聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

人間臭いぞウッディ唐沢

2010-08-05 15:57:32 | アニメーション
先日3の公開にあたり、
リー・アンクリッチ監督が
インタビューで語っていたのですが、

「″3作目″を作ると″蛇足″になる事が多いが、
 これは″三部作″の″最終章″なのだ。」と。

確かに見直してみると、
現在公開中の方が面白いし、
この作品があったからこその内容だと思います。



トイ・ストーリー 


今では全然珍しくないけれど、
これが初の″フルCG長編アニメ″

公開からすでに15年経過していますが、
私も大人になり大幅に見方が変わり、
さらに″深み″を感じます



アンディはおもちゃが大好きな男の子。

引越しの日が迫っているので、
ちょっと早めに誕生日パーティーを開きます。

そこでヤキモキするのは…



アンディのおもちゃたち

だって新しいプレゼントを貰って
遊んでもらえなくなったら困るもの



友達が持ってきてくれたのは
ランチボックス、シーツ…etc

ああ良かったと思った矢先、
彼の1番のお気に入りのカウボーイ人形
ウッディ(声:トム・ハンクス/唐沢 寿明)の
特等席に現れたのは…



スペース・レンジャーバズ・ライトイヤー(声:ティム・アレン/所 ジョージ)


のおもちゃ


それまでおもちゃのリーダーで、
アンディが肌身離さず持っていてくれたのに、
すっかりそのポジションをバズに取られてしまったものだから、
ウッディは当然面白くない

そこでちょっと意地悪しようとするのですが、
偶然が重なってとんでもない事に


ゆかいで楽しいおもちゃたちが繰り広げる
友情と感動溢れるアドベンシャーの幕開けです






唐沢 寿明さんは″ハマリ″すぎですよね~
見れば見るほどウッディに見えてくる
そのウッディのキャラがこの映画の魅力の1つでしょう
非常に人間臭い。


実は私、
大人になってからは沢山見ているのだけど
子供の時は映画を見ていない

だからあくまで伝聞の部分が大きいのですが、
昔の作品に比べると″大人のテーマ″なんですよね


つまり、善と悪がはっきりしていて
はい、ハッピーエンドとなる様なアニメは少ない。


これだって
ウッディがバズに自分のポジションを取られて
むなしくなったり、妬んだりする訳だけど、
まさに現実社会の大人にはよく起こる事。

しかもちょっと意地悪しようとしただけなのに
相手が予想外にピンチになり、
自分のせいでもあるから、あたふたしちゃって…

こんなグレーゾーンをディズニー/ピクサーが
描くんだね~ぇ。

子供はどれ位理解して見ているんだろ


ラストのあのウッディとバズの
微妙な顔なんて、
大人だって解釈が分かれるんじゃないかな


犬に痛い思いをさせられたから
ある意味天敵。
でもそのおかげで2人が仲良くなれたし、楽しかったから結果オーライ。
それもありか~。
これからどうなる事やら


という様に、ちょっと複雑な思いで、
一言で表すなら″やれやれ″が
しっくりくるかなと、私は思う。

要は人生そのものに対する向い方を表しているんじゃない
良い事ばかりじゃないけど、悪い事ばかりでもない。
でも全てを受け入れていこうと。


あれ相変らず深読みしすぎかな


いずれにしろ深い内容を描いているだけでなく
もちろん娯楽作だし、
伏線が一杯散りばめられていて
それが2重3重にも効いてくるから
すごく脚本が練られていて、大人も子供も楽しめると思います



個人的には
「格好良く落ちているだけだ」という台詞が好き
さて、どんな風に効いてくるでしょう
是非、映画の中でお確かめ下さい


そうそうピザ屋さんはまるで宇宙のようで
色使いとか、パルプ・フィクション
トラボルタとユマが踊っているレストランを思い浮かべました。
解ってくださる方、います


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