聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

誰も見たことのない新しいクリスマスの物語

2009-11-20 20:57:06 | アニメーション
試写状の大分前に
マスコミ用のプレスとぬいぐるみのキーホルダーが送られてきて

「何だ?この可愛くない人形
(人から頂いていて、何て奴だ
な~んて思っていましたが
見終わった後は、とっても愛しい人形チュッ、チュッ

そんな愛すべきキャラが登場するのはこの時期ピッタリの作品



Disney'sクリスマス・キャロル 


もちろん原作は、世界で最も親しまれている
あのチャールズ・ディケンズのクリスマスの物語

2009年という未曾有の不景気の中で
ロバート・ゼメキス監督が選びました。



クリスマスイブ
ビジネスパートナーだったマーレイ(ゲイリー・オールドマン)が死んだのに
一切悲しまないエベニーザ・スクルージ(ジム・キャリー)。

お金の事しか頭にない強欲で冷酷な人生を続け
7年後の1943年の再びクリスマスイブ


街は賑わっていて皆楽しそうなのに
やっぱりお金の事しか頭にない彼は
事務員がガタガタ寒さに震えていてもお構いなしで
金庫のお金を数えています

クリスマスの挨拶に訪れた甥のフレッド(コリン・ファース)には
怒鳴り散らし
貧しい人への寄附を頼まれれば
「余分な人口は減った方がマシだ」と毒づく始末



そんな彼の元に
その晩マーレイの幽霊が現れます。
恐怖におののく彼に、これから3人の亡霊が訪れると告げ
夜空へ消えた後…
彼の人生を反省する出来事が


今まで50回以上も映像化されている名作が
誰も見たことのない全く新しい物語として舞い降ります





これはね~3Dで見るべきだった
何かをする時にあんまり″べき″って言葉は使いたくないんだけど
きっと3Dで見ていたら2倍も3倍も
楽しめただろうな~と思うのです

もちろんすご~く面白かったんですよ
だからこそ言うのです。
この作品は″時間″が重要で
現在・過去・未来と、時間を行き来するんです。
その手法としてスクルージが空を飛ぶ
つまりスクリーンを一杯動き回るんだけど
これが3Dだったら
本当に自分の周りをスクルージが飛んでいる感覚を味わえたと思う

通常版でも見終えた後は
心に灯がともった様に温かくなったから
もっとこの世界に入り込めた気がします


そしてこの世界観を創り出している道具を
無視できません。
あなたはパフォーマンス・キャプチャーをご存知ですか

ゼメキス監督は
「ポーラ・エクスプレス」や「ベオウルフ/呪われし勇者」で
すでにこの最新技術を駆使していますが

『俳優の表情や動きを連続してデジタルに取り込み
 スクリーンに再現するテクノロジー』


ちょっと難しいですが(もちろんよしおかも難しい
簡単に言うと
″アニメ″でも″実写″でもないジャンルが登場した
いう事なのです

だから今まで誰も見たことのない全く新しい物語なんですよ
ジャンル分けするよしおかを悩ませるね
(一応アニメに入れておきましたが


ですから、これから見にいらっしゃる方は
ジュム・キャリーコリン・ファースなどが実際に演じている、
まさにキャラクターと俳優が融合しているんだって
頭の片隅に入れて見て下さいね



ところで、ゼメキス監督はCGにこだわっている事でも有名ですが、
″時間″に重きを置いている。
もっと言うと時間との闘い
失われた時間を取り戻そうとする事
テーマにしています。
(興味のある方は、監督の名前をクリック

そのテーマに沿って見ると、この作品は
失われた時間を取り戻そうとする方。

スクルージが未来を旅して後悔するんです、
自分の過去の数々の行いを。
そこで悔い改め
本来送る″べき″だった時を過ごそうと、取り戻そうとします。



こんな風に見るのも楽しいと思いませんか
よしおかももちろん、本を読んで知ったのですが
同じ作品でも見方を変えるとまた楽しめる

すでに見たあなたはこんな所に注目して
もう1度見てみてはいかがでしょう
まだ見ていないあなたは
是非、是非3Dでご覧下さい。よしおかも見たいっ


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