失なわれゆく風景

多摩地区周辺の失われた風景。定点撮影。愚問愚答。

深見城跡 大和市

2011年09月19日 | 残ってほしい風景
私の手持ちの文庫版地図には
東名高速道路が神奈川県大和市で境川を越えるあたりに、
「深見歴史の森」という表示が出ています。
以前に境川自転車道を走ったときは横目で見ながら通り過ぎましたが、
今回(写真は2011/08/28と2011/09/11撮影)は境川自転車道からちょっと丘にあがって
そこに寄ってみました。

<深見城跡付近遠景 2011/09/11>

説明用にまず地図を示しておきます。
国土地理院の二万五千分の一地形図では「城ヶ岡」と表示されています。

<国土地理院発行1:25000地形図に加工>

上の地図で赤い丸印をつけたところは林と畑の中で十字路になっていて、
ここに「深見城跡」の解説板(大和市教育委員会)が設置されています。

<上記地図の赤丸印の地点>

この赤丸地点に向かう途中の写真を各方向ごとに並べてみます。

<上記地図の①方向。境川側から登ります。すこし暗いです。>

<上記地図の②方向。集落を抜けて畑に出ます>

<上記地図の③方向。集落を抜けて畑に出ます>

<上記地図の④。国道246号から入って浄化センターの横を進みます>



<境川の段丘の上 2011/09/11>

そんなに広い場所ではなかったですが、奥めいた感じが少しありました。

<畑と樹林の中です 2011/09/11>
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横浜市泉区 下飯田

2011年08月30日 | 残ってほしい風景

<2011/08/28 境川左岸にある美濃口家前の水路>

<2009/12/20 同上所遠景 冬>

<2011/08/28 同上所遠景 夏>
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高麗川~高麗

2011年07月17日 | 残ってほしい風景
八高線の高麗川駅から西武線の高麗駅まで歩きました。
距離は約7km、時間は3時間40分くらいでした(見学や食事の時間もふくめて)。
以下の写真はすべて2011/07/17撮影です。

<JR八高線高麗川駅前> 歩きはじめ9:50頃


<高麗神社>最初に高麗神社を目指しました。思っていたよりは大きな神社でした。
背後の山と一体になっている感じがいいです。


<高麗家住宅>高麗神社と隣接している高麗家住宅。この日は建物内への立ち入り禁止になっていました。


高麗神社から小道を通って、聖天院へ向かいます。

<聖天院>本堂は結構遠くからも見えていました。

<聖天院>中門から先に参拝するには参拝料300円です。
本堂前からの眺めが美しいので充分その価値ありだと思います。

聖天院を出て高麗川を渡り巾着田に向かいます。


<高麗川 あいあい橋から>こどもたちが水に飛び込む音がどぼんどぼんと聞こえていました。


<巾着田 あいあい橋付近から南西方向>全面に広がる田んぼの風景を期待していたので、
ここからの眺めは正直期待はずれでした。


曼珠沙華の季節にまた来てみたいです。


川に沿ってぐるっと進んでみます。奥の山は日和田山




やはり田んぼの風景がなくては。


高麗駅に向かう途中にある水天の碑。解説板によると、
「水天の碑は、天保年代(1830-1844)に繰り返された干魃、大洪水などの天災や水難事故を鎮めるために、
台村の人々が建立したものである。」とあります。
(この解説板の全体の記述にはすこし腑に落ちないところがあるのですが、後日の課題としておきます)
このブログで以前に飢饉供養碑についてちょっと触れたことがあります。
この水天の碑は名前からして主として雨(水害)や川に対するもののようですので、
飢饉の死者供養が直接の目的というわけではなさそうですが、
武蔵国近辺で、多少なりとも飢饉と関係のある碑を見るのははじめてです。



<西武池袋線高麗駅>13:40頃到着。



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似ている風景

2011年05月01日 | 残ってほしい風景
あきる野市小川から秋川沿いを上流に向かって引田まで行ってみました。
およその位置は下の地図を参考にして下さい。

<あきる野市雨間 南秋留小付近2011/04/24>

川沿いに行くもよし

<あきる野市 2011/02/26>
段丘に登ってみるもよし

<あきる野市 2011/04/24>

このあたりの風景、地形が似ているからでしょう、
私の中では羽村市の羽加美のあたりとイメージがだぶります。
並べてみます。

<あきる野市雨間 秋川の上流方向を2011/04/24>

<羽村市羽中 チューリップまつりの会場 2011/04/24>

引田には段丘の下に真照寺があり

<あきる野市引田 真照寺 2011/04/24>
羽加美には同じく一峯院があり

<羽村市羽加美 一峯院 2011/04/17>
真照寺門前の道が秋川の方向伸びています。

<あきる野市引田 真照寺前 2011/04/24>
一峯院門前の道が多摩川の方向に伸びています。

<羽村市羽加美 一峯院前 2011/04/17>

<あきる野市引田 真照寺 2011/04/24>

<羽村市羽加美 一峯院 2011/04/17>

<羽村市羽加美 一峯院付近 2010/04/25>


秋川の北を流れる平井川と、

<あきる野市菅生 平井川 2011/04/24>
多摩川の北を流れる霞川

<青梅市木野下 霞川 2010/12/23>
平井川と霞川は後日別個に取り上げます。


<国土地理院1:25000地形図を「カシミール3D」で加工縮小して使用>

(おしまい)
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町田市立 野津田公園 すすき草地

2010年01月10日 | 残ってほしい風景
野津田公園*1にある「すすき草地」

すっかり冬枯れの景観です

<この木はさくら>
この木も葉を全部落としていますが

<こちらのいちばん大きい木はイヌシデ>

<イヌシデの芽>
来春の新芽は夏にはもうできている*2というのですから樹木たちは用意周到です。


*1野津田公園の地図は「スポーツパークパートナーズまちだ」さんのページ
http://nozuta-park.com/map.htmlなどをご参照ください
「野津田・雑木林の会」さんのページhttp://www.nozuta.net/framepage1.html
 の「写真集」は行事の雰囲気が伝わってきて楽しいです。

