ゆめと私の台湾日記

2010年から本格的始めた不妊治療の末、妊娠、昨年11月に出産しました。只今、3人での生活満喫中です。

ちょっと真面目に・・・病院選びについて

2011-04-04 | 体外受精
最近、やっぱり台安医院が一番いい病院なの?と聞かれることがあります。
でも、その病院がいいかどうか一概に判断するのは難しいと思います。
確かに、台安医院は設備も環境も整っていてとてもいいと思います。
しかも日本語のサービスがあるので
語学に自信がなくても心強い後押しもあります。
でも人によっては病院へ行く道のりが遠かったりするとそれも大きな負担になります。
しかも台北には不妊治療で有名な病院がいくつかあるので
どこへ行けばいいだろう?という人たちのために
私の経験と独断からいくつかアドバイスを書いておきたいと思います。

まず一つ目に交通の便です
不妊治療は長丁場になることが多いのでいくら病院がよくても
交通の便が悪かったり往復に長時間かかるとそれが負担になります。
台安医院ではかなりの確立で診察にご夫婦で来られている姿を見かけましたが、
ご主人だって仕事でどうしても付き添えないこともでてくると思います。
そんな時、一人でも行ける病院というのはとても大切ではないでしょうか?

二つ目に365日診察してくれる病院かどうかです。
もちろん、主治医も人間なので休診や休暇があります。
病院によっては土日が休みの病院もあります。
そんなときにどうやってフォローをしてくれるのか、ということです。
「生理が始まって○日以内に来てください」と言われて
主治医がいなくて対応ができなかった、というのでは時間を無駄にしてしまうことにもなりかねません。
その点、台安医院の生殖医学中心では365日休みがなかったので
主治医がいなくても別の先生に診てもらうことができましたし、
長庚医院ではカウンセラーが医師に連絡をとってくれ、指示を仰いでくれたので
両医院とも安心は安心でした。

そして3つ目は医師との相性です。
台湾の人はとってもシビアで結果がすべてという人が多くて
「名医」とか「権威」という二文字に弱くて
「名医」とか「権威」と聞けばいい医者だ、という話をよく聞きますが。
でも実際、私達が初めて行った病院は不妊治療の「権威」がいると紹介されたのですが
ろくに診察もきちんとした説明もせず
薬を処方する医師でした。
いくら不妊治療で成功した確率が高くても
患者ときちんと向き合ってくれない医師はよくないと思います。
長庚医院の謝医師は若い先生だったのでお義母さんは「信用できない」と不満だったようですが
治療方針についてきちんと相談にのってくれたし
こちらの疑問にもきちんと答えてくれたので私にとっては「名医」と紹介された医師よりずっといい先生だったと思います。
それに人によっては「やさしい先生がいい」とか「はきはきした先生がいい」とか
人間的な好みもあります。
なので「名医」とか「権威」とか言う言葉に惑わされず
きちんと自分に向き合ってくれる医師かどうか
そして自分の好みの先生かどうかを検討されたほうがいいと思います。

私が通った長庚医院と台安医院を比べてみると
病院の距離はどちらも同じくらいの距離で大差もなく
長庚医院の謝医師も台安医院の魏医師もとてもいい先生だったと思います。
決して医師やスタッフに対して不満があったわけではありません。
でも最終的に台安医院へ転院した理由・・・となると
診察までの待ち時間でした。
長庚医院ではスタッフの人数が限られていたので待ち時間が2~3時間ということも珍しくはありませんでした。
やっぱりそうなると精神的に負担ですよね・・・。
その点では台安医院のほうが人的にも設備的にも環境が整っていたので
転院してよかったと思っています。

もちろん、私は他の病院へ行ったことがないので
他の病院はどうかわかりませんが
でも台北にも不妊治療で有名な病院はたくさんあります。
参考になるかどうかはわかりませんが
もし今行かれている病院に疑問があれば一度検討してみてください。




体外受精にかかった費用について

2011-03-21 | 体外受精
今日は朝からなぜかやる気がみなぎっているので
体外受精にかかった費用について整理しておこうと思います
台安医院には10月末から通っていたのですが、
事前検査とか事前診断などは入っていません。
体外授精周期とピル服用周期の費用を計算しています。

