ゆめと私の台湾日記

2010年から本格的始めた不妊治療の末、妊娠、昨年11月に出産しました。只今、3人での生活満喫中です。

今年はどうなる?墓参り

2011-03-09 | 家族
台湾では4月5日が清明節という日本のお彼岸のような日。
つまりはお墓参りをする日なのだけれど。
うちは今時台北では珍しい大家族。
現在すんでいるマンションの8割が親戚、
ご近所の5割ぐらいは何らかの親戚関係にあるという恐ろしい、いや、すごい所
どうやらおじいさんのおじいさん(どんだけ~~)はこの辺りの大地主であったとのこと。
そこから辿るに、
阿偉のおじいさんのお父さんが3人兄弟(恐らく女の人は数に入っていない)
おじいさんも8人兄弟。
そこから派生すること色々・・・。
計算するとえらい数になるみたい。

ここまでえらい人数になると大変なので
おじいさんの兄弟8人のうちで持ち回り、墓参りの手配をすることになっている。
すでに当の8人兄弟のみなさんもお墓の中…なのだけれど。
要は8家交代で墓参りの日にちを決め、
各家庭に連絡し当日の交通手段となるバスを手配したり、
お供え物、飲み物等の準備をしたりするわけ。
うちは去年それにあたり、バス会社から見積もりとったりしたっけ。

結婚して5年。
毎年、朝はそのチャーターバスでうちから40分ぐらいの所にあるおじいさんのおじいさんにあたる人の墓参りへ行かされ
午後からは車で10分ぐらいのところにあるおじいさんとおばあさんのお墓へ行くことになっている
まだうちはおじいさんとおばあさんが同じお墓に
しかも比較的交通の便のよい所に入ってくれているからいいものの、
台湾では夫婦で同じお墓に入るとは限らないうえ、
お金もちに限って風水などにこだわって車も入れないような不便な場所にお墓があることも少なくないので
うちによってはあっちこっち駈けずり回る所も少なくない。
全く、お墓に入るのも墓参りのことを考えて入ってもらいたいもの

で、その墓参りの日程が最近発表され3月26日になった。
それはおおよそ見当がついていたからなんのことはないのだけれど
問題はその後。
阿偉が帰宅後、突然
「今年はバスで行く方へは行かなくていいんだって。」

今まで家族代表?として毎年墓参りへ強制連行されていたのに…。
「今年は弟夫婦に行かせるんだって」

よくよく聞いてみると
事の発端は奥さんの結婚式にあったらしい。

もともと弟はバツイチだったうえ、
奥さんとは9歳もの年の開きがあったので
あちらのお父さんがあまり賛成ではなく、結婚の条件が
 1,必ず親戚一同に結婚したことを知らせること。
 2,結納金を払うこと。
の二つだった。
もともとお義母さんはそれほど派手に披露宴をするつもりはなかったらしいのだけれど
親戚を台北から台南へ総動員させて披露宴をする羽目に…

そんなこともあってお義母さんは
親戚一同が集まるイベントには嫁として出席するのが当たり前…
ということらしい。
怖いわ~~
別に弟のお嫁さん本人はごく普通の女の子なんだけどね。
どうやらお父さんの言うことには口ごたえできない子らしい。
つくづく、うちは結婚式のときに
何の要求もださなくてよかったわ…
弟夫婦は台南に住んでいるからいいけど
うちは近所だから逃げるわけにもいかないもんね…
このまま、何事もなく墓参りが済めばよいのだけど…

移植後3日目

2011-03-07 | 体外受精
移植の次の日の朝、トイレに目覚めてふと気がつくと
昨日まで前日まで結構はっていたお腹がものすご~~く小さくなってた
え?ってことはさっきので全部トイレに流れたってこと
あまりの差に思わず寝ていた阿偉をたたき起こして確認。
阿偉もその差にすごくびっくりしてみたい。
大丈夫かな~~?
今の所、そのほかは左の足の付け根に近いところに時々違和感があるくらいで
全く何の変化もなし。

最近出産された(自然妊娠)お知り合いの奥様いわく、
「1ヶ月目からそりゃあ、ひどいつわりだったよ~~」とのこと。
でも食欲も以前とは変わらず。  ま、まだ何日もたってないから当然だけど。
本当に大丈夫かな~。
他の人の不妊治療ブログを見たら、
移植後も注射をしに病院へ行ってました~とか
色々薬を処方されました~とか書いてあるのに・・・
私は黄体ホルモンだけ。

   

