ゆめと私の台湾日記

2010年から本格的始めた不妊治療の末、妊娠、昨年11月に出産しました。只今、3人での生活満喫中です。

台湾のお役所~出生届~

2011-12-14 | 出産
あっと言う間に3週間が経とうとしていますが…
少し前に阿偉が台湾の役所へ出生届を出しに行ってくれました。
私は新北市に住んでいるため、今年生まれた子供には一人あたり20000NTDの一時金がいただけるそうです。
こんな時、いくらでももらえるものはうれしいものです。
来年はどうなるかわからないそうですが…。

それはさておき、その出生届けがもう少しで受理してもらえなくなるところだったらしいのです。
というのは、結婚当時、台湾の法律が改正され、
外国人は結婚時に中国名をつけることになっており、
当時、名前を変えたくなかった私は「冠夫姓」という手をとりました。
つまりは自分の名前の前に阿偉の姓をつけるというもの。
台湾の少し年配の人達の中には時々見られます。
簡単にいうと陳さんと李さんという奥さんが結婚した場合、
陳李~という名前になる、というヤツです。
ですが、これは台湾の戸籍上に記載される名前。
もちろん、私のパスポートや居留証には記載されません。

ところが
今回はそれがネックになってしまったよう。
というのも、病院が発行する出生証明は居留証にそって身分証の記載がなされているので
戸籍に記載されている名前とは違っていたので
区役所が受理できないとのこと。
しかも、病院へ出生証明の名前を書き換えてもらえとの無理難題
でもこれってすごい矛盾を感じるのだけれど…
…よくあるのよねえ・・・台湾の役所の無理難題。
だって、もし出生証明の母親の名前を書き換える=居留証の名前の変更…となり
莫大な時間が必要になってしまいます。

でも、そこは台湾。
あまりの無理難題に阿偉が区役所の窓口で責任者を呼んで
このままでは出生届けが出せないこと、更には居留証の名前の記載は移民局の管轄であり
私達でどうにもなるものではないので
どうすればいいのか具体的な解決方法を教えてくれとキレると
何とかなった…ようです。
要は台湾ではキレたもん勝ち…みたいです

これから出生届けを出される方、または役所で無理難題を突きつけられた方。
責任者を呼んで(下っ端はダメですよ)クレームをつけてみれば
解決するかも…です。
あんまり気は進まないんですけどね…

臨月から出産Ⅲ~回想~

2011-12-08 | 出産
11月17日続き

分娩室へ着くと別の看護婦さんが手馴れた感じで準備を勧めていたのだけれど…
正直、周りを観察する余裕はなく…
ただ、阿偉が入ってきて
「お母さんに電話しといたほうがいいかな~~?」
なんて当時の私にはどうでもいい話をするので(当時私は陣痛でそれどころではなかったの…
たまたま内診をしに入ってきた看護婦さんが
「まだ電話しなくても大丈夫よ破水しても24時間以内に出産すればいいんだから…」
おかげで阿偉はどうしてよいか困っている様子。
仕方がないので
「じゃあ、お義母さんには破水したことだけ話せば?」なんて適当に流すと
先ほどの看護婦さんが突然大きな声で
「すぐ生まれます
へっ
今、まだ早いって言ったよね?
しかも、あなたが言ったよね?

何がなんだかわからないまま、先ほどの看護婦さんは外は飛び出し
私と母が置き去りに…
よかった、お母さんがそばにいてくれて…
本当に親のありがたさがわかった瞬間です…

しばらくして曾医師が息をきらせて到着し、
それと同時に分娩室へ。
曾医師が足元で
「もうちょっと待ってね~。まだ服が着れてないから~。力まないで~」
ゆったりした声で話をしてくれていたけれど
下半身と頭は全く別物で
とりあえず、事前の指導で言われていた息を吐くことだけに集中。
その後すぐに着替えた阿偉も入ってきて
5分もしないうちに出産しました…

後から聞いたところ、
私達が病院へ電話したあと、それほど早く病院へ来るとは思わず
曾医師はシャワーを浴びに自宅へ帰っていたところだったそうです…。
出産後の処置をしながら
「次はもうちょっと早くこないと車の中で出産することになるかもねえ~」
…電話したときは病院へ来るなと言われたんですけど…
曾医師も笑いながら
「今日の検診では全くそんな兆候がなかったのにねえ…。」
…よっぽど曾医師に取り上げてもらいたくて急いで出てきたのかも…
「そうだねえ。よっぽど私に休ませたくなかったのねえ
冗談のようだけれど
でもわざわざ曾医師が帰国される日ぎりぎりになってでてきたこの子はよっぽど曾医師が好きなのかもしれません。
きちんと感謝しないとねえ…

その後、正午の飛行機にも関わらず、曾医師は9時ごろ再度病室へ回診に来てくださいました。
なんやかんやと午前2時ごろまで仕事されていたのに本当にご苦労様です。
おかげで無事出産することができました。
本当に心から感謝です

臨月から出産までⅡ~回想~

2011-12-05 | 出産
11月17日。

前回で健康保険カバーの検診が終わったので
今回から一般健康保険扱いの検診に。

本日夜の検診でもNST検査があったのだけれど
目だった子宮の収縮は見られず。
更に食事前の時間だったせいもあり胎動も少なかったみたい。
途中で看護婦さんがデータをみて
「ちょっとガマンしてね~
と言うが早いか、お腹を思い切り揺さぶって胎動を誘発?していました…
その力があまりに強くて
ベッドまで揺れていたので見ていたうちの母は目玉が飛び出すぐらいびっくり
…もうちょっとやさしくしてほしいわ…

NST検査のあと曾医師の外来へ行くと
「うう~~ん。子宮の収縮がほとんどないねえ…
 今の状態と第一子なことを考えると出産は少し遅れるかも…。私が来週台湾に帰ってくるまで出て来ない可能性が大きいねえ…」とのお話。
ま、それなら、それもいいかもしれないと思い、その日はそのまま帰宅
とりあえず、近日中には出てこないってことかな~~?