 1) 2,194 NTD  
  → アクトス代、HIV、性病の血液検査代(2人分)
 2) 6,432 NTD
  → Lupron代、注射器代、葉酸代
 3) 28,175 NTD
  → 体外受精周期の血液検査、超音波検査代、体外受精周期の診察費、Gonal-F 3箱分、阿偉の薬代
 4) 5,639 NTD
  → Lupron代
 5) 130  NTD
  → 注射器代
 6) 5,945 NTD
  → Gonal-F 1箱
 7) 26 NTD
  → 注射器
 8) 310 NTD
  → HCG注射代
 9) 57,730 NTD
  → 採卵後服用の抗生物質、鎮痛剤、黄体ホルモンジェル、麻酔、採卵手術費など(寝て起きたら忘れてたので…)
 10) 20,915 NTD
  → 黄体ホルモンジェル、培養代、ベッド代(4hr)など
 11) 720 NTD
  → 妊娠検査代
 12) 5,493 NTD
  → 黄体ホルモンジェル、葉酸代

                               合計 133,709 NTD

9)の費用については当日は62,730NTD払いましたが、
卵っち達の努力のおかげで自然授精してくれたのでICSI(顕微鏡授精)代として後日5000NTDの返金がありました。

簡単に1NTD=4円で計算すると534,836円
とてもご立派な金額・・・

恐らく100,000NTD+薬代というところなのかしら?
以前、長庚医院で聞いたら90,000NTD+薬代という話だったけど
血液検査がこんなに多くなかったし
毎回医師が超音波してくれるわけではなかったので
そんなことを考えると高い10,000NTDは診察費というところで
どこも似たような金額かな・・・。

高いのか安いのかはわからないけど
みんな赤ちゃんという夢のために払ってしまうのよね
お父さんもお母さんもがんばるからね~~
ちゃんと元気に生まれてきてね~



判定、その後

2011-03-16 | 体外受精
採卵から17日、移植から12日目。
よく考えてみると移植してから2週間たってないんだな~~
体外授精という方法をとったから今わかるけど
普通ならきっとまだわからないはず。
あらためてすごい。

ここ数日の体調変化として
 ①足の付け根?下っ腹?に鈍痛(生理痛のような痛み)
 ②軽いめまい
 ③お腹の張り 
 ④便秘
③は朝は気にならないのだけど、
夜になるとかなりはっきりわかるぐらいはってくるみたい。
お腹に水がたまってるのかな~~。
前の病院のときは黄体ホルモンが飲み薬だったので
かなり眠気とか吐き気があったのだけど
今はジェルが処方されているのでとくに何の副作用もなく・・・
恐らく①を除くと生理前と何ら変わらず
イマイチ実感のない毎日。

でも判定をもらってから
小さな夢を実現してみました

   

不妊治療を始めてから
毎回期待をこめて買ってきても毎回撃沈・・・
阿偉は「これって・・・ウソじゃないよね・・・」
とその効果を疑う始末。
病院で判定してもらって疑うわけではないけれど
どうしても2本線が見たくて
買ってしまいました。
妊娠検査薬、やっぱり正確だったんだ・・・
改めて納得です。

P.S: 体外受精にかかった費用については後日まとめてUPします。
   もうちょっとお待ちください。

サクラ咲きました!!

2011-03-13 | 体外受精
昨日の判定日。
そわそわして前日からあまりよく寝られなかった私。
その横で緊張感なくすやすやと寝る阿偉に悪意を感じてしまったわ
朝、8時半ごろ病院へ到着。
あまり人もいなかったようですぐに看護婦さんが手続きをしてくれた。
「お腹、張ってない?」
・・・別に・・・。
「でも全然大丈夫。今から採血したら帰ってくれていいからね。
 結果は2時間後に連絡があるので携帯電話を忘れずにね。」
・・・でも大丈夫って・・・その「でも」ってどういうこと?
緊張してるのでちょっとしたことも反応してしまうわ