採卵までの間怒涛のように病院へ通っていたので
突然来なくていいと言われるととっても不安になるわ
こんなとき、健康だといわれると不満に思うお年寄りの気持ちがわかるような気がする・・・

家で何もしていないと不安になるので
久々にベランダで花の手入れをしているとうちにも春を発見

   

フリージアって日本では何でもない花なんだけど台湾ではあんまり見かけないよね。
あっても結構なお値段がしたり、おいおい・・・って感じに汚かったりするし。
小さいけど、日持ちもするしいいにおいがするから大好きなんだけどな。
これからしばらくはベランダも部屋の中もいいにおいになりそう

移植

2011-03-05 | 体外受精
前日に病院から11時半に移植開始するので11時に受付に来るように確認の電話
なので10時ごろ家を出て予定どおり、11時少し前に到着。
お昼ごはんってどうしよう・・・?とかちょっと迷ったけど
やっぱり先に食べるほどお腹もすいてなかったのでパンと飲み物を買って受付へ。

この間と全く同じ注意事項を説明され、3階の手術室の受付へ。
11時15分ぐらいだったので十分間に合うよね…とか思っていたら
手術室はすごく忙しいらしく結構な混み具合。
受付へ書類を渡すと人が呼びに来るのでしばらく待っていてください、と言われたのだけど。
待てど暮らせど誰も呼びに来ない・・・
時計をみるとすでに11時半をまわっていて
ものすごく不安になってきた。
本当に大丈夫なのかな~?
ひょっとして聞き間違った・・・?

11時40分ぐらいになってやっと看護婦さんが呼びに来てくれた・・・。
おいおい・・・
その後はこの間と全く同じ。
手術服に着替えて同じ書類にサインして…
結局、することは同じなのね。

準備も終わり手術室の中へ入るとさすがに緊張・・・
と、後ろから楊医師が入ってきてモニターを見ながら
「とってもいい感じだよ~。あ、これなんかしっぽが生えてる
しっぽ?
モニターを見ると確かにこの間見せてもらった細胞分裂の写真みたいなものとは違い
卵っちからしっぽみたいなものが出ていた。

 
 
・・・このしっぽみたいなのは何?と聞くと
「ほら、カエルの卵も孵化するときしっぽで殻を破ってでてくるでしょ~。それと同じだよ」
・・・うう~~ん。わかったようなわからないような・・・
「ここまで成長してたら大丈夫。問題ないよ。」
・・・とりあえず、いいってことなんだろうな。
うん、ここはポジティブに。

診察台に乗って色んな機材の高さを動かしたりして準備が終わったところで
魏医師登場
「いい感じまで成長してるからねがんばってエクササイズすれば双子は確実よ
すぐに部屋が暗くなりものの数分で終了。
予行演習のときのような不快感も痛みもなく、
えっ?これで終わり?みたいな感じ。
先生、さすが
「うちへ帰ったらいつもどおり、食生活と運動、がんばって
と言い残すと先生は急いで出て行った
忙しいひとだな~~

その後は移動用のベッドに移りしばしの休息。
お昼寝するのもよかったけど
隣の人の声がうるさくて寝てもいられなかったので
持参した本を見たり、お昼ごはんを食べたりして過ごした。
よかった、本、持って行ってて。
4時間って結構長いもんね。
でも思ったよりなんでもなかったかな。

書類を見て知ったのだけれど
2日前は4個返す予定と聞いていたけれど
結局2個を戻したみたい。
どうやらこの間の4個を培養して残ったのがこの2個だったらしい。
ここまで生存競争に勝ってきた卵っちだもん、大丈夫だよね。
次回病院へは3月12日、つまりは判定日。
神様来週の週末、泣かずに過ごせますように…

ちょっと一息・・・

2011-03-03 | 日記
ここ2日、採卵後の子宮の重いような不快感は一日過ぎるごとに軽くなってるみたい
今日に至ってはお腹を圧迫しない限り痛むことはなくなったよう。
とりあえず、よかった

ただ、今の悩みは2つ…。
一つ目は口の中の口内炎。
どうやら採卵の日、麻酔で寝ている間に口の中を噛んでいたみたい・・・
元々口内炎ができやすい体質でよくできるのだけれど
寝ている間はよっぽどしっかりと噛んでいたみたいで大きいのが上下合わせて4つ…。
薬は塗っているけど
当分の間は治らなさそう…

二つ目は腹痛。
前にも書いたように多少の張りはあるものの、
採卵後のような痛みもなく普通の生活には全く支障がないのだけれど。
朝、腸が収縮活動を始めた時・・・つまりは…朝の○○をする前… 
5分くらいお腹が強烈に痛い・・・
決して便秘ではないのだけれど
腸と子宮がお腹の中でケンカしているみたい。
もうちょっと大人しく収縮できないのかしら・・・