ところが
家に帰って7時ごろに夕食を食べてると
なんとなくお腹がグルグルして変な感じに…。
でも、トイレに行ってもなんともなく、本当に数十秒で終わったので
お腹の調子が悪いのかな…?なんて思っていました。

その後も特に何の変調もなかったのですが…
夜の9時近くになってまたもやお腹がおかしくなって…
なんとなく調子が悪いようなお腹の痛さ。
もしや…?とか思って時間を計ってみるとなんとなく定期的にお腹の痛さが起こっている感じ
母に
「何となくお腹の痛みがあって、陣痛かも…」
と伝えると、横にいた阿偉は…とびっくりしていたのだけれど、さすがはうちの母
「じゃあ、先に早めにお風呂に入ってきたら?」
とのことでお風呂に入ることに。
今考えると、それが逆によかったのかも…。
でも、こんなときでも
「次はいつお風呂に入れるかわからないから…」
という理由でお風呂を勧めた母は恐るべしです…

その後は展開がとても速くて
11時近くまでは痛みの合間に話をすることもできていたのだけれど
11時ごろからは痛くて痛くてとても話ができる状態ではなくなったので
とりあえず、病院へ電話して2~3分間隔で痛みがきていることを連絡すると
「2~3分間隔ならまだ早いので痛みが断続して続くまでは家で我慢してください」との話。
…そんなもんなのね…
ところが、10分も経たないうちに痛みが絶え間なく襲ってきたので
急いで病院へ
でも運の悪いことに途中の路で夜間の道路工事があって
路の悪いこと
今考えれば車の中が一番辛かったわ…

本などで陣痛が始まってから初産婦は10~13時間ぐらいと聞いていたので
次の日の朝早くかしら?なんて思っていたのだけれど
あまりの痛さにこのまま朝まで続いたらどうしよう・・・なんて考えながら
病院へ着くころには何となくお腹の中で何かが勢いよく下りてくる感じに。
救急入り口でベッドに寝かされ産婦人科に直行する途中、お腹の中で大きな風船が割れるような感じがして破水
母には日本語で破水したことを伝え、
ついでに中国語で破水したと言ったのですが、
阿偉はあまりの展開の速さにあたふたとしていて
さらに、ストレッチャーを押していた看護婦さんは落ち着きすぎて全く私の声は聞こえておらず…
おもわず「破水了」と叫ぶ始末…
そこでやっとのことで看護婦さんの動作がスピーディになりました。

                                       ~回想Ⅲへ続く~~

臨月から出産まで~回想~

2011-12-05 | 出産
11月10日

昼間、曾医師より電話があり
ビザの切り替えで18日午後から香港へ帰らなければならないので
もし必要ならそれまでに陣痛促進剤で早めに出産することも考えてもらえないか、とのお話。
急な話で少しびっくりしたのだけれど
とりあえずは夜の検診の結果をみてから話をすることに。
電話をもらってからうちで母と話をしていると
うちの母も意外と軽く
「もし先生が産んでも大丈夫って言ってくれるなら
ちょうど週末だし、早めに産んでもいいんじゃない?」との言葉。
…お母さん、あのねえ…
思いもよらず、うちの母は柔軟?なことに気づきました…

夜の検診でNST検査をうけたところ
胎盤の石灰化もみられず、めだった子宮の収縮も全く見られず…
曾医師いわく、
羊水にも余裕があるのでおそらく近日中には出産はないだろう、とのこと。
初産ということも考慮に入れ、自然な形での出産を待つことに…

いつになったら出てきてくれるのかな~~?
なんとなく心配と期待が入り混じったような不思議な感じ。
本には出産が近くなると仮性陣痛が起こったり頻繁にお腹が硬くなったりする、なんて書いてあったけど
全くそんな気配はなく…
意外にのんびり屋さんなのかな~~
とりあえず、お腹には
「急がなくていいよ~~でも一番いいのは週末に出てきてね~~」
なんて都合のいいことを言い聞かせています


出産しました!!

2011-11-28 | 出産
ブログにアップしよう、しようと思いながらも早10日…
おかげさまで11月18日、きっちり予定日に出産いたしました
体重2890g、身長51cmの女の子です。
新米ママの私は毎日この小さな恐竜サンに振り回されていますが
母の手伝いや阿偉のおかげでなんとか毎日過ぎていっています。
寝不足でフラフラなときも多々ありますが、
寝顔を見ていると癒される毎日です

こちらのことなんておかまいなしに泣いたり怒ったりしてくれますが、
夫婦2人だけのときとは比べ物にならないくらい賑やかで
いてくれるだけでかけがえのない存在です。
これからやさしい子に育ってくれるよう
優芽(ゆめ)と名前をつけました。
この子がこれからどんな子に育ってくれるかがとてもとても楽しみです。
まだまだ不慣れで振り回される日が続くとは思いますが
忘れないうちに出産のこともアップしておきたいと思います。
でも、とりあえず、今日はこのくらいで…

    

眠ってくれているうちは天使なんですがねえ…
泣くとおじいちゃんのような顔になって恐竜のようになっています…