早速採血して帰宅。
電話がくるまで落ち着かないこと
そんなときに限って関係のない電話がかかってくるのよね・・・
ちょうど東北地震のニュースがあったので色んな人たちが
「大丈夫?」って気にかけてくれるんだけど。
本当にみんな、ありがとう・・・でもね・・・私の緊張は極限に達しているのよ・・・
ごめんなさい・・・

11時ごろ・・・本当にきっちり2時間ぐらいで携帯に電話が・・・。
「恭喜你有懐孕了」(おめでとう!!妊娠してますよ!!)
やったよ~~
うれしくってそのあとは黄体ホルモンの確認なんかがあったのだけど
イマイチうまく話せなくなってしまったわ
ありがとう
この日をどんなに待ち焦がれたか・・・
病院を換えて本当によかった

とりあえず、黄体ホルモンと葉酸がなくなるので今朝病院へもらいに行くことに。
今朝は郭医師が問診の日。
「よかったね。おめでとう」
「ただ、心拍が確認されるまではまだ安心できないので食生活、運動には気を使ってね。」
超音波検査をしてないからイマイチ実感がわかないのだけれど
次回には少しわかるのかな?
次回の検診は2週間後。
卵っちのどこまで成長してくれるかな~~

今までブログを読んでくださった皆様、
色々応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
色んな人のおかげでここまでやってくることができました。
感謝、感謝の一言です。

 P.S:日本では東北地方にて大変なことになっていることをNHKのニュースを見て知りました。
   阪神淡路大震災の被災者であった私にとってとても人事とは思えません。
   被災されたみなさま、まだご家族、ご友人の安否が確認されていない皆様、
   お気持ち、心からお察しいたします。
   被災された皆様、
   この場を借りてお悔やみ並びにお見舞い申し上げます。

明日は判定日

2011-03-11 | 体外受精
毎日悶々とすること約一週間。
とうとう明日は判定日。
フライング検査も考えたけどここで美白だった日には
明日の朝病院へ行くだけの気力があるかどうかも問題なのでやっぱりやめることにします
とはいえ、今日は朝から気分的にやる気ナシ…。
でも何かしないと落ち着かないので今回の治療を振り返ってみようと思います。

  1月16日よりピル服用~2月10日まで
  2月 1日  Lupron開始 0.2単位 
  2月12日  D1体外受精周期開始
  2月15日  Gonal-F 朝225 夜150  Luveris 1瓶  Lupron 0.1
  2月16日  Gonal-F 朝225 夜150  Luveris 1瓶  Lupron 0.1
  2月17日  Gonal-F 朝0  夜300  Luveris 1瓶  Lupron 0.1  → 採血
  2月18日  Gonal-F 朝150 夜150  Luveris 1瓶  Lupron 0.1
  2月19日  Gonal-F 朝0  夜225  Luveris 1瓶  Lupron 0.1  → 採血
  2月20日  Gonal-F 朝0  夜225  Luveris 1瓶  Lupron 0.1
  2月21日  Gonal-F 朝0  夜150  Luveris 1瓶  Lupron 0.1  → 採血
  2月22日  Gonal-F 朝0  夜150  Luveris 1瓶  Lupron 0.1  → 採血
  2月23日  Gonal-F 朝112.5 夜0  Luveris 1瓶  Lupron 0.1  → 採血
  2月24日  Gonal-F なし       Luveris 1瓶  Lupron 0.1  → 採血
  2月25日  HCG(破卵針) 4000単位                   → 採血
  2月26日  培養用の採血
  2月27日  採卵   夜から黄体ホルモンジェル使用開始
  3月4日   移植

始めにもらった説明書に
「卵胞を刺激する過程では平均4から7回の採血検査、3から5回の超音波検査を行います」
って書かれていたのだけれど超音波、採血ともに7回あったみたい。
注射嫌いの私がよくも毎日がんばって耐えられたものだと
つくづく感心・・・
怒涛のように過ぎていったけど
すごい速かったような。
できれば明日泣かずにすごしたいんだけどな・・・