聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

パーソン・オブ・インタレスト シーズン2

2013-10-13 17:43:51 | 洋画クライムサスペンス・ミステリー
事件を"事前に阻止する"という
新感覚のクライムアクションの新シーズンを
皆さん思う存分堪能されましたか~

視聴者数も前シーズンより増えて
#1"緊急プラン"、2"欠陥"では全米NO.1を獲得しましたし、
最後の最後まで視聴率争いを繰り広げてたんだから
早くも歴史に名を刻みそうな勢いで、人気が出ていますよね

プロデューサーはヒットメイカーJ.J.エイブラムス
兼脚本はジョナサン・ノーラン

      

パーソン・オブ・インタレスト 2ND SEASON


制作陣の名前からも想像できそうですが
このドラマの売りの1つは"謎"

まるでそれら全部は大事ではなく、
本当に大切なのはその中の幾つかだと、肩透かしを食らうように
次から次へと謎が出てきて翻弄されるのも醍醐味

本国では昨年~今年にかけてO.A.された全22話、
日本ではAXNで放送されました


本来政府がテロを防ぐための"マシン"を開発した
天才プログラマーで謎の大富豪
ハロルド・フィンチ(マイケル・エマーソン)

2002年1月1日に自身が管理者であり、
自分はいいから他の人を助けるよう認識させ、
紆余曲折ありながらも
元軍人でCIA捜査官のジョン・リース(ジム・カヴィーゼル)と共に
マシンがはじき出す社会保障番号の
テロとは関係ない人物を数々救ってきました。


ところがマシンに特別な感情を抱く
天才ハッカー"ルート"(エイミー・アッカー)に
誘拐されてしまったのです

 


マシンに訴えかけながら
必死にリースは探すのですが、救うべき新たな人物を教えるばかり

ジョス・カーター刑事(タラジ・P・ヘンソン)を頼ろうと思っても
フィンチは元婚約者グレース・ヘンドリクス(キャリー・プレストン)を守る為
死んだ事になっているので限界があります。


そんな中、ついにキーワードになりそうな人物を
マシンがはじき出したのです。
1991年にテキサス州で行方不明になったハンナ・フライ

彼女こそ"ルート"だと考え
助けに行こうとするのですが


テロが起きてから監視カメラが
本当にあるのではないかと噂されたNYを舞台に
いつ、どこで、また加害者なのか被害者なのかすら判らない状況の下
まだ起きていない事件を未然に防ぐ
新感覚の次世代クライム・サスペンス第2弾です









前シーズンの最終話で、セラピストキャロライン・トゥーリング
"ルート"だと明らかになりましたが
恐ろしいまでに、そう"愛情"と表現してもいいほどマシンに執着した彼女が
フィンチを誘拐した続きから今シーズンは幕を開けました。

そしてテキサス州で行方不明になった少女こそ
天才ハッカー"ルート"だって思わせておいていきなり違ったんですよね~

そのハンナの妹分で、PCにより詳しい少女がそうだった
のっけから外してきますね~


いずれにしろ、フィンチが戻ってきて
#3"美しき迷い子"からが本番スタート

何だか今シーズンは今まで以上に深い葛藤の中
ターゲットを助けている気がします。

#7"選択"ではターゲットが

マシンがはじき出した人物は天才外科医。
ある人物が患者を手術中に殺さなければ、妻を殺すと脅してきたのです。

医者として患者を救えば、妻を亡くし、
妻を優先させれば患者を殺さなければならず…


#9"旅の始まり"では
夫婦2人を弾き出したんだけど、何とどちらも加害者であり被害者だった。

つまりお互いがお互いを殺そうとしていたんです

こんな風に新しいパターンを持ってくるのと当時に
物語に深みも与えているんだから流石です

中でも#14"決別"は純粋に
どうやってターゲットを守るかに集中できて
"新感覚"と言われる理由が詰まったエピソードだったと思います。

ターゲットだったピアースもめちゃめちゃいい味出していたし、
後々また登場しそうなエンディングでもありましたしね

演じていたジミ・シンプソンは要チェック俳優になりました。
まだ公開中のホワイトハウス・ダウンにも出演しているんですね


そうそう、今シーズンはお遊びも多い

例えばフィンチがマシンの管理者だって認識させ、能力を試した時
ブラック・ジャックをやっていたんです

マシン通りに賭けたら勝っていたけど
最後反対に賭けたら大金を失ってしまったら、
「ユーザーのミス」だって


#4"引き金"には再び新興マフィアのリーダー
カール・イライアス(エンリコ・コラントーニ)が登場。

刑務所に居る彼にフィンチがあるお願いをしに行ったんだけど、
そのお願いを引き受ける代わりの条件というのが…

チェスのお相手だった

すんごい顔ですごむからさぞ恐ろしい事を要求されるのかと思いきや、
上手く伏線も張っていてにやりとしてしまいました。


以前グッド・ワイフ S3でも書いたように
マイケル・エマーソンの奥さんはキャリー・プレストンで、
このドラマではフィンチの元婚約者グレース

本当の夫婦をカップルにするなんて、これまたおしゃれですよね。
徐々に出会った頃、2006年の思い出が明らかになっていますが
余計な妄想をしてしまうのは私だけでしょうか

ちなみに今年のエミー賞ではゲスト女優賞を見事受賞
脂ののった女優さんです


その他にも、街角で誰も居ないのにリースが監視カメラに話しかけていたり、
ライオネル・ファスコ刑事(ケヴィン・チャップマン)が
犬のベアーに翻弄されている時
「敏腕ではなさそうだ」と言われていたり、基本笑う事が好きな私には嬉しい限りでした



そしてお遊びと言えば、もうこのシーズン全てが
お遊びだったのかもしれません。

途中から上海にある情報機関デシマ・テクノロジーズがウィルスを送り込み
マシンの調子がおかしくなって困っていました。

ところがこれ、全てフィンチの自作自演だったのです


と言うと語弊があるかもしれませんが、
つまりフィンチが自分でウィリスを仕掛けていたんですね。

元々テロに関係ない"無用"な犯罪は
一緒に開発したネイサン・イングラム(ブレット・カレン)が阻止していたんです。
危険を感じたフィンチはそれを止めさせようとした事で
結果的にネイサンを死なせてしまいました

この時、グレースと自分の身を守る為にも死を偽装し
さらに手にしてはいけない人物がマシンを手にする可能性も考えて
マシンに攻撃された時の防御策を取っていたという事なんです。

だから、あの時フィンチの名前があったんだ


爆弾を体に巻きつけさせたマーク・スノウ(マイケル・ケリー)の巻き添えになり死亡した
リースの元同僚カーラ・スタントン(アニー・パリッセ)が
デシマ・テクノロジーズの仕事を引き受けた時

現在のフィンチの行動はネイサンの意志を継いでいたという事だったんですね。


最終的にはマシンはどこにあるか判らないまま
"有用"な番号はISA(情報法支援活動部隊)
"無用"なのは今まで通りリースとフィンチに知らせていますが…

精神病院にいるルートにも知らせていますよね~。
どういう意味でしょう

ISAの上司と思われる謎の女性も登場しましたし、
う~ん一筋縄ではいかなそうなドラマです。

あ~~複雑だった

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