*2 久居宣夫『自然観察のガイド』(朝倉書店,1987,p94)
(引用)「ふつう木の芽は落葉・常緑樹とも、夏にはもう葉のつけ根の部分にできている.」(引用おわり)
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境川 西俣野・東俣野

2009年12月30日 | 残ってほしい風景
境川沿いで一番広く田園景観が残っているのは藤沢市西俣野、
横浜市東俣野あたりはではないでしょうか。

<藤沢市西俣野>

<横浜市東俣野 東西橋付近>

<右岸の丘陵上から東(横浜市側)方向 東西橋の下流あたり>

ここに行く一つの道として、
小田急江ノ島線の善行駅を降りて東に向かい
立石神社のあたりを目指して行きますと境川の立石橋に出ます。

<「立石」の信号付近から北方向>

立石橋から上流に向かうと、横浜水道の橋が架かっています。

<横浜水道>

横浜水道を過ぎ上流側に水田と斜面林が続きます。

<横浜水道の北側の風景>

斜面林は藤沢市の「境川緑地保全地区」になっているようです。
(現地にある「境川沿い緑地鳥獣保護区」の表示板を載せておきます。
確かめていませんが、緑地保全地区とだいたい重なっているのでは)


川沿いには境川自転車道(藤沢大和自転車道)が通っています。

<境川左岸から上流方向を。自転車道は対岸側(右岸側)です>

私が訪れたときは自動車の音もあまりなく
谷がすっぽりと静けさにつつまれているような良い感じでした。
(ただ、自転車道は自転車が高速で通ったりしますので要注意です。
 それに現実は美しいものばかりではありませんけれど)

先ほどの「立石」の信号からハケ沿いに行ってみます。




柑橘系のさわやかな香りがほのかにしてくるところがありました。
(11月中旬から12月中旬ころのことです)
何のにおいだろうと思っていたところ
カラスザンショウの実が落ちていてたいへんいいにおいでした。

<写真は藤沢市今田にて>
これを拾って家に持ち帰り部屋に置いています。
1週間以上経っていますが、まだいい香りが漂っています。
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宇都母知神社周辺 藤沢市打戻

2009年12月06日 | 残ってほしい風景

このあたりからの富士山は、なかなかのものです。
交差点名にある「宇都母知神社」はローマ字表記を見ると(うつもち)と読むようです。
地名の「打戻」(うちもどり)もここからきているのでしょう。

<宇都母知神社御神木のシイの木>

神社は高台にあります。神社周辺から下の集落越しに望む富士山もきれいです。




神社から南の方に少し移動しますと、小出川沿いの水田風景も見えてきます。

<送電線の列のあるところが小出川の左岸>

高台を下った谷戸の水田風景。
この風景、いろいろうるさいものも写っているのですが、なぜか惹かれました。
南向きなのでもうすこし朝早く来てみるか。



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茅ヶ崎里山公園周辺

2009年11月03日 | 残ってほしい風景
神奈川県立茅ヶ崎里山公園もさることながら、
公園周辺の風景にすっかり惹かれてしまいました。

里山公園の北側を小出川が流れています。
慶応大学湘南藤沢キャンパスの南側あたりからずっと
川沿いに谷戸田の風景が続いています。

<藤沢市打戻 小出川流域>
 

下の写真の方向とは逆に谷戸を登ると里山公園に至ります。

<茅ヶ崎市芹沢 里山公園の隣接地>


里山公園の丘を越えて南側におりると駒寄川の谷戸です。
駒寄川の谷筋を走る道は「大岡越前通り」となっていました。
この道を行くときれいな草葺き屋根と寺のお堂らしき屋根が目に入ります。
寄ってみますと、民俗資料館と浄見寺でした。

<茅ヶ崎市堤>

浄見寺門前の標石には「大岡越前守菩提所」と書かれていました。

<茅ヶ崎市堤 奥の門は浄見寺、右の草葺き屋根は民俗資料館(旧和田家)>


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夏休み色

2009年07月26日 | 残ってほしい風景
夏の一日、
町田市の小野路、図師、小山田緑地(山中分園、大久保分園)、鶴見川泉のひろば、
のあたりをうろついてみました。


町田市図師町


小山田緑地山中分園、山中の集落を望む。奥にうっすら丹沢の山々


小山田緑地大久保分園、トンボ池の北西側


町田市上小山田、ホオノキ


町田市小野路町、布田道


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谷戸田ワンダーランド

2009年06月20日 | 残ってほしい風景

にぎやかな田植えの行事とはかわって、こちらは谷戸田一枚を一人で。




先日地図を見ておりました。
よく行く場所ですが、
まだ一度も通ったことのない道がありました。
無性に行ってみたくなりました。

雑木林のいつもの道と違う道を行き


ささ藪を抜け


畑の横を通りすぎると
明るくなって
谷戸の風景が展開しました

一瞬ですが、小学校の遠足の日当日のような気分になりました


もうひとつ別の谷戸を登ってみます



昔は谷のもっと上流側まで田んぼだったんでしょう



登ってきた道を振り返って

こんな場所がまだ残されていることに感謝。

おしまい


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