でも、今の所大きな問題もなく明日の移植を迎えられそう。
…で、今日は3月3日
日本ではひな祭り
気分もよくなったし、久しぶりに夜ご飯はちらし寿司

  

阿偉が紅生姜を食べないので彩りがちょっと寂しいけど。
でも、後で海老でも足すかな…。

昨日の夜、
「3月3日はひな祭りだからお祝いしないとね
というと阿偉が一言。
「あれは女の子のお祝いでしょ?あなた、もう女の子じゃないよヒトヅマでしょ
…そうですよ人妻ですよ。それが何か
ひな祭りに年齢制限も既婚、未婚の制限もないもんね~。
ふんっっ
…っていうか、そんな日本語どこで覚えてきたんだ

えっ、え~~っ!?

2011-03-02 | 体外受精
今日こそは遅刻しないよう昨日の指示通り、11時に病院へ。
生殖医学中心にて書類をうけとり、移植後の生活について簡単な説明をうけた。

簡単な注意事項としては
 ①移植後4時間、休息を取ったあと帰宅後はもとの生活を送ること。
 ②移植後は重いものをもったりしないように。
 ③移植後も毎日30分、汗をかく程度の運動は続けること。
 ④もし普通の生活で息苦しくなったり、吐き気、異常なお腹の張りが起こった場合はOHSSが疑われるので生殖医学中心か救急で診察を受けること。

他にも注意事項の紙にはいくつか書いてあったけど
看護婦さんが念を押して確認されたのはこの4点。
特に③についてはくれぐれもサボらないようにとのこと。
…はいはい…
本日の移植は魏医師。
よかった…

その後、3階にて受付を済ませ採卵の時と同じよう
美容中心の前の待合室で待っていると程なく中へ…。
とうとうだ…。
今回は前回とは違い、麻酔しないので下半身のみ服を脱いで手術服に。
中になにも着ていないと落ち着かないわ…
手術室の中には前の患者さんがまだいるらしく書類の確認等を済ませた後
外のソファーで待っていた。
阿偉の仕事が忙しく、今日は午後にしか来られないので一人いたこともあり、
ちょっと不安だったのだけど、みんなが通りすがりに声をかけてくれてちょっぴり安心…

先生が前の患者さんの移植を終えたらしく中から出てきたのでそろそろだ…と思っていた矢先…
私を見た先生がちょっとびっくりした顔になった。
????
気のせいかしら?
「ちょっとカルテ出して
????
どう???
「なんで今日、彼女の移植が入ってるの

どういうことかしら?
他の看護婦さんも先生の声に驚いたようで今まで開いていた手術室へのドアが急いで閉められた。

先生:「彼女はD5に移植する予定だったでしょ
…ドア閉めてもやっぱり聞こえてるし…
看護婦:「卵胞の分割状況を見て…」
先生 :「状況を見てってこういうときは医者に相談するものでしょ。
     彼女は採卵前の血液検査でE2の値が4000を超えてたのよ
     そんな状態で移植したら妊娠するものもしなくなるでしょ
…E2って卵胞ホルモンだよね?そんなに高かったんだ…

その後、中で数分のやり取りがあって…先生が看護婦さんを叱ってただけだけど…
魏医師が私を中へ招きいれ手術室にあったモニターを見せてくれた。
「これが今、あなたの受精卵よ。きれいに分割してるでしょ?」
「卵胞の状態はとってもいいの。
 でもここ何回かの血液検査の結果でE2の値がちょっと高いので
 今のままでは危険だから金曜日まで待ちましょう
…卵胞はこのまま金曜日まで置いていても大丈夫?
不安になって聞くと
「もちろん。ただ、今のまま移植してもOHSSになる可能性が非常に高いのであとちょっと様子を見ましょう」
そうなんだ…。
「あなたの子宮の状態はとってもいいのよ。
 一回で成功させたいものね。じゃあ、悪いけど金曜日にまた来て。
 この2日間は引き続き運動してね
…先生にそういってもらえるととても心強いけど…
とどのつまりはやっぱり運動なのね…

若干引きながら、そそくさと帰り支度。
帰る際は看護婦さんたちがとっても平謝りだったので
とてもじゃないけど責める気にはなれず…。
仕方ないか…と帰ってきた。

ま、考えても仕方ないのでこの2日、高たんぱく質を充分に取って
運動するか…
・・・にしても何か気が抜けちゃったわ・・・