを抜けて、
軍畑(いくさばた)に出るコースをとってみました。


下の写真は、新吹上トンネルを抜けて少し西に行ったところです。
この道はダンプカーが通ります。
私は以前、自転車走行中にダンプに追い越された拍子に転倒したことがあるので、
トンネル内や狭い道で、後ろから大型車が近づいてくるとかなり恐怖を感じます。

<成木8丁目 蜆沢院付近 2010/11/06>

下の写真は成木夕倉(ゆうぐら)地区です。
ずいぶん山奥に入った気がしましたが地図でみると標高は225mでした。

<成木夕倉地区 2010/11/06>


<成木8-853 上の写真と逆方向 2010/11/06>

ここの南側にあるのは石灰の採石場でしょうか。

<成木夕倉地区 2010/11/06>


<青梅線 軍畑駅付近の鉄橋 2010/11/06>


成木夕倉地区へは、宮崎家旧所在地探訪をしなければ、おそらく足を運ぶこともなかったと思います。
久しぶりで山道のサイクリング気分を味わいました。
(トンネルがあるので実際には思ってたほどきつい山道ではありませんでしたが。)



11/8 地図の一部に追加加工、文章一部追加修正




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