失なわれゆく風景

多摩地区周辺の失われた風景。定点撮影。愚問愚答。

世界の果て

2011年01月05日 | 記憶の中、夢の中

本年もよろしくお願いいたします。

<2011/01/01 世田谷区 次太夫堀公園民家園>

本年1回目は、「私の家の近所にある世界の果て」という話を。

私が、小学校にあがる前か小学校低学年ころの記憶です。
近所での遊びの行動範囲はだいたい決まっていて、
そこより先には行ったことがないという場所がありました。
あるいは親に「どこそこより先へ行ってはだめよ」
などと言われていたのかもしれません。
そこまでが自分の世界のすべてで、その先はまったく未知の世界でした。

はじめて「そこより先」に行ったのはいつだったのか覚えていませんが、
大きくなるにしたがって、自分の行動範囲も広がっていくと、
「そこより先」も普通の世界になっていきます。
地球は丸いのだと教わったのはいつだったのか、これも覚えていませんが、
(近所の「世界の果て」のレベルから、
地球は丸いというレベルまでは大変な飛躍のように思いますが、
別に違和感もなく受け入れたようです)
世界の果てなど考えることも無くなりました。
(宇宙の果てというのは依然として科学の大テーマだけれど)


こどもの頃に見た「私の世界の果て」の風景は、今ではもう変わっていますが、
今でもそこに行くと、「世界の果て」に来たような感覚が少し残っています。


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