ツインピークス シーズン1

″海外ドラマの火付け役″

な～んて言葉を目にした時からいつかは見ようと思っていた作品。
WOWOWで25年振りに放送してくれているし
来年には新シーズンがアメリカでOAされるそうなので
この機会に私も参戦

　　　

ツイン・ピークス 1ST SEASON

「ピーカー」と呼ばれるファンが熱狂したのも納得
クライムサスペンスが群雄割拠する現在、
これでもか～って位、次から次へと事件が起こるのが当たり前だけど
1つの事件をこんなにじっくり魅せられるのかと感動すら覚えました

邦題とはエピソード数がずれていますが
ファーストシーズンはABCで1990年全8話OAされましたよ

カナダ国境近くの架空の田舎町ツイン・ピークスで
1人の少女の遺体が見つかります。

彼女の名前はローラ・パーマー（シェリル・リー）

誰もが認めるハイスクールのマドンナで
表向きはボビー・ブリッグス（デーナ・アッシュブルック）と付き合っていたのですが
裏では多くの問題を抱えていました

この殺人事件を解明するべくFBIからやってきたのが
デイル・クーパー特別捜査官（カイル・マクラクラン）。

ツイン・ピークスのハリー・トルーマン保安官と共に
捜査を進めていくうち
狭い世界の中で多数の裏切りが存在しているのが明らかになってきます

その1つがジェームズ・ハーリー（ジェームズ・マーシャル）との関係。
一方では、ローラの親友ドナ・ヘイワード（ララ・フリン・ボイル）と…

さてさて彼女は何故こんな痛ましい姿で発見される事になったのでしょうか
奇才デヴィッド・リンチが初めてプロデューサーとして
TVに関わった伝説のシリーズ。
25年振りにハイビジョンで蘇りました



最近は一体1エピソードで何人死ぬんだ?
いや沢山は死なないぞと言っても
1話完結が多い以上、1人は死んでいるドラマばかり。

そんな中、このドラマは1人の死を
じっくり、ゆっくり、非常にミステリアスに魅せていますよね

もちろん時代もあるのでしょうが
今見ても面白いんだから
別に沢山血を流さなくてもクライムものが成立するんだと
現代に一石を投じている気さえします。

まずその映像美。
監督独特の赤っぽい色で。

そうそう、風景だってじっくり見せてもらっていいのです。

海外旅行が身近になったとは言え
皆が皆、頻繁に行ける訳ではないし
アメリカ国民だって広い国土、
そんなに全部知っている訳じゃないですよね
もっとゆっくり街並みを見たいというのが本音です

スト―リーも非常にゆっくりですが
人が亡くなるってそういう事ですよね。

知っている人がいなくなるって
家族だけでなく、学校や職場…
地域など至る所にショックを受ける人がいる。
まして17歳の少女なら尚更。

田舎町だけあって丁寧に描かれていた分共感できました。

結論を言うと、
コカインに手を出したせいで
密売人のチンピラレオ・ジョンソン（エリック・ダ・レー）に殺されたようです。

ただ、それが明らかになりそうなところで
レオが殺され、
クーパー捜査官が銃で撃たれる事に

本当に彼が犯人だったのかな。
残りのシーズンではどこまで明らかになるのでしょう。
デヴィッド・リンチプロデューサーなら
謎多きままで終わりそうな気がしないでもないような…

ところで
すでに続きをご覧になっている方は知っているのかもしれないし、
いやいやこれこそがミステリーなのですよという結論なのかもしれませんが
最初見た時思いませんでしたか。
ダイアンって誰

クーパー捜査官がずっとテープレコーダー…
時代を感じますね、
今で言うとICレコーダーやスマホの録音機能を使うのでしょうが
彼はそれに逐一行動を記していたのです。

その初めに「ダイアン」と呼びかけるんだけど
結局シーズン1では明らかになりませんでした。

一体誰なのさっ

こちらもシーズン2で解るのでしょうか

シーズン2は毎週日曜日23時からWOWOWで放送中です

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